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岐阜飛騨を「聖地に」 新作アニメ「君の名は。」のモデル
『秒速5センチメートル』や『星を追う子ども』で知られる人気アニメーション監督、新海誠さんの26日公開の映画最新作『君の名は。』に登場する田舎町に、飛騨市の風景がイメージとして用いられている。市は機運を盛り上げようとポスター制作やパネル展示を始めたほか、住民からは地域活性化への期待の声が上がっている。 作中では、東京で暮らす主人公の瀧(たき)が、山深い町に住むヒロインの三葉(みつは)に会いに行く。その道中にはJR飛騨古川駅、宮川町落合のバス停などをモデルとした場面が出てくる。田園風景が美しく、特急ワイドビューひだも登場する。 作品を配給する東宝と市はコラボレーションし、作品イラストに「岐阜県飛騨市は『君の名は。』を応援しています」との文言を入れたポスターを制作。B1判とB2判計三百枚を刷り、既に東海北陸六県のTOHOシネマズで掲示しているほか、県内を中心に公共施設などに配る。 作中では駅構内に県畜産協会の飛騨牛PRキャラクター「ひだくろ」が登場することから、早速ひだくろのパネルを作り、飛騨古川駅に展示した。 市観光課の担当者は「飛騨の田舎の風景が美しく描写されている。ありがたいことで、これをチャンスとして誘客につなげたい」と話す。落合のバス停近くに住む井戸健登(たけと)さん(19)は「新海監督の作品は好きなので楽しみ。町は過疎化が進んでいるので、いろんな人に見に来てもらい、少しでもにぎやかになってほしい」と話していた。 (浜崎陽介)
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