どうも恋愛系の記事ばっかり好評のKen10と申します。
今日は残念ながら恋愛系の記事ではなく、巷ではねずみ講やMLM、ねずみ講とか言われている説明会に潜り込んできた話となぜやる気がしないのかを挙げたいと思います。
今勧誘を受けている、入るのを検討している、身内(友人)を引き止めたいと思っている人の参考になればと思います。
※具体名や細かいところはぼかしますがご了承ください。加えてある程度この手のビジネスの流れを理解している前提で進みます。
目次
説明会に参加するまで
説明会に参加するまでの話はやたら長くなってしまったのでそれは前日談編として細かく紹介していくので省略して述べます。
子ネズミとの出会いの経緯
子ネズミとは新卒時代に常駐先で出会いました。でも相手はその常駐先のチームの人というわけではなくその常駐先に営業を掛けていた別会社の人でした。
知り合ったきっかけはチーム内の人と子ネズミが一緒に居るところに遭遇していたからです。(当然ながらチームの人もマルチ会員だったことは最近知りました。)
子ネズミにキャッシュフローゲームに連れて行かれる
元々独立したいみたいなことを考えていたし、その現場にいるときは株式投資で小銭を稼いでいました。
そういう話を子ネズミにしたところ『今度、お金に関する勉強会をやっているんだけど来ない?』と誘われる。
ちなみに『金持ち父さん貧乏父さん』も当然ながら勧められました。
- 作者: ロバートキヨサキ,シャロン・レクター(公認会計士),白根美保子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2000/11/09
- メディア: 単行本
- 購入: 71人 クリック: 1,223回
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本自体は良書です。(それ以外のロバートさんの著書は買わなくていいかなと思います。)
後の親ネズミと発覚する人でもそのキャッシュフローゲームで知り合いました。
そこから勧誘まで数年空いた
それからメンヘラになって退社したり、FXやったりネットビジネスを始めたりと数年の月日が流れました。
その間一度も勧誘されませんでした。
ただ勧誘されなかった期間も定期的に会おうとかゲームしようとか誘われました。(たぶん見込み客として囲っていたのでしょう)
そして最近私が『そろそろ仕事辞めてフリーランスあるいは自分で事業を始めようと思うんです』っていう話をしたら子ネズミが動き出しました。
『私も仕事を9月末に辞めて自分の事業に専念しようと思うんだ』と言われました。
その人は何をしているのか教えてくれなかったが前々から副業をしていたのを知っていた。それをメインにシフトしていくようで
『なんの事業なんですか?』と聞いたところネットワークビジネスをしている旨の話を聞きました。
『へー面白そうっすね』と軽い気持ちで答えたところトントンと話が進み本題の説明会に行くことになりました。(この辺も前日談を書きます。
コンプライアンスが厳しいらしいのかその方が成約率が高いのか分からないのですが『俺(私)ネットワークビジネスやりたい』って相手から興味を示すを待っていたようです。
余談
私のツイッターのフォロワーで面白いツイートをしている人を見ました。
【募集】当ブログで「なぜ、FX系、ネットワークビジネス、自己啓発系等のセミナー講師は、スーツベストが多いのか?」を馬鹿真面目に検証します。9月中旬には記事にしたい。
— れむ@早稲田卒フリーター (@annoyingseawead) August 31, 2016
最低10人に接触したいので、協力してやるよ!って方は連絡下さい。高田馬場で餃子を奢ります。
早稲田卒でフリーターブロガーをされているゴーレムれむさんです。ゴーレムについてはこちらをご参照ください。れむとこのブログについて - 早稲田卒フリーター、ぼやく。
彼女がネットワークビジネスについての検証記事ということでお手伝いをしたいと思いご連絡しました。
とDMしたところ
普通に断られました。
(ご旅行だったそうです。)
そんなわけで貴重な道連要因を確保できなかった自分は単身でネズミの集会に参加することになりました。
説明会当日
当日は事業説明会ということでした。
ただ参加するのに不思議なことがありました。
早めの時間に喫茶店に集まるということで行ったら、親子ネズミに
誓約書
を書かされました。
内容はSNSに誹謗中傷や具体的なことを書かない事、また説明会の内容に同意していること、チームの一員としてやっていくことなどがありました。
チームの一員についてはゴネました。
『チームになるかどうかの説明を受ける場なのにチームに入らないと参加できなくないですか?』
と言いました。
親ネズミはそこで不満そうに
『この場に参加する時点でチームなんだよ。それに納得行かないなら参加できないですね』
と半ギレ気味で言ってきた。(怒りの沸点低すぎでしょ
まあ後でいくらでも言えるし取りあえずサインをすることに・・・・
ただし住所は完全にデタラメ
ただ今まで就活やよその会社の事業説明会に参加した経験から事業説明会に誓約書が必要と言うのは理解できませんでした。(もしかしたらそういう会社を知らないだけかもしれませんが)
また会場に行くともう一つ納得できないことがありました。会場の受付の女性がひとこと
『参加費1000円です』
と言ってきた。
『えっ?金取るの?』『事業説明会で金取るのなんて聞いたことないぞ』なんて思いながらも渋々払うことに・・・・
もうこの時点で帰りたかった
説明会が始まるまで20分くらいの時間があり、それまで子ネズミのあいさつ回りに連れて行かれる羽目になる。
そうやって時間を消化したことろで事業説明会が開催される。
事業説明会という名目でしたが実態は今まで失敗続きの過去とでネットワークビジネスにであってものすごく変わることができた私すごいでしょ?という雑誌の裏の誇大広告かお前は?というようなどうしようもない話が2時間ほど続きました。
ちなみに皆さんが一番興味のあった『なぜスーツベストを着るのか?についててですが、登壇者は女性だったためドレスは着ていますがスーツベストではありませんでした。(れむさんごめんなさい
一応糞つまらない2時間の話をまとめます。
糞みたいな成功体験編
20代後半まで私はEという位置に居ました。会社員の生活は退屈で辛いものでした。そんな中きっかけがありネットワークビジネスを始めたところ成功しました。そして今はネットワークビジネスを元に不動産業をスタートして年商2億円になりました。
という話でした。
この人に限らずこの手のネズミ共が主張するのは左側(EやS)はお金と時間についての自由はないが右側(BやI)にいけば自由になれるよというお話。厳密にいうとBで成功してIに行くのがお金と時間から自由になるらしいよ。
でBになるには3つの方法がありますというお話を受けます。
その人の話だとベンチャーは仕組化できないから長持ちできない場合が多く、フランチャイズは初期に膨大な資金がいる上に教えてくれる人が本社の社員Eのため、ビジネスについては学べない。
でもネットワークビジネスはBに教えてもらえるし資金が少額がで済む、何より仕組みが出来上がっている。とのことです。
そのあとに事業説明がはいるのですがここで扱っている商品が
- どれくらい安全か
- どれだけ人の役に立っているか
- オリジナルブランドだから他社(Amazon)なども参入できない口コミでしか広がらない商品
- 日用消耗品だからお客さんは無限
- 顧問にググれば出てくるほど有名な弁護士がいるから法整備も完璧
などの説明を受けて最後に登壇者が泣きながら、これから私たちは一丸になって経済的にも時間的にも自由になっていくために事業を頑張りましょう!!
俺たちは仲間だ!(ドン
みたいなことを言って〆めくりましたとさ
おしまいおしまい
俺『お腹減ったなぁ』
そんなことを考えながらそのあとのランチミーティングを『仕事の急な電話が来た』と伝えてブッチして帰りました。(本当は仕事の電話なく図書館の本の返却忘れのご連絡でした)
そもそもほとんど事業説明会じゃねーし、会話の内容は事前に調べたことや金持ち父さん貧乏父さんのお話の流用でオリジナリティのない話だし、事業の説明は足がつくプールくらい浅いし、いる人間の目は死んでいてあぶらっぎた黒ずんだ不健康そうな身体、つまらない話でみんな爆笑していた李、糞みたいなお涙頂戴だったり
およそ自分が関わりたいものではなかった
だからランチミーティングも抜けましたし、子ねずみの電話番号は着拒にしてLineとメールもブロックしました。
終わり。
ちなみにマルチに対して10時間以上かけて勉強したり、その前にもちょくちょく遠出して話を聞きに行ったりしていたのでホント金と時間をドブでした。
ken10がマルチに興味が持てない理由
怪しくても魅力やメリットがあれば基本的に飛びつく人間なのですがマルチに関してはまったく興味持てませんでした。
その理由を並べていくので勧誘の人は参考にしてみてはいかがでしょう。
逆に断りたい人や論破したい人はこれらを伝えればいいんじゃないですかね。
オリジナル商品じゃないから
自社のオリジナル商品だからAmazonやよその小売店が事業として魅力な理由らしいのですがそもそも
独自ブランドじゃないじゃん
だいたいのマルチが扱っている自称オリジナルブランドはOEMという他社が作った製品を自社ブランドとして売る手法を取っています。
つまりは似たようなものをAmazonとかで買えるわけです。
そんなものを口コミで売るなんて正気の沙汰ではないくらい効率が悪い。おまけに単価が良くて数千円くらいだから相当な量をこなさないとならない。
もしかしたらお客さんは本当にオリジナルブランドと思っているからOEMという手法に気付かないと思っているかもしれませんがそれは甘いと思います。
現に1ミリも知らなかった私でもググれば情報が出てくるのですからお客さんのこと舐め過ぎとしか言えません。
口コミビジネス自体がオワコンだから
私は7月末にこのブログを始めて8月末で3000Pvありました。決して多くないですがインターネットを活用すれば3000人にアポを取らなくても商品をPRできる可能性があります。自分の体1に対して3000人にアプローチができます。
でも口コミビジネスは勧誘者が更なる勧誘者を呼び込む可能性があっても基本的に自分の体1に対して1人にしかアプローチができません。
2016年の現在にこんな不合理な商売をする気にはなれなかった。
健康品を扱っているのに全然健康ではないから
販売している人たちがお腹の調子が悪かったり、最近体調で不良でとか言ってて本当にちゃんとした製品なのか、あるいはあなたたちは使っているのかと不安になった。
セールスマンがそれじゃダメだろと思った。
独自性のいらない誰でもできる再現性の高いビジネス
『誰でもできる再現性の高いビジネスで何の能力もなくてもできる』というのが彼らのうたい文句だったけど私は納得できませんでした。
確かに会社に属さないで働いている人の中には特別な専門性を持たないで収益を上げて生活している人はたくさんいます。
でも独自性は必要だと思います。
ブログでご飯を食べている人も猛烈な個性や特殊な体験などのブランディングをしていますし、その人でないと作れないコンテンツや商品があります。
独自性がないものなら他のちょっと才能ある人に取られるのではないかと思いました。
それで儲けにつながるとは到底思えませんでした。
商品が安心安全
商品の良い点として
- 安全性がある
- エコである
- 価格的に手が取りやすい
を挙げていましたがこんなの利点とは言えません。当然です。
そのうえで安さだったり利便性を競っているから今やメーカーも大変なわけで。
嘘が多い
顧問弁護士がいるからコンプライアンスは完璧
数年前に特定商取引法違反にひっかかりましたよね?その件についてはどうでしたか?
会員数が数千人いるチーム、これは大企業の従業員数並み
こんなことを言われましたがそもそも大企業は従業員であっておたくらねずみ講のネズミとは別の生き物です。
いる人間がとても事業者とは思えないくらいいい加減だから
今までネズミたちに誘われて飲みに行ったり、お茶することはあったのですが大体彼らは時間にルーズでした。
私が待ちあ合わせ時間も平気で10分くらい遅刻します。加えて前日急に『明日集まれない』とか行ってきます。
おまけにこの記事の参加費もそうですがキャッシュフローゲームをするのにも、セミナーに行くのにも毎回参加費が発生するのにそのことについて明言しなかった。
いつも会場の受付に行くと費用が掛かることをしる感じでした。発生する経費の話を一切しません。
少なくとも私の知っている事業者はもっと厳格でした。
ねずみと違って聞いて心地の良い気分のいいことは決して言わない(むしろキツイ現実のことばかり言う)けどお金に関しても時間に関してもものすごくシビアな人たちだった。
そうでもしないとすぐ事業が成り立たなくなり貴重なビジネスのチャンスを失うかもしれないことを理解していた。
でも彼らにはそういった気概はなかった。
こんないい加減なやつらとチームとして事業をやる気になれなかった。
ネズミどもがものすごくつまらない
説明会に行ってここ数年感じてた違和感の正体に気付きました。
さすがに3年も付き合いがあれば結構その人のことを気に入るのですがネズミたちに対してはそういう感情が一切持てなかった。
誘われてもいやいや行く感じでした。
彼らには本気で打ち解けたくなる熱い感情というものを感じなかった。
一見社交的なのだが彼らからは感情の一切を感じない。
みんな目から光を失っている
機械のような奴らだった
(Survivorの歌詞より)
何か聞くたびに『君はEだから事業のことは分からないよ』と言われる
いろいろ調べたことを質問としてぶつけようとするたびに親ネズミにこう言われました。
事業について質問してるのに少し答えに困ると『今の君は事業主を経験したことないから分からないよ』と言って一蹴されます。
そして『だからもっと理解を深めるために1か月のトレーニングセミナーをしながら少しずつ分かる必要がある』ではぐらかされます。
でもちょっと待ってほしい。
その分からないことを理解して取り組みたいから質問していて、その悩みを解消できるようにするのが説明会ではないのか?
自分にはとにかくセミナーに参加させることで洗脳しようとしてるようにしか感じなかったし心底底が浅い人間だと思った。
最後
ほかにもまだまだ言いたいことはありますがここまでで6000文字近くなったので別の記事で書きたいと思います。
今回私は自分の興味で参加しましたがはっきり言っておススメしません。彼らの洗脳手法は思った以上に強力で私はその心得があったから何とかなりましたが、そのまま術中にハマる可能性があるからです。
こちらの記事で書かれていたテクニックもかなり使われていました。
時間を無駄にしたのをものすごく後悔した1日でした。