「ネットワークビジネスをやっている奴は人間のクズ」
「ネットワークビジネスは人間が生み出したものの中で核兵器の次にダメ」
「ネットワークビジネスはあれほどクズなのになぜ新選組は動かないのか」
ネットワークビジネスに対する世間の評判というのは大げさではなく、これほどまでにひどいと言えます。
実生活においても
「ネットワークビ・・・」
「ビ」まで言った瞬間、周囲の制止をもろともせず、多くの人が殺しにかかります。
ただ、まだ刈り取らない方がいいと思うのです。
悪いところが腐るほどあってもいいところもあるのです。
それをも見捨てることは賢明な判断とは言えません。
ということで、「ネットワークビジネスは生きるのか死ぬのか?」それを今日は考えてみました。
以下の3つの順で書いていきますので、ご興味があるところだけでもお読みいただければ幸いです。
- ネットワークビジネスの有り余る問題点
- ネットワークビジネスの数少ない長所
- ネットワークビジネスの生き残る道(まとめ)
【完全無料】インターネットでやるネットワークビジネスって聞いたことありますか?
1.ネットワークビジネスの有り余る問題点
ネットワークビジネスが斜陽産業化の道をたどっている理由はすべて書くと「億千万」あるのですが、大別すると以下の3つがMECEです。
一つ目から見ていきましょう。
コモディディ化とは、瀧本哲史さんがしばしば愛好する言葉ですが、一言で言えば、消費者にとって「製品やサービス間の差異が感じられず、価格がほとんどの購買決定要因になっている状態」のことです。
コモディティ化しているものはたくさんありますが、以下のものがその典型例です。
銀行
生命保険
損害保険
家電製品
通信キャリア
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どこの会社から買っても、それほど違いはないものばかりでしょう。
ネットワークビジネスが取り扱う「健康商材」も上記の例にもれません。
ディアナチュラの1500円のビタミン剤だろうが、アムウェイやニュースキンの20000円近くするビタミン剤だろうが一見すれば素人からすれば同じです。
しかしながら、高価格帯での販路拡大を目指すネットワークビジネスの会社は現状把握が全くできていません。
40年以上も「うちの製品はすごいからみんな買ってくれる」と言っています。
病気です。病名がないだけです。
2つ目の問題は、今述べた内容ともかぶりますが、「精神論に傾き過ぎる体質」にあります。
ネットワークビジネスは、全盛期である90年前後に比べ今やほぼすべての会社が売り上げを半分以下に落としています。
ですが、「頑張ればいける」「あなたには成功したいという気持ちが足りない」という精神論ばかりをディストリビュータに伝えています。
これも致命的な病と言えますが、一度亡ばなければ気づくことができない可能性が高いでしょう。
3つ目の問題点は、メソドロジーの陳腐化です。
インターネットが普及した世の中にもかかわらず、ネットワークビジネスはインターネット対応やモバイル対応を全くしていません。
彼ら・彼女らのやり方は「このビジネスいいよ!」ということを対面で伝える「口コミ」一辺倒です。
一辺倒でそのやり方が世間に受け入れられなかったのに続けているということはこれも病気ですね。
こう見るとかなり多くの箇所が蝕まれています。
2.ネットワークビジネスの数少ない長所
ネットワークビジネスと聞くと脊髄反射的に「死んだほうがいい」「滅びよ」という人たちが言いますが、どんなものにもいい点はあるものです。
私はネットワークビジネス批評家としてむしろアンチですが、ネットワークビジネスの良さは以下の3つにあると思っています。
- 自分のために働けば組織自体のプラスになること
- 小資本で誰もが始められるビジネスであること
- 継続的な収入が得られること
1つ目の「自分のために活動すればいい」について、日本の「利他精神」の強い文化では受け入れられないかもしれません。
ただ、きれいごとを抜けば、「自分のために行動する」というのは人が最もモチベーション高く行動できるということは否定できないのではないでしょうか。
そして、「自分のために行動する」ことがコミュニティ全体の発展につながれば最高でしょう。
今の日本の会社は、「会社のため」に奴隷のように働かされることがほとんどです。
ですから社員は慢性的にモチベーションが低く、ダラダラ働いている人が多いです。
ネットワークビジネスはそういうことがありません。
自分のために頑張れば周囲も喜ぶという仕組み自体は素晴らしいのです。z
2つ目の「小資本で始められる」ということもまた素晴らしいことだと思います。
もちろん下記記事にも書いたようにマネーゲームや買い込みを強要するネットワークビジネスですが、ちゃんとしたところであれば、会社を興すのに比べれば圧倒的に少ない軍資金でビジネスを開始することができます。(数万円とか)
www.network-business-sippai.net
3つ目の「継続的な収入が見込める」ことというのも素晴らしい長所です。
その他有名な副業にはありません。
例えば、アフィリエイトもfxも致命的な欠点に「安定感に欠けるということ」を上げることができます。
一回一回の投稿やトランザクションに対して継続的な関係性を生み出す力が全くない収益構造だからです。
一方で、ネットワークビジネスは継続的な関係性があるため、そこから安定的に収入を得ることができます。
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3.ネットワークビジネスが生き残る道(まとめ)
ここで、ネットワークビジネスの今後のあるべき姿について書きたいと思います。
それは、❶コモディティ化した産業であることを認め、❷精神論ではない極めて構造化された、❸複数のメソドロジーを整備することです。
その上で、前述の①自分のために活動すれば組織の発展に寄与する仕組み、②小資本で始められるハードルの低い仕組み、③継続的な収入が得られる仕組みを残せば大いなる発展の可能性はあるでしょう。
死ぬか生きるかはこれができるかどうかで決まるでしょう。
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