情報システムのトピックス-PR-
中国最大手のAlibaba Cloudが日本上陸、国内データセンターで安心感高める
中国市場でトップシェアを持つパブリッククラウドサービス「Alibaba Cloud」が、2016年内にも上陸する。中国・アリババグループ傘下のアリババクラウドコンピューティングが運営する。
アリババグループとソフトバンクは2016年1月、合弁会社「SBクラウド」を設立。現在、国内でのサービス展開に向けて準備中だ。2016年12月末までに、国内に設けたデータセンターで正式サービスを開始する計画である(図)。
Alibaba Cloudは、「Alibaba.com」などアリババグループのEC(電子商取引)サービスを支える基盤として誕生した。ECモールで発生する膨大な取引を処理する中で培った、高いコンピューティング能力を強みとする。
アリババグループが2015年11月11日に実施した最大セール「独身の日」は、1日で1.8兆円の流通総額を記録。楽天の国内ECの年間流通総額2.7兆円と比較すると規模の大きさが分かる。アリババクラウドコンピューティングのCEO(最高経営責任者)で、SBクラウド取締役のサイモン・フー氏は「1秒間に14万回の取引が発生したが、問題なくさばいた」とアピールする。
IaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)のほか、データベースやストレージなどのPaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)も提供。機械学習、ビッグデータ分析といった機能も拡充している。
連載新着記事一覧へ >>
- 続々とハックされるIoT、「Black Hat 2016」現地レポート (2016/08/10)
- 三越伊勢丹「メンズ館」でO2O、アプリ記事見て「マネキン買い」誘発 (2016/08/10)
- 「ネットがリアルな問題を解決できる」、ハードウエアベンチャー向けイベント開催 (2016/08/09)
- 「全てのプロジェクトが予定通り総合テスト入り」、みずほ銀行の次期勘定系開発が大詰め (2016/08/09)