日々の記録

アニメと読書の感想をメインにしたブログです。 ☆ゆるゆるっと更新中です☆


ダイビング部の先輩、二宮愛と二宮誠がようやくメインで登場です!

先日のプールでのダイビング練習の後、双葉は全身が筋肉痛になってしまったようです。でも、双葉はそれでもまたダイビングしたいと思い続けていました。いつもモジモジと引っ込み思案な双葉ですが、少しずつ変わってきているようです。

筋肉痛の双葉を気遣って、光は今日はプールでまったりしようと提案します。しかし、火鳥先生がそれを許しませんでした。あまりにも双葉の体力がなさすぎるので^^;、学校の周りをランニングして体力作りをするように命じられました。

光は、ダイビング部の先輩がずっと顔を出さないことを気にしていました。ランニング中の2人は、思わぬ形でその先輩と遭遇することになるのでした。OPでバレバレでしたが、その先輩は前に光がインストラクターをつとめて、一緒にダイビングした変なかぶり物の人達でした。(^^;

二宮愛と二宮誠は、双子の姉弟でした。誠は横暴な姉の愛に、いいように使われているようです。
部長の愛は、新入部員が勝手に部室に侵入して勝手にダイビングスーツを使ったことを怒っていました。光は機会を見てきちんと謝ろうと思っていましたが、何も知らずに遅れた現れた双葉が部のことを話してしまい、2人の正体が発覚してしまったのでした。

こうして愛と、光&双葉が対峙することになりました。拳で語る気まんまんの愛に、光はいきなり土下座して謝りました。光と一緒に、双葉も土下座して失礼を謝りました。そんな2人の姿に、愛の怒りは行き場を失ったのでした。

何はともあれ、これでようやく光と双葉はダイビング部の先輩と会うことができました。そして翌日は、愛たちの2年生の教室でダイビング部のミーティングが行われました。緊張しまくっていた双葉と光でしたが、きちんと謝った2人のことを、愛はもう全く怒っていませんでした。

そして、これからのダイビング部の活動計画が立てられました。まずは初心者の双葉の基礎体力作りに重点が置かれます。とはいえ、その間まったく水に入らないわけではなく、並行してプールでダイビングに慣れるための訓練も行うことになりました。

そして双葉には、バディと一緒に海に潜るために必要なオープンウォーター・ダイバーのライセンス取得を目指すことになりました。このライセンスを取れば、光と一緒に海に潜れると知って、双葉はますますやる気になりました。

そんな中、いきなり光が黒板に落書きを始めました。部長の愛が、それを怒るかと思いきや、光の描いた絵よりもさらに高クォリティーな絵で応じます。こうして黒板は、みるみるうちに海の絵でいっぱいになりました。そして双葉は、みんなが描いた絵に色をつける役目を任されました。まだ本当の海の中を知らない双葉ですが、双葉の色づけされた絵はとてもきれいでした。

せっかく描いた絵ですが、いつまでも放置しておくことはできません。でも消してしまう前に、双葉は携帯で写真を撮ることを提案しました。双葉はこれまでにも、大切なたくさんの思い出を写真に撮って残していたのでした。
・・・なんと、この作品は「たまゆら」な部分もあったのでした。(^^; 双葉はお気に入りのカメラとか持っていそうですね。

こうして先輩との顔合わせも終わり、いよいよ本格的にダイビング部の活動開始です!
そこには、どんなドキドキが待っているのでしょうか。この先も楽しみです!(^^)
翔の心の闇が、明らかになるお話でした。

菜穂は学園祭の時に、翔と一緒に花火を見る約束をしていました。しかし、翔が菜穂と親しくしているのが面白くない上田先輩は、菜穂に雑用をいいつけて翔との約束を邪魔するのでした。でも、須和と萩田、あずさと貴子の協力もあって、何とか菜穂は翔との約束を果たすことができました。

そして、菜穂と翔の関係はますます進展するのでした。進展といえば、あずさと萩田もけっこういい感じなのですが、こっちはどうなっているのやら。(^^;

未来の菜穂たちは、翔のお祖母さんから翔が死んだ本当の理由を聞きました。事故で死んだ翔は、本当は自殺していたのです。翔はずっと、お母さんとの約束を果たせなかったことを悔やんでいました。そして、お母さんに謝るために死ぬ覚悟を決めたのでした。

未来からの手紙をようやく最後まで読んで、菜穂は翔の死の真相を知りました。そして、登校初日に翔を誘ってしまったこと、上田先輩とつきあったら嫌だと言えなかったことを、激しく後悔するのでした。そして菜穂は、少しでも翔の力になりたいと思うのでした。

そんな中、夏祭りがありました。本当はみんなそろって遊ぶはずでしたが、須和たちが気を遣ってくれて、菜穂と翔を2人きりにしてくれたのでした。一緒に神社にお参りした菜穂は、翔に何をお願いしたのか聞こうとします。しかし、なぜか翔は答えてくれません。

手紙で翔が悩んでいることを知っていた菜穂は、少しでも翔の力になりたくて、ちょっと強引に話を翔のお母さんの方へと向けました。すると翔は、ようやくお母さんのことを話してくれました。初登校の日、翔は精神的に不安定になっていたお母さんと一緒に、病院に行く予定でした。しかし、菜穂たちが誘ってくれたのがうれしくて、お母さんにつきそうことをやめたのでした。

それが原因で、お母さんは自殺してしまいました。そのことで、ずっと翔は自分を責めていたのでした。そんな翔のために、菜穂は何ができるか考えました。しかし菜穂ひとりでは、できることが限られています。そして菜穂は、ついに須和に未来からの手紙のことを話そうとします。

ところが須和は、既に手紙のことを知っていたようです。菜穂と同じように、須和のところにも未来からの手紙が届いていたのでしょうか!?

最初から菜穂が手紙の指示に従っていれば、翔のお母さんが死ぬことはなかったのかもしれません。でも、いきなりそんな手紙を信じるのは誰にも難しいことだと思います。それよりも、翔が上田先輩とつきあってしまったために、今いろいろと菜穂に意地悪をしてくる方が気になります。
菜穂と須和は、翔の未来を変えることができるのでしょうか。
王弟ギスカールの国王暗殺計画に、イリーナとエトワールが利用されるお話でした。

物語は前回の少し前にもどります。王都エクバターナでは、ギスカールが国王を塔に幽閉して実権を握っていました。しかし、権力は得たもののギスカールの苦労は増えるばかりです。ボダンが水路を破壊したために、エクバターナでは水が不足していました。また兵たちの一部には、パルス人を皆殺しにしろという者もいます。

エクバターナへ到着したエトワールは、都の荒廃ぶりに驚きます。エトワールは、負傷した兵たちと難民の保護を求めますが、誰も彼女の言葉に耳を貸そうとはしません。そんな時、エトワールは国王が塔に幽閉されていることを知りました。王はこれがギスカールの意思ではないと思っていましたが、エトワールに救いを求めました。そんな国王にエトワールは力を貸して、ギスカールと会わせようとするのでした。

そしてエクバターナの近くにいたイリーナの一行は、ルシタニアの兵に捕らえられました。イリーナと面会したギスカールは、彼女が本物のマルヤムの内親王だと知りました。イリーナがルシタニアに恨みを抱いていると知ったギスカールは、国王暗殺に彼女を利用しようと思いつきました。

そこへ運悪く現れたのが、エトワールでした。国王が自分と会いたがっていると知ったギスカールは、エトワールも暗殺に利用することにしました。こうしてエトワールは、真実を知らぬまま国王をイリーナの元へと案内することになったのでした。

ルシタニアの国王に会ったイリーナは、彼に剣を向けました。その剣は国王を刺しましたが、太っていたことが幸いして^^;、それは致命傷とはなりませんでした。ギスカールの国王暗殺は、あと少しというところで失敗してしまったのでした。

しかし、証拠を隠滅するためにイリーナとエトワールは処刑されることになりました。イリーナと一緒に行動を共にしていた、アルフリードの兄メルレインは自力で牢獄から抜け出していました。イリーナの処刑を知ったメルレインは、それを阻止しようとします。

イリーナが火刑にされようとしたその時、城門を破って兵たちがなだれ込んできました。ヒルメスに率いられた軍勢が、イリーナの救出に駆けつけたのです。イリーナを救うと、ヒルメスは再び姿を消しました。お姫様のピンチに、勇敢な王子が駆けつける。ベタな展開ではありますが、イリーナの幸せそうな表情がとっても良かったです。(^^)

そして捕らわれていたエトワールは、メルレインに救い出されていました。メルレインと話をしたエトワールは、彼の妹アルフリードがアルスラーンと行動を共にしていることを教えました。そしてエトワールは、再びアルスラーンと会うためにメルレインと一緒に行動することになったのでした。

今回はイリーナとエトワールと、2人の女性がメインのお話でした。囚われの身となりながらも毅然としたイリーナの美しさ、傷ついた兵や国王のために働いているのに味方に裏切られるエトワール。どちらも運命に翻弄されています。
そしてイリーナがからむと、かっこよさが倍増するヒルメスも忘れちゃいけませんね。(^^;
魔法つかいプリキュア! キュアフレンズぬいぐるみ キュアフェリーチェプリキュアと新たな脅威との戦いが始まるお話でした。

夏休み、みらいたちは魔法学校で過ごそうと、魔法界へとやって来ました。魔法学校では、夏祭りの準備が進められていました。魔法界はずっと春なのですが、夏祭りが行われるのです。魔法学校の制服を着ていないはーちゃんは、いきなり目立っています。それならと、得意の魔法で制服を作りますが、かえって注目を浴びることになってしまいました。(^^;

そんな中、補習仲間のジュン、エミリー、ケイが現れました。ジュンたちは、新入生をしきってお祭りの準備を進めていたのでした。久しぶりにみらいやリコと顔を合わせることができて、ジュンたちは大喜びです。でも、ことはの姿になったはーちゃんは、はーちゃんだと認めてもらえませんでしたけど。(^^;

みらいたちは、魔法学校の食堂にやって来ました。春休みに来た時は、食堂はお休みでしたが、今は営業中でした。そこでは、たくさんの食べ物を無料で食べることができるのです。そこでみらいは、魔法商店街のトッドさんと再会しました。トッドさんは、学校の食堂に新鮮な野菜や果物を納品しているのでした。でも今年はお天気がいいのに、なぜかミカンが育たないのだそうです。少しずつですが、魔法界に異変が起きているようです。

食事を終えたみらいは、校長先生が浮かない顔をしているのに気づきました。校長は聖なる木の側で、来たるべき災いについて考えていたのです。そんな校長先生に、みらいは自分の決意を伝えました。リコやはーちゃんと別れることになった時、みらいはとても辛い思いをしました。だから、もうそんな思いをしないように、いつもみんなで笑顔でいようと決意したのでした。

その時、2人の前にラブーが現れました。彼は大いなる災いの源である、デウスマストの命を受けて魔法界へとやって来たのです。その目的は、世界に混沌をもたらし、魔法界を破壊することでした。デウスマストが魔法界に到着する前に、邪魔者を排除することが、ラブーの役割でした。そしてラブーは、ヨクバールよりも強力なドンヨクバールを生み出したのでした。その上、ラブーは強力な結界で魔法の木を包んで、みらいと校長を閉じ込めてしまいました。

リコとはーちゃんは、異変を察知して魔法の木へと駆けつけました。しかし、強力な結界に邪魔されて中に入ることができません。みらいを助けたいというはーちゃんの気持ちに反応して、リンクルストーン・エメラルドが輝き始めました。その力に助けられて、リコとはーちゃんは結界の中に入ることができたのでした。

そしてみらいたちは、プリキュアに変身します。今回から変身シーンは、ミラクルとマジカル、フェリーチェの3人がセットになったものになりました。「魔法つかいプリキュア」と決めセリフを言う時に、フェリーチェがミラクルとマジカルの前にちょこんと座っているが何だか可愛かったです。

ドンヨクバールは、今まで戦ってきたヨクバールとは比べものにならない強さを持っていました。その攻撃の前に、ミラクルとマジカルだけでなく、フェリーチェも苦戦します。しかし、ミラクルは戦うことを諦めませんでした。いつも一緒に、みんなで笑顔でいる。その決意は、ミラクルだけでなくマジカルやフェリーチェも同じでした。

そして3人の強い思いは、プリキュアに力を与えました。エコーワンドの販促が終わったのか^^;、今回はフェリーチェが防御役で、ミラクル&マジカルの必殺技でドンヨクバールが浄化されました。ここでラブーは引き下がりましたが、彼はいつまでもプリキュアと戦うつもりはないようです。ラブーが本気を出せば、いつでもプリキュアを倒せるという余裕が感じられました。

こうしてプリキュアは、新たな敵を撃退しました。来たるべき災いについて思い悩んでいた校長先生でしたが、みらいの固い決意を聞いて、自分もできることをしようと決めました。しかし、これからの戦いは今まで以上に厳しくなりそうです。ドンヨクバールに対抗するためにも、新たなプリキュアのアイテムが必要になりそうですね。

というわけで、ついに新たな敵との本格的な戦いが始まりました。デウスマストの正体はまだ不明ですが、太陽の中に見えた黒い影がデウスマストの本体なのでしょうか!?
還らざる城 (中学生・高校生必読名作シリーズ)眉村卓さんの「還らざる城」を読み終えました。

この作品は眉村さんの「とらえられたスクールバス」などと同じく、20世紀に生きる少年が戦国時代にタイムスリップしてしまうお話です。

高井敏夫は父が計画に参加している、タイムカプセルを見学させてもらうことになりました。20世紀の技術を詰め込んだ大きなカプセルを、敏夫は父の部下である稲田青年に案内してもらいます。ところが、その途中で誰もいないはずのカプセルの中に、不思議な女の子が現れました。カラリンコというその少女は、40世紀の未来からやって来たというのです。

カラリンコは、20世紀のタイムカプセルに興味を持って、それが開けられる前に中を見てみようとしたのです。ところが、カラリンコが乗ってきたタイムマシンのトラブルで、敏夫たちはタイムカプセルごと戦国時代へと飛ばされてしまったのでした。

カプセルの中に入っていた20世紀の道具を使い、敏夫たちは襲ってくる武士たちを撃退しました。そして敏夫は、その時に知り合った、シノという女の子に心惹かれるのでした。そんな敏夫に、カラリンコが焼き餅を焼くのが面白かったです。

限られた材料を使い、カラリンコはタイムマシンを修復しようとしています。そんな中、敏夫と一緒にやって来た稲田青年の様子がおかしくなりました。戦国時代で生活するうちに、稲田青年は20世紀の技術を使って、自分が日本を支配する大名になろうとしていたのです。

そんな稲田青年に、敏夫は反発します。しかし、稲田に協力しないことには、当面生き抜くことさえできません。違和感を覚えつつも、敏夫は稲田と共に来たるべき北条軍との戦いに備えます。果たして稲田青年は、その野望を実現することができるのでしょうか。そして敏夫は、どういう道を選ぶのでしょうか。

20世紀の豊富な道具に、稲田青年は剣道五段の腕前と、いろいろと都合のいい設定がそろっていますが^^;、登場人物の心の動きや、先の読めない展開が面白かったです。主人公の敏夫は優等生的な感じですが、未来から来た少女カラリンコの言動が面白かったです。
フレイアと空中騎士団のカシムが、故郷の話で盛り上がるお話でした。(^^;

ワルキューレとΔ小隊は、惑星ヴォルドールへと潜入していました。彼らは複数のチームに分かれて、目的を遂行しようとします。一方、ウィンダミア軍もまたロイドの指示で、惑星ヴォルドールへと空中騎士団を派遣していました。

空中騎士団のカシムは、今のロイドのやり方に疑問を持っていました。ボーグのようには、カシムはロイドを信用することができなかったのでした。そんなカシムに、ボーグは騎士を辞めろと吐き捨てます。それを聞いたカシムは、自らの意志で任務から外れたのでした。

そんなカシムと、遺跡への侵入経路を探していたフレイアが出会うことになりました。焼きリンゴの匂いにつられて、カシムの元へと向かってしまうのが、いかにもフレイアらしいですね。(^^;

フレイアはカシムに捕らわれましたが、カシムはフレイアに何もしませんでした。今の彼は、騎士ではなく、一個人としてリンゴを食べていただけだったからです。そんなカシムとフレイアは、生まれ故郷が近かったこともあって、故郷のローカルトークで盛り上がるのでした。

そこへハヤテが現れます。しかし、ハヤテは簡単にカシムに取り押さえられました。カシムは、ハヤテとも戦うつもりはありませんでした。地球とウィンダミア、共に願っているのは平和のはずなのに、どうして戦いは終わらないのでしょうか。

そんな中、遺跡の中枢にたどり着いた美雲は、そこで何か心に響くものがありました。こうして、いきなり美雲のコンサートが始まり^^;、それを察知したウィンダミアとの戦いが始まりました。ハヤテとカシムは、共に名前を教え合って別れました。カシムはインメルマンという名前に覚えがありました。

こうして遺跡を中心に、ワルキューレ+Δ小隊と空中騎士団の戦闘が始まりました。戦いには軌道上にいたキースも参加してきます。フレイアの歌の後を押しを得て、ハヤテは再びキースと互角の戦いをみせました。そしていつものように、戦いの合間にボーグはワルキューレを狙います。しかし、それはことごとくハヤテに防がれました。

そしてロイドは、ハインツの歌を使って遺跡を発動させます。その歌は、ワルキューレにも悪影響を与えます。自分を失ったままフレイアは歌い続け、それはハヤテにも悪影響を与えます。そんな中、美雲は自身の過去の一部を思い出したようです。いつもとは違う美雲の歌は、ハインツの歌さえもはねのける力がありました。

自らの出自さえも知らない美雲には、どんな秘密が隠されているのでしょうか。そして、それは地球とウィンダミアの戦いを止める力となるものなのでしょうか。
さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~さかなクンの自叙伝、「さかなクンの一魚一会」を読み終えました。

テレビのバラエティー番組でもおなじみの、さかなクンの生い立ちが語られている本です。小さな子供にも読みやすいように、漢字にはルビがついています。さかなクンは、最初からさかなクンだったわけではなく、それはちょっとした小さなきっかけから始まりました。

読んでいて驚いたのは、幼い頃からみせるさかなクンの集中力の強さです。気になることがあったら、徹底的にそれを追求する。そして、そんなさかなクンをお母さんが優しく見守り、さかなクンのやりたいようにさせてあげたのも凄いです。さかなクンが今のような凄い人になれたもの、このお母さんがいたからだと思います。

この本を読んで強く感じたのは、人は1人1人違っていていいんだという当たり前のことでした。自分の子供時代を思い起こしてみても、あの子は算数が得意、あの子は走るのが速い、あの子はいつも周囲を笑わせてくれる、などとそれぞれに凄いところを持っていました。

それが中学・高校と進むにつれて、成績がいいかスポーツが得意なことくらいしか、人を測る物差しがなくなっていったように思います。これはとっても寂しく、とってももったいないことだと思います。そして社会に出ると、仕事ができるできない、どれだけお金を稼ぐか、もっと物差しは寂しくなりました。

この本は、そんな価値観に疑問を持ち、立ち止まって考えさせてくれる素敵な本でした。子供にも読みやすく、大人にも得るところがある。親子で楽しめる、素晴らしい本です。(^^)
双葉がダイビングを初体験するお話でした。

今日は双葉は、光のお祖母さんが経営する海の家に来ています。光がダイビングショップのお客さんと一緒にダイビングすることになり、その見学に来ていたのでした。初心者の双葉に、光はダイビングに必要な準備をいろいろと教えてくれます。光はいろいろ説明してくれたけど、なんかパンツしか印象に残らなかったかも。(^^;

ダイビングは、2人が1組になって行うのが原則らしいです。今日の光のバディは、ショップのオーナーです。2人1組になって相手の装備を点検することで、確認漏れや不具合を事前に発見できるようになっているんですね。

そんな光を、双葉はうらやましそうに見ています。光は将来は、ダイビングのインストラクターになるのが夢でした。でも双葉は、自分が将来何になりたいか考えたこともありませんでした。自分の夢に向かって、着実に進んでいる光を双葉はかっこいいと思うのでした。

4月の海は、海中がプランクトンで濁っていて、視界は1mほどしかないようです。しかし、それは自然が生きていて、新しい生命がはぐくまれていると知って、双葉は感激するのでした。

そして双葉は、自分も早く光と一緒にダイビングしたいと思いました。光のバディになるのが、とりあえずの双葉の目標ですね。その後、光のパンツ騒動があったりしましたが^^;、双葉はますますダイビングをしてみたくなりました。

そしてダイビング部は、いよいよ学校のプールでダイビングの練習です。ダイビングに必要な機材を全て身につけると、30kgくらいになるそうです。女の子には、かなり厳しい重量ですね。

そして双葉は、光と一緒に初ダイビングです。ところが、ゴーグルに水が入ってしまうのを、どうしてもうまく対処することができません。何度やっても上手くいかず、とうとう双葉は諦めかけます。しかし、そんな双葉を光が引き留めてくれました。そのおかげで、双葉はダイビングすることを怖さを口に出すことができました。

これまでの人生で、双葉はいろいろなことを自分から壁を作って諦めてきました。しかし、今の双葉の側には光という頼もしいバディがいます。そのおかげで、双葉は困難に立ち向かう勇気をもらったのでした。

そして双葉は、ようやく水の中に入っても余裕ができました。そんな双葉を、光はさらにプールの深い場所へと誘います。そこから水面を見上げると、キラキラと美しく輝いていたのでした。こんな深い場所があるということは、この学校のプールはダイビングの練習も考慮して作られているようですね。

こうして双葉の初めてのダイビングが終わりました。しかし、とりあえず双葉は基礎体力をつけるところから始める必要がありそうです。

今回もふんわりと癒やされる、やさしいお話でした。その一方で、ダイビングの難しさや怖さもしっかり描かれていて、ダイビングするなら基本をきちんと身につけようという点も忘れてないのがよかったです。(^^)
周囲のバックアップもあり、菜穂と翔の関係は急速に進展しています。

翔は、お母さんの四十九日があり、しばらく学校を休みました。ようやく学校に現れた翔は、菜穂を誘いました。菜穂は自然に他のみんなにも声をかけましたが、みんなは菜穂と翔を2人きりにするために気を遣ってくれたのでした。

展望台で翔は菜穂に、これまでのお弁当やモーニングコールのお礼だと、きれいな髪留めをプレゼントしてくれました。翔からの思わぬプレゼントに、菜穂は大感激です。そして、さらに2人の関係は進展していきます。

文化祭の時、手紙では翔から花火を一緒に見ようと誘われたことになっていました。しかし、未来が微妙に変化しているせいか、翔は声をかけてくれません。でも未来からの手紙で、それが未来の自分の大切な思い出だと知っていた菜穂は、自分から翔に声をかけたのでした。

そんな中、化学の授業の途中で先生がタイムマシンの可能性について話をしました。先生は時間旅行は可能だと考えていました。しかし萩田は、未来から過去に行って過去を変えたら、矛盾が起きるのではないかと指摘しました。それに対して先生は、パラレルワールドで複数に分岐する未来という説明をしました。

その授業の後、菜穂は未来からの手紙について考えていました。いくら今の菜穂ががんばっても、菜穂に手紙を送った未来の菜穂の過去は変えられない。それが菜穂にはショックだったのでした。しかし、だからこそ今の自分ががんばって、少しでも後悔のない未来を目指そうとするのでした。

須和が菜穂のことが好きなことは、あずさや貴子にはバレバレでした。でも菜穂の気持ちに気づいている2人は、菜穂の応援をすると須和に伝えました。須和は菜穂のことが好きだけれど、今の菜穂が翔と一緒で幸せそうにしていることを喜んでいました。好きな人が幸せなのが幸せ、そう思える須和は包容力があってかっこいいですね。(^^)

そして文化祭になりました。あずさや貴子、須和はちょっとした時間を使って、できる限り菜穂と翔を2人きりにしてくれます。そこへ思わぬ横やりが入りました。翔と別れが上田先輩が、その取り巻きと一緒に菜穂に難癖をつけてきたのです。偶然それを目撃した須和は、毅然とした態度で菜穂を救い出したのでした。

未来からの手紙には、翔のことだけでなく、須和のことも書かれていました。今まで須和が菜穂のために何かしてくれることを、菜穂は自然に受け入れていました。しかし本当は、須和は菜穂からの感謝の言葉を聞きたかったのです。
そんな須和に、菜穂はようやくきちんと「ありがとう」を言うことができました。それを聞いた須和の目に涙が浮かんでいたのが印象的でした。

上田先輩は相変わらず最低ですが^^;、菜穂は少しでも後悔のない未来にしようとがんばっています。そんな菜穂の未来は、手紙を送ってくれた未来の菜穂へとつながっているのでしょうか。それとも、それはまた別の未来なのでしょうか。
ナルサスが、シャガードと袂を分かつことになるお話でした。

ダリューンらの援護のおかげで、グラーゼたちの船団は救われました。長くパルスを離れて、セリカへと赴いていたグラーゼでしたが、アルスラーンたちの話を聞いて力になることを約束してくれました。グラーゼは商人ですが、お金にそれほどこだわりがあるわけではなく、それよりは稼いだお金をより活かして使うことを考えていたのでした。

こうしてアルスラーンは、グラーゼからの資金という後ろ盾を得ました。そんなアルスラーンたちにとっての気がかりは、腐敗していることが明白なギランの総督ペラギウスでした。ナルサスはその智略を使って、ペラギウスの化けの皮を剥ぐことにしました。この作戦にファランギースとジャスワント、ギーヴ、そして新たな仲間となったグラーゼも参加します。

総督府へ赴いたグラーゼは、ペラギウスにシリカからの献上品があると話を持ちかけました。献上品としてやって来たのは、セリカ人になりすましたファランギースと小姓を務めることになったジャスワントでした。ファランギースは、ペラギウスを酔わせて、その本心を引き出します。その間にギーヴは、ペラギウスの侍女を口説き落として、ペラギウスの不正の証拠をつかんだのでした。

こうしてペラギウスはアルスラーンに裁かれ、総督の地位から追放されました。ペラギウスがため込んでいた金は、貧しい者たちへと返還されることになりました。その様子を見ていたシャガードは、その行為をあざけりました。今のシャガードにとって大切なのは、自らがより大きな財力を手に入れることだけでした。

そんなシャガードに、ナルサスは失望します。その上で、ギランを襲う海賊の背後には、海賊への内通者がいるらしいこと、そしてそれがシャガードだということも、ナルサスは見抜いていたのでした。

そんな中、多数の海賊船が海上に現れました。海賊たちは先日の敗北に報復するために、シャガードの指示なく勝手に出撃してきたのでした。そんな彼らの動きは、既にナルサスに予測されていました。海賊がギランの周囲の海流を熟知していることを逆手に取り、水門を開けることでナルサスは海流の動きを変えました。

その上で海賊船に向かう流れに、油をのせた筏を流して、海賊船に火をつけたのでした。海賊たちが混乱する中、ギランからグラーゼたちが海賊に立ち向かいます。さらに、それに加えてダリューンも戦いに加わりました。ダリューンとグラーゼの武勇の前に、海賊たちはあっけなく壊滅したのでした。

戦いを終えた後、ナルサスはアルスラーンに、グラーゼを新たなギランの総督に任命するように助言しました。勇猛で義侠心の強いグラーゼなら、確かによい総督になってくれそうですね。(^^)

今回はこれで終わりかと思いきや、その頃エクバターナでは異変が起きていました。アルスラーンと別れて、エクバターナへと帰還したエトワールが、王弟ギスカールの命で国王を殺害した罪で捕らわる事態になっていました。そしてヒルメスの思い人であるマルヤムの内親王イリーナが、火あぶりにされようとしています。
アンドラゴラス三世が去った後、いったい王都エクバターナで何が起きているのでしょうか!?