郷田王将「二歩」で反則負け JTプロ公式戦
将棋の「日本シリーズ・JTプロ公式戦」のトーナメント2回戦で、郷田真隆王将(45)が「二歩」を指し、反則負けとなった。佐藤天彦名人(28)との対局で105手目に6三歩と打ったが、同じ縦の列に既に歩があった。
将棋には「歩を打って玉を詰ましてはならない」「行きどころのない駒を打ってはならない」など禁じ手となるルールがあり、「二歩」はその一つ。プロの公式戦でも、まれに見られる。この対局は、ファンの前で公開で指されていた。
郷田王将はタイトル通算6期のトップ棋士。2007年の同シリーズでも、「二歩」で反則負けになったことがある。【最上聡】