映画「ペット」を、娘と観てきました。
本当は「君の名は」を見るつもりでしたが、空席がなかったのです。
どうしようかと悩んでいたら、娘が「ペット」を観ると言いました。
春に「ペット」の予告編を見た時には、賑やかで楽しそうな映画だと思いました。
ペットは人間が留守の間、一体何をしているのでしょうか?
それが気にならない飼い主はいないと思います。
私もかつて、犬3匹をおいて仕事に行く時には心配で心配で、出先でも見られるカメラを設置したいと思ったほどです。
予告編では、ペット達はどうやら相当な悪さをしながら日中を過ごしているようですね。
でも私は、未だに1月に死んだLのペットロスが酷くて、辛くなりそうだからこの映画を観るのは止めていたのでした。
大丈夫か?私。
映画は主人公の小型犬マックスと、その飼い主ケイティとの出会いのエピソードから始まります。
マックスとケイティは大の仲良し。マックスはケイティの忠犬で、ちょっと(かなり?)ヘタレなナイトです。
NYの摩天楼の眺めがとても良い部屋で、ふたりは仲良く楽しく暮らしていました。
そんな平和な日々も、ケイティが大型犬デュークをアパートに連れて帰ってから一変します。
犬好きな人って、かわいそうな犬を見ると放っておけないんですよね…
うちも、かわいそうだというだけでLを連れて帰り、先住犬の平和な暮らしがLによってメチャクチャにされたのでした。
だからデューク登場のシーンでは、思わず娘と顔を見合わせました。
「ごめんねマックス」
「まったくもー!」
うちの先住犬マックス(仮名)
マックスはデュークに出て行ってもらうために、いつもはしないイタズラをしてデュークに濡れ衣を着せようとします。
マックス…おぬしも悪よのう…
私:「うちもLが来てから数年間、留守中の部屋をぐっちゃぐちゃにされたけど、あれは全部Lがやったわけじゃないのかもね…」
娘:「Lがやったんだよ。」
マックスとデュークはニューヨークの街なかで迷子になり、ケイティの部屋に戻れなくなってしまいます。
そこから2匹の、スリリングな大冒険が展開して行くのでした。
結論から言うと、すっごく面白かったです。
動物の描写が非常に正確で、特に犬の生態をよく知っているなーと驚きました。
寂しい仕草や大喜びのジャンプ。ボールには異常に反応したり、チョウチョに気が散ってしまうところ。
お尻を嗅ぎあって、輪になってグルグル回って歩くところ、嬉しすぎてうれションしてしまうところ。
いろんなシーンで、そうそう。これな!と大笑いしてしまいました。
途中で(Lも尻尾の付け根をグリグリされるのが大好きだったなー)とか、ちょっぴり悲しくはなりましたが…
後は、ほとんどゲラゲラ笑っていました。
少しずつ変化していくマックスとデュークの関係や、恋の力の偉大さや、大切な仲間達との絆。
これはNYのペット達の、愛と勇気の物語です。
犬を飼っている人は皆、共感して、家に帰ってから犬をギュッとしたくなる映画だと思います。
犬を飼っていない人には、犬ってどんな動物なのか、そして、犬がどんなに飼い主を強く想っている動物なのか解る映画だと思います。
ペットロスの人にもお薦め。
ねむれないさめ(id:nemurenai-same)さんの言うところの、声優問題ですが…
私は、マックスとデュークの声をバナナマンのふたりがやる事を知っていました。
だから、最初からマックスは「あー、まんま設楽さんだなー」という感じで、まぁ特に可もなく不可もなくでしたね。
でも日村さんのデュークは、本当に素晴らしかったです。
頭の中から”バナナマンの日村”はすっかり消えて、まるでデュークそのものでした。
続編の「ペット2」は、2018年7月13日公開だそうです。
楽しみ♪
帰宅してから、映画「ペット」の挿入歌に家入レオの曲が使われていたのを知りましたが、どこにあったんだろう…?
私としては、BGMがアメリカンポップスやノリノリのロックやディスコミュージックでご機嫌でした。
Stayin'Aliveとか、すごく懐かしかった…