驚きの技術を体感 デジタルコンテンツEXPO

驚きの技術を体感 デジタルコンテンツEXPO
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3D映像やVR=バーチャルリアリティーなどの最先端のデジタル技術を体験できる展示会が、27日から東京・江東区で始まりました。
この催し「デジタルコンテンツEXPO」は、経済産業省などが開いたもので、大学やIT関連の企業などが最先端のデジタル技術で開発した作品およそ60点が紹介されています。

このうち情報通信研究機構が開発したのは、何もない空間に立体的な映像を映し出す技術です。
空中で光を交差させることで特殊なメガネをつけなくても、どの方向からでも3Dの映像を見ることができます。

また、東京大学などが開発したVRの技術は、実際には曲がった壁に沿って歩いているにもかかわらず、ゴーグル型の装置で見たVR空間ではまっすぐに歩いているように感じます。
人の錯覚を利用していて、この技術を応用すれば、狭いスペースで広い空間を歩くような体験が可能で、アトラクションのほか、リハビリなどへの活用も想定されています。
体験した男性は「まっすぐ歩いているような感覚がして不思議な感じでした」と話していました。

このほか、おなかに取り付けた装置で圧力を加えたり、下腹部につけた袋に温かい水を流すことで疑似的に尿意や排尿感を体験できる装置も紹介されています。
電気通信大学が開発したもので、尿意を感じないまま排尿してしまうこともある高齢者に排尿を促す効果が期待でき、介護施設などでの活用を想定しているということです。
この催しは東京・江東区の日本科学未来館で今月30日まで開かれています。