今回はChromebookFlipでできることとできないことについてまとめていきます。
Flipにかぎらず一般的なChromebookでもほぼ同じような分類になると思いますのでご参考までに。
最初に
基本的にChromebookに採用されているChromeOSはChromeが動くだけのOSです。
つまり・・・。
Chromeしか動きません!!
それだけ?って思ったそこのあなた。早とちりしてはイケません!!
あなたがPCを使っている大部分の時間。
ブラウザが開いていませんか?
そしてあなたがブラウザ以外で実行しているその作業。
実はブラウザ上で実行できるってしってましたか?
現在PC上で行う事柄の大部分はブラウザ上で実行できる時代になってきました。
そんな事を踏まえながらできることとできないことをまとめて行きます。
できること
できることとchromebookならではの便利さを踏まえて列挙していきます。
ホームページ閲覧
これができなければ何のためのPCかわかりませんね(笑)
高速なCPUは搭載していないChromebook Flipですが、ChromeOS自体が超軽量OSなために、タブ5個+動画くらい開いても特に重くなることもなく使用できます。
少し前に流行ったAtom搭載のwindowsノートだと、タブ3個くらいからモッサリしてきて非常にストレスが溜まったものですが、ChromeOSに関してはそんなことはありません。
また、Flipの場合は小さい画面にフルHD液晶!!みたいな無駄なアプローチをせずに、小さい画面に低解像度ながら画質の良いIPS液晶を搭載して来ています。
無駄に高解像度ではないので、CPUパワーが節約されているのが、サクサク動作にさらに磨きをかけているわけですね。
さらに!!
ホームページ閲覧時に多用する「戻る・進む・更新」ボタンもファンクションキーに配置されています。
さらにタッチパッドの二本指スワイプでも戻る進むが可能!!
とにかく「手の届く範囲ですべての操作ができる」感は素晴らしいものがあります。
Line
これもChromeアプリ版があるので問題なく使用できます。
LINE - Chrome ウェブストア
もちろんバックグラウンドに隠れていても着信通知などは普通に鳴るので、windows版LINEと遜色なく使えます。
スタンプもグループトークも問題なく使えますし、Lineが起動していても特に重くなることもないので、作業しながらのトークなども問題なく行えます。
画像編集
ブラウザ上で画像編集なんて無理でしょ?ってお思いですか?
Online Photo Editor | Pixlr Editor | を使えばほとんどの画像編集が可能です。
さすがにPhotoshopのフル機能とまでは行きませんが、一般的な色調補正や切り抜き、マスキング、描画などほとんどすべての作業がブラウザ上で可能です。
実際わたしも、以前はGIMPやPhotoshop ElementsなどをPCにインストールしていましたが、今はもっぱらこれを使ってます♪
オフィス系(文章作成や表計算など)
大丈夫です!二種類ほど方法があります。
google Docs
Google謹製のブラウザ上で動くOffice suite
[Google ドキュメント - オンラインでドキュメントを作成、編集できる無料サービス] (https://www.google.co.jp/intl/ja/docs/about/)
- ワードに相当するドキュメント
- Excelに相当するスプレッドシート
- パワーポイントに相当する相当するスライド
- アンケートなどが作成できるフォーム
の4種類が利用可能。
個人的な書類作成などでは十分すぎる機能です。
幾分 MS Officeとの互換性という意味では難あり・・・かな?
Office Online
Chrome上でMicrosoftのOneDrive上にあるOfficeファイルを編集できるchromeアプリ。
マクロ系や特殊な機能が使えない以外は、普通のOfficeとほぼ変わらないインターフェース&機能を擁している模様です。
そこらへんの機能が使いたいのならわざわざchromebookでやろうとせずに普通にwindowsPC使ってくださいって事ですよね(笑)
音楽作成
いまやDAW(デジタルオーディオワークステーション)もブラウザ上で動く時代です。
AudioSauna - Free Music Software - Make Music Online
他にも何種類か本格的なモノが出てきていますね。
ローカルで録音する手段さえあれば、音源をアップロードして、オンラインでエフェクトなどかけてミックスダウンなんて事もできてしまいます。
良い時代になったものです(笑)
Androidアプリの起動
これに関しては現時点でChromebook Flipだけの機能
(年内には他の対応端末でも使えるようになるそうです)
人気のハースストーンも我が家のFlip上で問題なく動いています。
(もちろんタッチスクリーンなので画面タップで動作可能)
すべてのアプリが完全動作するわけではありませんが、結構色んなゲームやアプリが動作します。
chromebookでは唯一ブラウザに依存しないで作動する部分となるわけですね。
数十万種類と言われるAndroidアプリがchromebookで動かせるとなると・・・。
もうブラウザだけのPCなんて言わせないと言うことです(笑)
その他もろもろ
ちなみにこのデレステもブラウザ上で動いていますw
探すとかなり色んな事ができるので、色々ぐぐってみてください。
できないこと、苦手なこと
まさにブラウザ上でできない事はできません。
あとはいわゆる「本格的・専門的な分野」になるとキツイですね
本格的なゲーム
わかりやすいところではSkyrimであるとかFalloutであるとか。
いわゆるwindows用ゲームなどをプレイすることはできません。
まぁ性能的にもそれらができるようなCPUやグラフィックボードを積んでいませんので無理なんですが(笑)
ただし・・・。
母艦になるデスクトップ機などを持っている場合はChrome リモート デスクトップ などを使えば擬似的に遠隔操作でプレイする事は可能です。
感覚としては下記記事のようなノリでchromeリモートデスクトップを使ってもらう感じです。
小さな低解像度ノートでのリモートプレイ用に解像度を下げた設定にすれば、今までスペック的に無理と思っていた激重ゲームも意外に快適に動いてしまったりするものです。
冬場にコタツに入って小さな画面でバトルフィールドとか・・・オツですよね(画面が小さくて負けても責任は負えませんが)
印刷
これに関してはできないわけではありません。
ただGooleクラウド対応プリンタを使うか、別PCから印刷するの二択となってしまいます。
また年賀状作成ソフトなども存在しませんのでそういう用途には向きません
(Officeで地道に作ってクラウドプリントすると言う手間を惜しまないなら可能です)
様々な専用ソフトなど
会計ソフトであるとか在庫管理ソフトであるとか、windows専用に設計されたソフトは動きません。
本格的な動画編集ソフトなども動かないと思ったほうが良いでしょう
(簡単な動画編集ならオンラインでも可能です)
3DCGや筆圧対応のお絵かきなども現状はきつい感じ。
(暫定的に筆圧対応してる画像編集サービスは希少ですが存在します)
まとめ
そんな感じで できることはたくさんあるけれど、windowsやMACとは違うモノであることを理解して使うのが正しい選択です。
「メイン機上でブラウザで行っている作業の代替」としては最適解ですが「メイン機そのものの代替」にはならないと考えてください。
Chromebookは用途限定だけど爆速環境 な端末です。
それを踏まえた上で適材適所で使用すれば、とても頼りになる相棒になることと思いますよ♪