マックで8年も働いてるとそりゃまあいろんなことがありますが、最近やたら増えたのがクレーム詐欺。
画像引用元 【漫画でわかる!】クレーム処理の正しい対応(異物混入) | 牛屋へ.com
増えたといってもちゃんと統計取ったわけじゃないし、もしかしたら自分の店舗だけかもしれないのですが、自分の感覚としては異物混入騒動辺りからクレーム詐欺の件数が増えたような気がします。
クレーム詐欺はいろいろなパターンがありますが、僕が対応した案件のほとんどが、注文したという事実がないのにもかかわらず、髪の毛が入ってたなどの言いがかりをつけてきて返金を要求するパターンです。
昨日も一件クレーム詐欺と思われる案件を処理して、おかげさまで自分の仕事が遅れてしまいました(苦笑)
というわけで、ずっともやもやしていたこのクレーム詐欺について思いのたけをぶちまけようと思います。
クレーム詐欺が発生する流れ
「髪の毛が入っていた」
「持ち帰りで買っていったらこれとこれが入ってなかった」
「頼んだのと違うやつが入っていた」
彼らは様々なバリエーションを駆使して言いがかりをつけてきます。
原則、こっちはレシートがなければ対応はできません。このお店で確かに商品を買ったという事実がなければ、こっちがいちいち謝る必要はないですよね。
しかしながら、大抵こういうクレーム詐欺をしてくる人はそもそも実際に商品を買ったわけではなく、初めから詐欺を仕掛けようとしてくるわけですからレシートなんて持ってくるわけがありません。ですので、
「レシートはもらわなかった!」
「レシートなんて捨てた」
そのように言い訳してくることがほとんどです。
その後はこっちの冷静さを欠こうと、「この責任どう取ってくるんだ!!」みたいな感じで大声でまくし立ててきます。
そうはいってもレシートがなければそもそも実際に商品を買ったかどうかの証明ができないので、対応としては適当に謝って門前払いなのですが、中々引き下がらない場合は、購入時間などを聞いて販売記録を探ったり、その時間帯にいたマネージャーに確認を取ったりして必死に事実確認を試みます。とはいえ、それが数日前になってくるとデータは残ってないし、マネージャーも記憶が曖昧です。
よって、レシートがない場合は、本当にお客様がこのお店で商品を買ったかどうかを調べるのが非常に困難なのです。
「事実確認ができなかったので対応はできません。申し訳ありません」、と伝えても一向に引き下がらないのであれば、「どうしてもとおっしゃるなら私では対応いたしかねますので、連絡先とお名前をいただければ店長の方から連絡させて対応させます」、と僕だったら店長や社員に回してそこで対応を終えてしまいます。
まあこういうクレーム詐欺を仕掛けてくる人は、悪いことをしようとしてるわけですから、名前も名乗らないし(名乗っても偽名)連絡先など言うはずもありません。だから店長の方から連絡させますと言えば、大抵はそのまま引き下がります。
レシートがない場合の対応は厄介
ただ厄介なのは、本当に商品をこちらで買ったかもしれないということです。つまり嘘ではなく本当の本当にレシートを破棄してしまったパターンです。話を聞くだけでは、詐欺師か本当のお客様かを見極めるのは中々難しい。
いくらレシートがないとはいえ、本当にこちらで商品を買ったのであれば、やはり対応しないわけにはいかないし、こちらの不手際があったとするならば、追い返すのは失礼極まりないことです。
だからこの手の案件って処理が難しいんですよね。
クレーム詐欺をかましてくる奴って本当に頭悪い思う
ずっと思っていたんですけど、こういうクレーム詐欺をかましてくる奴って本当に頭悪いと思うんです。
仮に経験不足なマネージャーが対応して、商品が買ったという事実がなかったのに返金してしまい詐欺野郎が不正にお金を手にしたとしても、所詮は1セット、2セットくらいのもですから、せいぜい700~2000円くらいの収穫でしょう。
マック以外の飲食店でもぶん取れるお金は多分そのくらいだと思います。
あのさあ・・・
たかだが数千円のために罪を負う普通?
負うリスクに対してリターンが少なすぎるでしょ!
罪を負うならせめて数百万はいただかないと割に合わないと個人的には思います。
そこらへんの計算ができない辺りが本当頭悪い。ハイリスクローリターンすぎ。
しかも一回お金をぶんどったお店にはもう二度と行けないし、再び詐欺を仕掛けるのも不可能になります。
こんな割に合わない犯罪あります?
マジで頭悪いです。
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