わたしって、かわいくないから。
美人な人って、いいよね。
わたし、ブスだから…
わたしは、こういう思考が大嫌いだ。
ブス、ブスって、落ち込むくらいなら整形でも何でもして、自信を持てるように努力したら?
ネガティブなブスほど、一緒にいて、つまらないものはないよねって。
teamLabの猪子寿之さんも、
「社会って不公平で、かわいい子は得をするし、ブスは損する。大人になると、価値がないと誰も相手にしてくれない。」といっている。
わたしは、この言葉って本当に耳が痛いけど、その通りだと思っている。
悔しいけれど、外見でも、内面でも、何かしらの価値がないと相手にもしてもらえないのだ。
外見で自信が持てないことって、誰にでもあると思う。
でも、そこで決してネガティブになってはいけない。
外見に自信が持てないからこそ、ポジティブになって内面を磨くべきだし、もし仮にそこまで思いつめるほど、ネガティブになってしまうなら、美容整形を利用して自信をつけたらいいと思う。
一度きりの人生を、暗い気持ちでおわらせるなんて、つまらないじゃない。
せっかくなら、楽しく生きたいじゃない。
わたしは外見を理由に、あきらめる人生なんて、選んでほしくないと思うのだ。
この記事を外見で悩む、全ての女性にささげたい。
外見がいいだけで、得をするのは事実。
単刀直入に言うと、美人は得をする。
もちろん、中身が伴うべきなのは百も承知だが、男の人って結構、単純だから、ちょっとかわいい子が困っていたら喜んで助けるし、女の子が喜ぶだろうと思われる、ほめ言葉をいくつも並べてきたりする。
道に迷っていたら、親切に教えてくれるし、重いものを持ってくれたりする。
キャバクラで働いていても、第一印象で得をするのはどう考えてもブスより、美人。
美人は3日で飽きる!とか負け惜しみ言っても、かわいそうなだけだから、やめよう。
3日で飽きられても、相手にしてもらえないよりはよっぽどいい。
ブスは美人がうらやましい
これは正直な気持ち。
だって、やっぱり優しくされたいし、ちやほやもされてみたい。
というより、好きな男の人に優しくされたい。
好きな人がかわいい子に、デレデレしてたらへこむし、ほめてるのだって聞きたくない。
実はわたしも過去に、ネガティブ全開になってたときがある
20代前半に付き合った彼氏。モテる人だったし、自信満々の人だったから優位に立ちたかったのかな。
「りえ、もっとやせたら?痩せたら絶対かわいいのに。このころ(高校時代の写真見て)のりえと付き合いたい。化粧アイメイクだけじゃなくて、ちゃんと肌もしなよ。肌汚いんだから、ファンデーション塗ったら?」
あの。ひどくないですか?
確かに今よりはポチャッとしてたけど、若い頃って、痩せよう、痩せようとがんばってもなかなか痩せなかった。
当時、リンゴダイエットとかして、リンゴだけで過ごすとか、ダイエットに対する正しい知識もなかったけど、めちゃくちゃ傷ついて。
アトピーで肌が弱く、ファンデーションが塗れないわたしにそんなこと言うし。
それで、がんばって塗ってかぶれたりって、悪循環。
ほかにかわいいって言ってくれる人はいたけれど、わたしはその人のことがすごく好きだった。
だからその人にかわいいって思われたくて、でもほめてもらえなくて、いつのまにかネガティブ全開に。
わたしなんて。かわいい子っていいなぁ。
そう、わたしが今じゃ大嫌いな、あの思考そのものだったのだ。
おかげさまで別れて、自分を出せる人と出会ったから変われたけど、当時は人の目ばかり気にしていたし、彼氏の前ではいつも猫をかぶって、本当の自分を出せずにいた。
自分に自信がないから嫌われるのが怖くて、本音を言えない。
いつも彼氏の意見に合わせてばかり。
外食で食べたいものですら、あわせてた。
自信のなさから、自分がなくなってしまってた。
これじゃあ、つまらなくて当たり前だよね。
別れた彼氏を見返してやる!と努力して少し、自信がついた
しばらくしてその彼氏にふられて、わたしはかなり落ち込んだ。
わたしなんて。わたしなんて。
そんな思考にどっぷり浸かり、自暴自棄になったりもした。
でも、当時決意したのが、いつかまた会った時に絶対にきれいになったねっていわせようってこと。
前向きに生きよう!そう決めた。
メイクや髪の巻き方も練習したりして。
努力して、ほめられることが増えたら、自信も戻ってきた。
きっと、誰かに認められたかっただけなんだ。
数年が経ち。
わたしは、美容外科に就職した。
いろんなコンプレックスを人知れず抱えていたけれど、エラのボトックスや美肌注射、シミのレーザーなんてお手軽なプチ整形で、ずいぶんコンプレックスが解消できた。
キレイになるのって楽しい!
自分のコンプレックスが減ることで、自信がつき、ほめられることも増えた。
その後、数年ぶりにあの時、わたしを傷つけた彼に会う機会があった。
友人の結婚式だった。
「りえ、本当にきれいになったね。別れたことを後悔するよ。また、会ってくれる?」
あれだけひどいことを言っていた彼が、そんなことを言ったのだ。
笑って、「もう好きじゃないから会わないよ」っていったとき、やっと彼への執着が消えて、楽になった気がした。
社会は不公平だ。美人が得をし、ブスはつらい思いをすることがある。
時にはわたしのように、ひどい態度をとられ、自分に自信をなくすこともあるだろう。
でも、実際に聞いてみるとかわいい人、きれいな人はやっぱり、努力してる人が多い。
生まれつきの美人はいるけれど、そんなの一部。
あの子はいいなあ。そんな風に人をうらやむ暇があったら、ダイエットするなり、寝る前にパックするなり、整形するなり、思う存分、努力してみたらいい。
落ち込んで、暗い顔なんてしてたら、かわいくみえないし、なんだかんだ、努力している自分のことが、だんだん好きになってくるものだ。
美容外科に勤めていると、リストカットや根性焼きのあとがある子を見かけることがある。
それだけ悩んでいたんだねって、心が痛くなる。
けれど、悩んで死のうなんて思うくらいなら、1つ1つ、できる努力をして、精一杯、生きていってほしいって思うんだ。
大切なのは、自分が自分に納得して、思いっきり、自分を好きになってあげることなんじゃないかなあ?
そのために少しずつでも、できる努力を積み重ねて、生きていく年数の分だけ、自分のことを好きになれたら幸せだよね。