東海第二原発 見直した最大規模地震想定を了承
茨城県にある東海第二原子力発電所の審査で、原子力規制委員会は、事業者が審査を踏まえて見直した、最大規模の地震の想定を了承しました。審査はひとつの山を越えた形ですが、重大事故の対策や、古い原発に特有の電気ケーブルの防火対策などの議論が残されていて、合格の時期は見通せない状況です。
東海第二原発で想定される最大規模の地震の揺れについて、事業者の日本原電は、審査での指摘を踏まえて引き上げ、5年前の東北地方太平洋沖地震と同様に、陸側と海側のプレートの境界で起きる地震による1009ガルとしています。
11日の規制委員会の審査会合で、石渡明委員は「おおむね妥当な検討がなされた」と述べ、地震の想定は了承されました。
東海第二原発は、およそ17メートルとした想定される最大規模の津波の高さもすでに了承されていて、地震と津波の想定が了承されたのは、事故を起こした福島第一原発と同じタイプの原発では、新潟県にある柏崎刈羽原発に次いで2か所目です。
これで審査はひとつの山を越えたことになりますが、重大事故の対策や、古い原発に特有の電気ケーブルの防火対策などの議論が残されていて、合格の時期は見通せない状況です。
東海第二原発は2年後の平成30年11月で運転開始から40年となり、今後、原則40年に制限された運転期間の延長を申請するかどうかの判断も注目されます。
11日の規制委員会の審査会合で、石渡明委員は「おおむね妥当な検討がなされた」と述べ、地震の想定は了承されました。
東海第二原発は、およそ17メートルとした想定される最大規模の津波の高さもすでに了承されていて、地震と津波の想定が了承されたのは、事故を起こした福島第一原発と同じタイプの原発では、新潟県にある柏崎刈羽原発に次いで2か所目です。
これで審査はひとつの山を越えたことになりますが、重大事故の対策や、古い原発に特有の電気ケーブルの防火対策などの議論が残されていて、合格の時期は見通せない状況です。
東海第二原発は2年後の平成30年11月で運転開始から40年となり、今後、原則40年に制限された運転期間の延長を申請するかどうかの判断も注目されます。