東急田園都市線で信号トラブル 本数半分にして運行

東急田園都市線で信号トラブル 本数半分にして運行
東京の渋谷駅を発着する東急田園都市線は、信号トラブルのため16日午前8時前から2時間半余りにわたって運転を見合わせ、沿線の駅の多くは運転再開を待つ利用客で混雑しました。田園都市線は手動で信号の切り替えを行っているため、帰宅ラッシュの時間帯の運行本数を半分ほどに減らしています。
16日午前8時前、東京・世田谷区にある東急田園都市線桜新町駅の構内で、上り線の信号が切り替わらなくなるトラブルが発生しました。
このため田園都市線は、渋谷駅と二子玉川駅の間の上下線で運転を見合わせ、沿線の駅の多くは運転再開を待つ利用客などで混雑しました。また、振り替え輸送を行ったバスの乗り場にも長い列ができました。
東急電鉄によりますと、トラブルが起きた信号は自動では切り替わらないため手動で信号を切り替えることにして、トラブルから2時間半余りたった午前10時半に運転を再開しました。
田園都市線は今も手動で信号の切り替えを行っているため、およそ4分に1本だった帰宅ラッシュの時間帯の運行本数を8分に1本と半分ほどに減らしています。また、各駅停車のみの運行となっています。
東急電鉄は終電後に部品を交換するなどして、信号を自動で切り替えられるようにして、17日は始発から通常どおり運行したいとしています。