マツダ社員殺害 逮捕の男「携帯捨てた」 付近を捜索9月24日 19時13分

k10010705691_201609241925_201609241928.mp4

広島市の自動車メーカー、マツダの社員寮で１９歳の男性社員が殺害され、現金などを奪われた事件で強盗殺人の疑いで、逮捕された同じ寮に住む２０歳の社員の男が「携帯電話を奪って捨てた」と供述していることから、警察は２４日、現場近くの川を捜索しました。警察は証拠を隠そうとしたと見て、メールなども含めた通信記録を調べています。

今月１４日、広島市南区の自動車メーカー、マツダの社員寮の非常階段の踊り場で、この寮に住む社員の菅野恭平さん（１９）が、血を流して死亡しているのが見つかりました。

警察は２４日未明、同じ寮に住む社員の上川傑容疑者（２０）が消火器で頭を殴るなどして殺害し、現金およそ１２０万円と携帯電話を奪ったとして強盗殺人の疑いで逮捕しました。

警察によりますと、上川容疑者は容疑を認め、「菅野さんとの会話の中で腹が立った」などと供述しているということです。
さらに「奪った携帯電話を捨てた」と供述していることから、警察は証拠を隠そうとして携帯電話を捨てた疑いがあると見て、２４日、現場近くの川でダイバーなどによる捜索を行いましたが、今のところ見つかっていないということです。

警察が菅野さんの携帯電話の通信記録を調べたところ、事件の前に上川容疑者との通話は確認されていないということで、警察は今後、メールなども含めた通信記録を、さらに調べるとともに、上川容疑者の携帯電話についても、データなどの分析を進めることにしています。