石山英明
2016年9月24日16時54分
電車の窓やドアのガラスがひび割れるケースが相次いでいる。今月も東急田園都市線やJR常磐線で起きた。丈夫なはずのガラスが、なぜ割れるのか。
23日午前8時50分ごろ、JR常磐線の下り普通列車が茨城県高萩市の高萩駅に到着した際、飛んできた鳥が衝突し、運転台の前面ガラスがひび割れた。この処置のため上下線2本が運休。約600人に影響した。けが人はいなかった。
2日午前7時50分ごろには、東急田園都市線の上り準急電車が東京都世田谷区内を走行中、乗客の男子高校生(17)がドアガラスに頭などをぶつけた。ガラスにひびが入り、高校生は顔を切るけがを負った。車内は満員で、電車の揺れで複数の乗客がバランスを崩し、はずみでぶつかったらしい。
ここ数カ月、ほかにもガラス破損が相次いでいる。
JR東日本では少なくとも7月に3件、8月に2件起きた。私鉄でも3月に東急、6月に東武鉄道、東京メトロで起きている。各社は「外からの衝撃で割れたと推測されるが、目撃証言はなく、特定は難しい」と口をそろえる。
車両に使われているのは強化ガ…
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朝日新聞社会部
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