豊洲市場 専門家座長「水は地下水 気化したベンゼン基準以下」
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豊洲市場の主要な建物の下で土壌汚染対策の盛り土が行われていなかった問題で、改めて設置された専門家会議の平田健正座長が24日、現地を視察しました。視察のあとの記者会見で、平田座長は建物の下の空洞にたまった水は、地下水が上がったと判断できると説明したうえで、東京都が建物の1階部分や空洞で気化した有害物質のベンゼンの濃度を測定した結果、いずれも環境基準を下回ったと報告を受けたことを明らかにしました。
この問題で、東京都の小池知事の要請を受けて、改めて設置された土壌や水質の有識者による専門家会議の平田座長は24日、現地を視察し、水産卸売場棟では、専門家会議の提言に反して盛り土をせずに建物の地下に設けられた、深さ4メートル余りの空洞にたまった水の状況などを確認しました。
これまでの東京都の調査で、主要な施設の下の空洞にたまった水からは環境基準を下回る微量のヒ素や、六価クロム、それに鉛が検出されていますが、視察のあとの記者会見で、平田座長はイオン濃度の分析結果から、たまった水は雨水ではなく地下水が上がったと判断できると説明しました。
さらに平田座長は、東京都が建物の1階部分や地下の空洞で、気化した有害物質のベンゼンの濃度を測定した結果、最高でも環境基準の8割余りで、いずれも基準を下回ったと報告を受けたことを明らかにしました。
そのうえで、平田座長は「地下水の管理システムが本格的に稼働すれば、水がたまることはなくなるのではないか。地下の空気は今も安全だと言えるが、より安全性を担保するには換気するなどの方法もある」と述べ、今後、安全性について、会議で具体的に検証する考えを示しました。
これまでの東京都の調査で、主要な施設の下の空洞にたまった水からは環境基準を下回る微量のヒ素や、六価クロム、それに鉛が検出されていますが、視察のあとの記者会見で、平田座長はイオン濃度の分析結果から、たまった水は雨水ではなく地下水が上がったと判断できると説明しました。
さらに平田座長は、東京都が建物の1階部分や地下の空洞で、気化した有害物質のベンゼンの濃度を測定した結果、最高でも環境基準の8割余りで、いずれも基準を下回ったと報告を受けたことを明らかにしました。
そのうえで、平田座長は「地下水の管理システムが本格的に稼働すれば、水がたまることはなくなるのではないか。地下の空気は今も安全だと言えるが、より安全性を担保するには換気するなどの方法もある」と述べ、今後、安全性について、会議で具体的に検証する考えを示しました。