競泳男子800mリレー 日本が銅メダル 52年ぶり

競泳男子800mリレー 日本が銅メダル 52年ぶり
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リオデジャネイロオリンピックは9日、競泳男子800メートルリレーの決勝が行われ、日本は7分3秒50のタイムで銅メダルを獲得しました。この種目の日本のメダル獲得は1964年の東京大会以来52年ぶりです。
日本は予選全体の5番目のタイムで決勝に進みました。
日本は、1人目の萩野公介選手が2番手で、次の江原騎士選手につなぎました。江原選手は先頭のアメリカに食らいついて、この時点でオーストラリアとほぼ同時の3番手で、続く小堀勇氣選手につなぎました。
小堀選手はすぐに順位を2番手に上げ、最後の松田丈志選手へとつなぎました。今大会はこの種目だけの出場となる32歳の松田選手は、最後の競り合いでイギリスに抜かれたものの、3位に入り、日本は7分3秒50のタイムで銅メダルを獲得しました。
日本がこの種目でメダルを獲得するのは1964年の東京大会以来52年ぶりです。金メダルはアメリカで7分0秒66でした。

松田丈志「若い選手が自由形を強くしてくれると願う」

萩野選手は「前日の200メートル自由形のように情けない結果だけは残したくないという思いで泳いだ。ほかの3人に心強いメンバーがいてくれたので、できることをするだけだった。ベストタイムは出なかったが、よい結果につながってよかった」とレースを振り返りました。

江原選手は「前半は思ったようにタイムが出ず、自分の中では反省もあるが、ほかの3人のおかげでメダルを取ることができて、今は感謝の気持ちでいっぱいです」と話していました。

小堀選手は「前の2人がいい順位できてくれたので、タイムは気にせずにレースに集中して自分の仕事をしようと、アメリカを最後まで追いかけた」と話していました。

松田選手は「いい位置でつないでくれたので、何とかメダルを取りたいと泳いだ。このメダルをきっかけに、若い選手たちがさらに日本の自由形を強くしてくれることを願う」と話していました。