トルコ爆発 死者50人に 結婚式狙ったテロでIS関与か

トルコ爆発 死者50人に 結婚式狙ったテロでIS関与か
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トルコ南東部で行われていた結婚式の会場を狙った爆弾テロ事件は、死者が少なくとも50人に増え、トルコのエルドアン大統領は過激派組織IS=イスラミックステートの関与が疑われるという見方を示しました。
トルコ南東部のシリアとの国境に近い都市、ガジアンテプで20日午後11時ごろ、屋外で行われていた結婚式の会場で爆発がありました。地元当局によりますと、この爆発で死亡した人は、少なくとも50人に増えたほか、大勢のけが人が出ているということです。
現場は、少数民族のクルド人が多く住む地域にあり、地元メディアによりますと結婚式の会場には当時、クルド人など数百人が集まっていたということです。
トルコの治安当局は、結婚式を狙った自爆テロとみて捜査しています。
エルドアン大統領は21日、急きょ声明を発表し、「国民に対する攻撃だ」として事件を非難するとともに、過激派組織ISの関与が疑われるという見方を示しました。

トルコでは去年から各地で、ISが関わったとされる爆弾テロが相次いでいて、ことし6月には、最大都市イスタンブールの国際空港で起きた自爆テロで45人が死亡しています。これに対して、トルコ政府は隣国シリアのISの拠点に対し越境攻撃を行ってきたほか、国内でもISの支持者などの摘発を進めていました。