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こころクエスト~レベルアップ心理学~

恋愛から仕事まで人生でレベル99になるメンタル術

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子育てに大事なのは“努力”を褒めること

子育て コミュニケーション

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子供を育てるとき、「褒める」という行為は大切だと言われています。確かに褒めるということは大切なのですが、最も大切なのは褒め方にあります。

 

科学的にも実証された理想的な褒め方がありますので、今回は子育てに大切な褒め方について書きたいと思います。今、お子様がいない人も、将来、子どもができたときのために知っておいて損はないと思います。

 

 

子供は褒めて育てるべきか?

様々な教育論者の本や話を聞くと、いい子に育てたければ、褒めようと言われています。褒める子育てが勧められている理由の1つが「子供に自信をつけさせること」だからです。

 

確かに褒めるという行為は大切なのは理解できます。

 

ただ、その褒めるという行為にも弊害があることをご存知ですか?

それは褒め方に問題があるからです。

 

ちなみに、お父さん、お母さん、お子さんを褒めるときに「どんな褒め方」をしていますか?また「何を褒めていますか?」

 

子供を褒めると失敗を恐れる子になる?

 

コロンビア大学でクラウディア・ミューラー氏とキャロル・デュエック氏が発表した
「褒める」ことについての実験がありますので紹介します。

 

10歳から12歳の子ども約400人を対象としたこの実験では、対象となった子どもたちをグループに分けて、図形を使ったIQテストを実施しました。子どもたちには実際の成績は伏せて、各々の子どもに8割以上正解していたと伝えます。

 

そして成績を伝えると同時に、第1のグループの子どもたちには、「たくさん問題が解けたなんて、頭がいい!」と話しました。

 

第2のグループには、成績を伝えるだけで、特に何も褒めるような言葉はかけませんでした。


次に2回目のテストを行います。今回のテストは、子ども自身にどちらかの問題を選ばせることにしました。


片方のテストは、「1回目のテストより難しい問題で解けないかもしれないが、チャレンジすれば何かを学ぶことができる」と伝えた問題。


もう片方のテストは、「1回目と同じ程度でやさしい」と伝えた問題。

 

そうすると、1回目のテストで「頭がいい」と褒められた子どもの約65%が、やさしい問題の方を選び、何も褒められなかったグループでは、やさしい問題を選んだのは45%でした。

 

つまり、頭がいいと褒められた子供は困難に立ち向かうのを避け、やさしい方を選ぶ傾向が強かったということがわかります。

 

大事なのは努力を褒めること

 

コロンビア大学の実験から「結果」を褒められた子どもは失敗を恐れるようになり、新しい挑戦を避けるようになる、ということがわかりました。

 

だからこそ、子ども褒めるときは、「結果」をほめるのではなく、そこに達するまでの「プロセス」つまりは「努力」をほめるようにすると良いということです。

 

努力を褒められた子供は、おのずと結果がどうなろうと新しい挑戦に取り組みやすくなる、ということが研究結果からもわかっています。

 

失敗を恐れずに進んで新しいことに挑戦できる人間に育って欲しければ、結果ではなく、努力を褒めるようにしてあげてくださいね。

 

最後に

どうしても僕たちは結果に目を向きがちです。「100点を取る子供は偉い」など、確かに僕たちが受けてきた教育は結果に目を向けるものが多かったような気がします。点数の結果が成績の評価につながっていました。

 

余談ですが、ものすごく絵を描くのが好きな友達がいて、その友達は誰よりも楽しんで絵を描いていました。ただ、問題は絵が下手だったということ。よって、美術の成績は悪かったのです。。。

 

確かに、点数や売上、勝敗というもはわかりやすいものです。ただ、その点数などが結果として現れたときだけ褒めるということはいかがなものかと思っていました。

 

今回、紹介したコロンビア大学の実験の論文を読んで、確かに納得です。結果だけを褒められた子供が「失敗をできない」という恐れから、難しい挑戦を避ける傾向になるのもうなずけます。そうならないためにも、結果ではなく努力に目を向けて褒めるということが大切です。

 

子どものテスト結果が返ってきた時に、たとえ点数が悪かったとしても「取り組んだ努力」をほめるようにしてあげること。例えば、テスト前の準備や姿勢などです。また、スポーツの試合なら勝敗の結果を褒めるのではなく、どれだけ練習したかなど努力を褒めることがいいのでしょう。

 

ちょっとしたことですが、意識しないと、いつの間にか結果ばかりに意識を向きがちになります。意識的に努力を褒めるというようにしたいですね。これは、子育てだけではなく、社会人になっても新人教育や部下を育てるときにも活用できると思います。

 

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