大変面白かったです。
巷のネットではシンゴジラがどのような面白いのか、という説明がたくさんあるため陳腐なものになってしまいますが、少しだけネタバレしない程度に感想を言いたいと思います。
私は特撮映画というものはウルトラマンや仮面ライダーのような、超人的な要素を手に入れた人間が、怪物たちを決まり文句の必殺技を使って倒していくという、水戸黄門的なストーリーで展開していく程度の認識しかありませんでした。
しかし、シン・ゴジラは日本の首都に人智を超えた怪物である「ゴジラ」が現れた場合、日本政府がどのような手順で対応してくかというものを克明に描いた作品であります。日本政府がゴジラを駆除するために、様々な事務手続きを通じて兵器を利用していく様子はとてもリアリティがあります。
そして何よりも、作品のモチーフになった事件として「福島第一原子力発電所事故」を想起するシーンがいたることころにちりばめられています。「政府の初動の対応」とか「ゴジラを倒すための最後の作戦」とか、それは是非、映画館で見て欲しいと思います。
なんというか、作品の評論は難しいと本当に思います。見て欲しいを伝えたいのですが、うまく伝えられないところにもどかしさを感じつつ、見ていない方は是非見て欲しいと思います。
シンゴジラ観てる最中の私と姉ずっとこうでした pic.twitter.com/nVa8WftcwB
— 黒川@〜8.31展示 (@caldo_0) 2016年7月31日