岩手 岩泉町で新たに2人の遺体見つかる 死者16人に

岩手 岩泉町で新たに2人の遺体見つかる 死者16人に
台風10号で大きな被害を受けた岩手県岩泉町で、新たに2人の遺体が見つかりました。これで、台風10号による岩手県内の死者の数は16人になりました。
県や警察によりますと、岩泉町の岩泉地区と中里地区で、これまでに相次いで遺体が見つかり、それぞれ、岩泉町岩泉の箱石訓子さん(49)と岩泉町袰野の穂高ミネさん(93)と確認されました。
町内では住民8人が行方不明になっていますが、箱石さんと穂高さんは、この8人に含まれていないということです。2人とも、死因は溺死だということです。
一方、今月1日に岩泉町乙茂地区の川の近くで見つかっていた男性の遺体は、東京・足立区の柴田匡宏さん(72)と確認されました。
台風10号による岩手県内の死者は、これで16人となり、中には氏名がわかっていない人もいることから、警察や県などは身元の確認を急ぐとともに、依然、行方不明になっている8人の捜索を続けています。