参院選の選挙違反容疑 逮捕者29人で前回比減

参院選の選挙違反容疑 逮捕者29人で前回比減
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先月、投票が行われた参議院選挙で、選挙違反の疑いで逮捕されたのは全国で29人と、前回の選挙に比べ20人減ったことが警察庁のまとめでわかりました。今回の参議院選挙から選挙権を得た、18歳と19歳の若者が検挙されたケースはなかったということです。
警察庁のまとめによりますと、先月10日に投票が行われた参議院選挙で、今月9日までに公職選挙法違反の疑いで逮捕されたのは29人と、前回(3年前)の参議院選挙と比べて20人減りました。具体的には候補者のポスターを剥がすなどの自由妨害が17人、買収が11人などでした。
このうち、先月候補者の応援演説をめぐりタレントや会社役員ら3人が買収の疑いで逮捕され、警視庁が捜査を進めています。
また、前回の参議院選挙からインターネットを利用した選挙運動が初めて解禁されましたが、こうした違反の検挙は、前回に続いて1件もなかったということです。
一方、選挙権を得られる年齢が18歳に引き下げられたことを受けて、新たに選挙権を得た18歳と19歳の若者が検挙されたケースもなかったということです。