「iPhone 7」、海外版にも日本版と同じFeliCa対応チップが搭載されていた事が明らかに
「iPhone 7」シリーズは日本向けモデルのみFeliCaに対応しているとみられてきましたが、iFixitなどの分解により、世界各国で販売されている全てのモデルに同じNFCチップが搭載されている事が分かりました。

各種分解レポートをお伝えした時は気付かなかったのですが、iFixitは日本向けの「iPhone 7 Plus (A1785)」を、Geekbarは米Verizonや中国・香港向けの「iPhone 7 (A1660)」を、Chipworksは米AT&Tや欧州向けの「iPhone 7 (A1778)」をそれぞれ分解しており、搭載されているNFCチップは全てNXPの「67V04」でした。
この「67V04」というチップの詳細は不明ですが、FeliCaとNFC準拠のType A/Bの両方に対応したチップとみられています。
このことからFeliCa対応の有無については、Apple側がソフトウェアで制限をかけているものと予想され、対応させるかどうかはApple次第であるものの、将来的にソフトウェアのUPDATEで海外モデルでもFeliCaが利用可能になる可能性もあることを意味しています。
また、JR東日本の小縣副会長は、Appleの発表イベント後のインタビューで意味深な発言をしており、将来的に訪日外国人が国内でFeliCaを利用出来るようにする可能性もあるかもしれません。
記者:(Felicaについて)今は日本のお客さんだけだが、将来的に海外からの旅行客が使えるようになる可能性については?
小縣副会長:我々はインバウンド(訪日外国人)には力を入れていますからね。今日はこういった形での発表(Felica搭載は日本版のみ)では御座いますが、インバンドの方にもSuicaを使って頂くということになると良いんじゃないでしょうか。
記者:そういう風になるように、今、Appleと話を?
小縣副会長:色んな場を含めて、引き続きAppleとはお話をしていくことで…。更に気密な連携を保って良いサービスを提供したいと思います。
ただ、FeliCaの利用については日本向けモデルだけが総務省の認可を取得しており、訪日外国人が国内でFeliCaを利用出来るようにするにはそういった面での整備も必要になりますが…。
ちなみに、日本向けモデルについては、FeliCa対応の有無以外に、対応するLTEバンドが海外モデルとは少し違っていて、docomoが地方都市での高速化の為に利用しているバンド21(1.5GHz帯)や、auとソフトバンクが利用しているバンド11(1.5GHz帯)といった日本独自のバンドに対応しており、対応バンドも日本向けの特別モデルとなっています。
[via 2CH]





国外で販売されたiPhoneは「総務省指定」が書いてないからな。ソフトウェアで外国人がFelica使えるようになるかは不明。
技適がついていない端末でも外国人旅行者が合法に使えるようになったし、これもそのうち緩和されるかもね
そもそもあの「総務省指定」はFeliCaリーダーライターのためであって、何故リーダーライターの機能が必要かっていうと利用者が既に持っているSuicaカードを読み取るため。
ならば、そうではなく新規にSuicaカードをiPhoneに作るのなら、当該リーダーライターは不要であるから、「総務省指定」の文字は無くても良い、ということにはならないだろうか。