笹のコスプレです。
七夕にやったらガチ引きされました。
ハロウィンでもやらない方が良いです。
ほんとはね。
こんなコスプレなんてするつもりなかったんです。
ただ、七夕に笹を持って立ってるから願い事書いてねーというイベントにしたかっただけなんです。
まさかあんな惨事を巻き起こすとは、
不審者扱いされて子供にガチ逃げされるなんて思いもしなかった...
イベント宣伝してから分かりましたが
身の丈ほどの笹を買おうとすると一万くらいかかるんですよね。
どっかから笹とってくれば良かったんだけど、取りに行く時間と労力なかったです。
イベントやるよ!って日時まで書いて言っちゃったし、ここで引き下がるわけには行かない。
もう仕方なかった。決意した。
俺が笹になろうと
仮装の仕方
①弁当箱に入ってる食材仕切るバランの笹バージョンのやつ貼り付けまくる
②フェイス・ボディペイント用の塗料を塗る
完成
これ一人でやってるからね。
今日は行けないので願い事を代筆しといてとSNSで頼んでくれた人の願いは吊り下げられていますが、実際にその場にいた人は誰一人として書いてくなかったです。
それどころか近づきもしません。
あまりに誰も近寄ってくれないので三脚たてて動画も撮りました。
京都・鴨川デルタの穏やかな時間の流れを感じることが出来ます。
一時間半くらい一人で立ち続けていたのでタイムラプスも撮れました。
— ジャンプ力に定評のある前田 (@maedameada) 2016年7月9日
ちなみに恥ずかしさを捨ててこういうのをやり遂げるコツは目の焦点を合わせないことです。
他人の反応が気になるなら、他人を見えないようにすればいいんです。
あと、きょろきょろしてるのもかっこ悪いので一点のみを焦点を合わさずに一時間半見てました。
帰りに事件は起きた
そろそろ帰ろうかなと思ったときにヤバいことに気付いた。
来るときはあらかじめ家で作っておいた衣装を現場で着て、現場でささっとメイクしてたんですが、帰りは衣装は脱ぐことできるけどメイクは水がないと落とせない。
川で洗うのは良くないし、公衆トイレの手を洗うところで塗料を流すのも設備を汚してまうかもしれないからダメだ。
これに気づいてしまいました。
そう、メイクしたまま自転車で15分かけて家に帰らないと行けなくなったのです。
チャリで下鴨神社の横通ってるときの周りの視線が痛すぎる...
観光客が多く訪れるスポットを抜けて住宅街を走っていると
目の前を小太りの少年が歩いてた。
ふとした瞬間にその少年が振り返り、僕の顔を見て走り出した。
不審者だと思ったんだろう
チラチラこちらを見ながら逃げていく少年、すげー必死な顔だった。
運動得意じゃなさそうなのにぽっちゃりした体を揺らして死ぬ気で走ってた。
追いかけてる訳じゃないけど帰る方向同じだから
意図せず追いかける感じになってた。
あ、これ通報されるやつだ
そう思ったので一旦脇道に入って自転車を停めた。少年を逃がすために。
メイクも汗で落ちかけてるのにそんなに怖いか?と自転車にまたがったまま自撮りして自分の顔確認してみた。
薄暗い中チャリで子供を追いかけるただのサイコキラーだった。
【今日の俳句】
鉛筆をかじると木の香りがします