オレンジ・マーマレード 오렌지 마말레이드 Orange Marmalade
2015年5月15日スタート 金22:35~ 全12話
KBS公式サイト Daum Facebook
脚本:ムン・ソサン
演出:イ・ヒョンミン(雪の女王、天国の郵便配達人)
見る! 英語字幕 英語字幕 字幕なし
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▲ 続きを隠します!
最後のシーズンが始まりました。
未来編…といっても、シーズン1の4か月後ですが、
物語の背景は大きく変わりましたね。
吸血鬼通帝国が人間と吸血鬼の共存プロジェクトをスタートさせ、
マリは、それに志願した最初の10人の中の一人…、
吸血鬼であることを公表した上で、高校に通っているのです。
蘇生したシフは、マリの両親と共に吸血鬼であることは秘密にしたまま…。
マリに助けられたジェミンは、その4ヶ月間の記憶だけが失われた状態。
正義漢ではあるものの、ヴァンパイアを嫌うところは一緒ですね。
ヨ・ジングくんは大好きですが、ここではイマひとつハマれず…。
融通が利かず面倒くさい男の子という印象なんですよね、ジェミンは…・゚・(*ノノ)・゚・
シーズン3でも、やはり私は1本筋の通ったハン・シフのほうが好きです^^。
シフは朝鮮時代と違い、ここではかなり積極的…。
そして、ひどいいじめに遭うマリのナイト役です。
ジェミンと母ミナの関係もだいぶ違っているようで、
最初と同じ人物相関図でありながら、
状況がずいぶん変わっているところが面白いですね。
今までの4ヶ月間の記憶がないだけのジェミンですが、
なぜか朝鮮時代の幻覚を見るようになり、そこにマリの姿もありました。
彼がそんなマリとの記憶を取り戻したとき、二人の関係が大きく変わるのでしょうか。
人間と吸血鬼のロマンスはあり得るのか…。
残りはもう2話…、最後まで楽しんで行けそうです('-'*)フフ♪
キャスト!
チョン・ジェミン(ヨ・ジング) ハンサムで秀才、希望高校の皇帝
ペク・マリ (ソリョン) 希望高校転校生 臆病なヴァンパイア
ハン・シフ (イ・ジョンヒョン) 高校生 VCSに反抗するヴァンパイア
チョ・アラ (キル・ウネ) 希望高校の女神
ソン・ソナ (ユン・イェヒ) マリの母 ヴァンパイア
ペク・スンフン (アン・ギルガン) マリの父 ヴァンパイア
ハン・ユンジェ (ソン・ジョンホ) 希望高校教師 シフの叔父 ヴァンパイア
カン・ミナ (イ・イルファ) ジェミンの母
ファン・ボンソン (パク・ゴンテ) ジェミンの親友、ドラム担当
キム・ハンス (パク・ソヌ) 吸血鬼通帝国(VCS)局長
第10話あらすじ!
医師と話をするジェミン…。
「昨日突然思い出したんです。ぼんやりとですが、
僕が水の中にいたとき、誰かが僕を抱きしめたようでした。
その瞬間、僕の目の前を何かがすばやく通り過ぎたんです。
間違いなく見たんですが、自分が何を見たのか…。
とにかくその瞬間、僕の頭は真っ白になりました。」
「通り過ぎたとは…。もう少し詳しく話してくれないか?」
「何かずっと前から…、よくわからないんです。」
「そのときの気分はどうだった?」
「悲しかったです。何か手に負えないように…。」
「今もそのときのように悲しいのか?」
「全然…。ですが先生、ときどきおかしなものを見るんです。木を…。」

校庭の大きな切株の前に発つジェミン…。
そこに彼を慕う女の子たちが…。
「オッパ、もう大丈夫なんですか?」
「病院へ行きたかったけど、面会はだめだって…。」
「死ぬほど心配しました。もう病気にならないでください。」
「そうか、ありがとう。」
女の子たちは、ジェミンにお見舞いを渡して去って行く。
そのとき、ジェミンの前の切株が大きな木に…!
驚いてプレゼントを落とし、「また…、この木が…。」と呟くジェミン。

そんなジェミンをじっと見つめる高校教師ハン・ユンジェ。
彼は、ジェミンの実母から彼の話を聞いていた。
『先生によると、これは一時的な記憶障害の症状だとか。
自分自身を守るために、ある特定の記憶をブロックしていると…。
そんなに辛い記憶なら、むしろ今のまま記憶がないほうがいいとも思ったけど、
ジェミンが幻覚を見始めたようなの…。
この4か月の記憶が戻ったら、幻覚は消えるのかしら…。』

どこか暗い部屋で、椅子に座り目を閉じたまま、
「寒いわ…、ジェミンに会いたい。」と呟くマリ…。

VCS(吸血鬼通帝国)、モニターを通して会議をするキム局長…。
「2017年の今日、もし我々が平和協定の最初の段階を終了すれば、
そのまま第二段階に進むことができる。」
彼の意見に異議を唱えるモニターの中の男たち…。
「人間と同じ権利を吸血鬼に与えるなど、国民が受け入れるでしょうか。」
「法を書き換えて何になるんですか?
受け皿もないまま水を注げば、泥沼を作るだけです。」
「おっしゃるとおりです。私は、その水を受ける受け皿を作ると申し上げているのです。
…。これが共存プロジェクトなのです。」
局長は、共存プロジェクトの説明を始める。

そして、マリと話をする局長…。
「やります!」
「36番は、すでにアンチヒョンから解放されています。
(안치형:VCSがバンパイアに加える最高刑)
希望高校3年チョン・ジェミン…、
君はヴァンパイアの能力を利用しこの学生を助けました。
…。
君が最初に恩赦を受けることが決定しました。君はもう自由です。
我々からの指示はひとつだけ…。」
「わかっています。今おっしゃった共存プロジェクト…、
私も志願したかったんです。」
「何しろ前例がないことなので、何が起こるか誰にも予測できません。」
「大丈夫です。」
「怖くありませんか?」
「私は耐え抜けます。耐え抜く理由がありますから。
以前と同じ学校に通いたいです。名前も…。」

こうしてマリは、ペク・マリとしてジェミンと同じ希望高校へ通うことになる。
朝の通学電車…、ジェミンの隣に座るマリ…。
「チョン・ジェミン、あなた私の学校でしょう?」
不思議そうにマリを見つめるジェミン…、そのとき一瞬ジェミンに韓服姿のマリが見えて…。

学校へ向かう道を歩くジェミンとマリ…。
「君のことがわからなくてごめん。」
「いいえ、そういうこともあるわ。」
「僕は、事故に遭ったんだ。それで、君がうちのクラスにいることも…。」
「思い出すのを助けるために転校してきたのよ。よろしくね、チョン・ジェミン。」
笑顔を交わす二人…。
そんな二人に驚くファン・ボンソン…。
「おい、あれペク・マリじゃないか?」
「そうだ、ペク・マリだ。」と友人。
「なぜジェミンと一緒に…?」
「まさか同じクラスじゃ…。」
「どうしてあの子戻ってきたの?」
……
周囲の学生たちも、二人一緒の姿に一様に驚きを…。
「みんなどうしたんだ?」とジェミン…。
「私のせいよ。みんな私を避けてるの。」
「なぜ…?」
「私がヴァンパイアだからよ。」
驚いてじっとマリを見つめるジェミン…。
そこにアラも友人たちと現れる。
「あれ、ペク・マリじゃない?」
「そうよ、どうして彼女がここにいるの?制服まで着て…。」
何も言わず、憎々しげに二人を見つめるアラ…。

転校してきたマリを紹介する教師…。
「ニュースを見たでしょう?今日、10人のヴァンパイアがその正体を明かしました。
その中のひとりが、ペク・マリ…、この学校に転校して来たんです。
ヴァンパイアも社会の一員ですから、偏見を持たず彼女と仲良くしてください。」
席につくマリ…、教師が出て行くとマリから離れていく生徒たち…。

屋上で生徒たちのようすを話し合う教師たち…。
「大騒ぎでしょう?」
「はい、怖がっているようでした。偏見を持たずに接するように話しましたが…。」
「子供たちは面白がっているけど、私たちは違うわ。
ヴァンパイアが生徒としてこの学校にいることを知った今、落ち着かないの。」
「悪いように考えないで、ちょっと落ち着かないけど…。」
そこに、ハン・ユンジェが…。
「他の子と同じように接すればいい。ヴァンパイアも他の生徒と同じなんだ。」

もの珍しそうにマリを見に来る生徒たち…。
「ヴァンパイアを見るのは初めてなんだ。本当に不思議だ。」
「可哀想だわ。」
そんな生徒たちに、ユンジェは言う。
「そこで何をしている?さっさと教室へ戻れ。授業が始まるぞ。」

そしてユンジェは、マリの教室へ。
「何をしているんだ?元の場所へ戻らないのか?」
「先生、だってヴァンパイアなんですよ!頭がおかしくなっちゃうわ。」
「VCS(吸血鬼通帝国)が先週発表したじゃないか。
ニュースでもずっとやっているのを見てないのか?」
「でも、なぜ私たちの学校なんですか?」
「とにかく、自分の場所に戻るんだ。ずっとそうしているつもりか?」
そのときジェミンが口を開く。
「先生は、大丈夫なんですか?ヴァンパイア…。
僕たちは大丈夫じゃありません…。」とジェミン。
ジェミンの意見を指示する生徒たち…、アラはうっすらと笑みを…。

立ち上がるマリ…。
「先生、私一番前の席に座るのはどうですか?
私が後ろにいることで皆が落ち着かないなら、前に座ります。」
こうしてマリは、教卓の横で授業を受けることになる。

マリはバンドの部室の前にやって来る。
「また戻って来るとは思わなかったわ。」
中にはジェミンが…。
「君が来たのなら、僕は出て行く。」
「ジェミン…。」
「親しいみたいに僕の名前を呼ぶな。僕と親しかったのか?違うだろ。」
「心配しないで。あなたと親しかった記憶はないから。」
「よかった。これからも、同じクラスにいてもいいが、僕には近づかないでくれ。」
「それには同意できないわ。私は隠れずに生きていくつもりだから。
あなたたち人間の中で、人間のそばで生きていくの。
ヴァンパイアだから、あなたが避けるのは仕方がないけど、私は避けないわ。
邪魔をしてごめんなさい。でも、どうして昼食の時間にここにいるの?
ちゃんと食事して…。」
「どうして君が僕のことを…。」
そのまま部屋を出て行くマリ…。
マリはひとりトイレで昼食の血を飲む…。
「大丈夫よ。あなたはよくやったわ。もっとがんばろう、ペク・マリ…。」

暗い部屋に横たわるシフを見つめる局長と男…。
「ヴァンパイアの再生能力は驚異的だ。」
「我々の到着があと少し遅かったら、彼の蘇生は不可能だったでしょう。」
「身体の4分の1が焼けたのに、輸血以外何の治療もなしに
ああして蘇生できることは、人間には想像すらできないことだろう。」
「仕方なく彼に人間の血を輸血しましたが、大丈夫でしょうか。」
「様子を見よう。とにかく、ヴァンパイアについての新しいデータが得られるんだ。」

希望高校放課後、帰ろうとするマリを遠巻きに見つめる生徒たち…。
「ヴァンパイアに噛まれた夢を見たわ。」、「本当に怖い。」
「何でこの学校にいるの?」、「ヴァンパイアがチングだなんて…。」
彼らの悪意のある言葉に、マリはイヤホンを耳に当てようとするが、
そこにジェミンが…。
「慣れなくちゃ…。避けないで。」と呟き歩き出すマリ…。
ジェミンは、「ネットカフェに行こう!そこでラーメンを食べる。」とファン・ボンソンに…。
「こいつ…、いつもゲームもせずにラーメンばかり食べて…。」
ジェミンは笑いながらボンソンと歩き出す。

マリのことを心配し、家の前で彼女を待っていたマリの父親スンフンは、
「今日はどうだった?」と。
笑顔で「諦めないぞ!」と一緒に気合を入れるマリ親子…。
スンフンは、ちょっと一緒にとマリをアクセサリーショップへ連れて行く。
「元気づけるために買ってあげるから好きなものを選べ!」
そして、「辛いだろ?」と声をかける。
「それでも、嬉しいわ。人間だって嘘をつかなくていいから。」
マリは髪飾りを選ぶ。
「私はいらないから、これをオンマにあげるの。オンマは最近辛そうだから。」
「やっぱり、うちのマリは最高だ!お前も一つ選べ。」
「いいわよ。」

TV番組に出演し、共存プロジェクトについて説明するVCS(吸血鬼通帝国キム局長…。
第1段階として、これまでに10人のヴァンパイアがその正体を明かし人間と共存、
VCSが彼らの安全と個人の権利を侵害されていないかについてチェックしていると…。
それを見ていたハン・ユンジェは、ミナに電話を…。
「食事した?」
「お店、契約したわ。場所もいいし綺麗なお店なの。」
「よかったな。それで人は雇ったのか?僕がいい人を知っているんだけど。」

ネットカフェのジェミンとボンソン…。
そこにクラスメイトから次々に、ヴァンパイアについてのメッセージが届く。
「ヴァンパイアなんて嫌い。」、「彼女を転校させようよ。」、「どうやって?」…。
それを見たボンソンは、「あいつら、みんなで結束して何かするつもりだ。」
そして、何か気づいたように、「あっ、でもお前、大丈夫なのか?」と…。
「何が…?何が大丈夫なんだよ?」
「あぁ…。」と口ごもり、ラーメンの話で誤魔化すボンソン。

翌日、登校したマリは、壁中に貼られた自分への嫌がらせにあ然とする。
その掲示板の前で話をする女子生徒たち…。
「ねぇ、ヴァンパイアに生まれたことが罪なの?」
「そうよ、彼女が可哀想だわ。」
「それでも、ヴァンパイアじゃない。気を付けなくちゃ…。」
「でもどうして私たちの学校じゃなきゃいけないの?」
そこにジェミンも…。
「まったく恐れ知らずだな。おかしな子だ、まったく。」
そう呟いて通り過ぎるジェミン…。

マリは、唇を噛みしめそのまま教室へ行くが、そこにもひどいいたずらがしてあった。
「これを歓迎だと考えるわ。これくらいは覚悟していたけど、お願いがあるの。
私はヴァンパイアだけど、あなたがたに危害を加えたりはしないわ。
私のことを嫌いでもいいの。でも怖がらないで。」
アラとその友人たち…。
「何なのよ一体…。何であんたが命令するの?嫌なら転校すれば!」
「そうだ、転校しろよ。」
クラス中が騒ぎ立てる中、黙って席に座るジェミン…。
マリは、汚された机を拭き始める。

マリのことが心配でたまらず学校へやって来た父スンフン…。
掲示板に貼られた嫌がらせのビラを剥がす彼に、警備員が、
「ヴァンパイアがこの学校に転校してきたんで、子供たちがたちもイライラしているんだ。
この子の両親も何を考えているんだか…。」
「悪い親に出会ったから、辛い思いをしているんです。」とスンフン…。

調理室でお菓子を作る生徒たち…。
「このスナックを受け取る人たちの幸せを考えて作るのよ。」
オーブンからクッキーを取り出そうとしたアラが、プレートを落としそうになる。
それを素手で握り、助けてあげるマリ…。
その子スリは、マリのそばに駆け寄り「大丈夫?」と声を掛けるが、
見る間に治ってしまうマリの火傷…。
「驚かないで、スリ…。私たちはこうなのよ。」
怯えた表情で逃げ出すスリ…。

そこにハン・ユンジェが…、外で話をする二人…。
「君の決断には驚いたよ。本当に辛いだろ?
保護を要求すれば、VCSが対策を講じてくれるそうだ。」
「大丈夫です、先生。それに目立つのは嫌なんです。
私、普通になるためにこれを始めたんですから。」

マリにいじわるをするために、鍋に唐辛子の粉を入れ混ぜるマリの友達たち…。
横にいるジェミンの様子を窺っていたアラは、彼女たちに止めるよう言う。
「ちょっとひどいんじゃない?いくらヴァンパイアでも可哀想じゃない。」
「何が可哀想なの?ペク・マリが?アラ、あなたも今朝見たでしょ。
歓迎の挨拶だと考えるわって。どこまでそう考えるか見てみましょうよ。
どこまで耐えられるか…。」

ハン・ユンジェの言葉を思い出しながら廊下を歩くマリ…。
『辛くて耐えられないときは、いつでも話に来るんだ。
実験段階なんだから、自分の正体を隠してまた転校することだってできる。』
「いいえ!二度と隠すつもりはないわ。」とマリ…。
調理室に戻り、自分のバッグを取ろうとしたマリに、
「僕の近くに来るなと言っただろ。」とジェミン。
「わかったわ。すぐ出て行くから…。」とマリ。
ジェミンは、黙ってマリのバッグの紐をハサミで切り、出ていってしまう。
そのバッグには長い紐が…、そしてそれを引くと鍋が落ちるしかけだった。
「ジェミンたら、まったく。」と女子生徒たち。
マリは静かにバッグを拾い、部屋を出て行く。

廊下を歩きながら、ジェミンのことを想うマリ…。
「あなたが私のために切ってくれた。私の重い心も…。
ジェミン、ありがとう。」

自分の行動が理解できないジェミン…。
「どうしたんだ?どう考えても普通じゃないぞ、最近…。」
そのとき、ジェミンに笛の音が聞こえて来る。
その笛を吹く少女のそばに近づいて行くジェミン…。
そして、その少女が振り返ろうとした瞬間、「ジェミン!」とボンソンの声…。
「さっきはどうしたんだ?マリの鞄…。彼女たち怒ってるぞ。
お前、ひょっとして…。」
「何を考えているんだ…?あまりにも大人げないからだ。
そんなに彼女を転校させたいなら、もっと建設的なやり方をすべきだろ?」
「そうだ、僕も同じことを考えていた。
ヴァンパイアの前で恥ずかしいことをすべきじゃないよな。
僕だってヴァンパイアは怖いけど…。」

医師と話をするジェミン…。
「笛の音を聞いたんだな?それでどんな気分だったんだ?」
「人を引き寄せるようなそんな音色でした。ですが、おかしいんです。
とても悲しい笛の音色だったんです。近づくと、奇妙なことに胸がドキドキして。」

帰り道、ミナと歩くジェミン…。
「もう、病院へ一緒に来る必要はありません。
僕は子供じゃありませんから。」
「息子とデートする言い訳にさせて。」
「ちょっとお願いがあるんですが…。」
二人は女性もののバッグの店に…。
「鞄をひとつ選んでください。肩にかけるタイプで長いストラップのついたものを。」
「ここは女性もののバッグだけど…。」
「はい、女性用の鞄を…。僕はわからないので、どうか選んでください。
僕はあっちにいますから…。」と行ってしまうジェミン…。
「オンマに贈り物をするのが、そんなに恥ずかしいの?
それでも、オンマの誕生日を覚えていてくれたのね。」
ミナが選んだバッグをカードで支払うジェミン…。
「私の息子はお金持ちなのね。」
「生活費やお小遣いを貯めたんです。」

部屋でギターを弾くマリ…、そしてマリは紐の切れたバッグを嬉しそうに…。
帰宅したジェミンは、そのまま部屋に…。
そして買ってきたバッグの袋を見てため息を…。

マリの家では、マリの母ソン・ソナが元気のない父スンフンにチキンとビールを!
「どうせ食べられないものに、なぜ金を使うんだ?」
「あなた、チキンを見ると心臓がドキドキするって言ってたじゃないの。」
「胸の中のチキンは全部死んだみたいだ。もうドキドキしない。」
ソナはマリの部屋に行き、眠っているマリに「疲れてるのね?」と…。
そして、また明るくマリ父スンフンに声をかける。
「あなた、サッカー見ない?チキンとビールもあるし…。」
「我々も正体を明かすのはどうだろうか。」
「何を言うの?」
「我々も正体を明かそう…。」
「あなた、正気なの?それじゃ、誰がお金を稼ぐの?
やっとカフェの仕事を見つけたのに…。
私たちがヴァンパイアだと言って、働かせてくれると思ってるの?」
「マリはそれをやってるじゃないか。」
「法が変わるって言ってたじゃない。
私だってマリのことを考えると胸が張り裂けそうなのよ。
でも、私たちの娘の選択を信じて、私たちは現実的に考えましょう。」

ジェミンたちのバンド演奏の映像を見ながら、「いいな…。」と男、
彼は、室長にに彼らを捜すよう指示を…。

トイレにやって来たマリは、アラたちの声に足を止める。
「だけど、ヴァンパイアも食事するの?」
「血を飲むのよ。」
「あぁ、気持ち悪い。」
「トイレに隠れて飲んでるんじゃない?可哀想だわ。」
「ここで飲んでるんじゃない?」とマリを捜し始める女の子たちに、
慌ててトイレを出て行くマリ…。

彼女は、人気のない庭の隅で血を飲み始めるが、
「ヴァンパイアが血を飲んでるぞ!」という声に、窓に集まる生徒たち…。
「どうしてあんなことできるの?」
「本物の血なの?」
「堂々とやるのね。」
周囲を生徒に囲まれたマリは、仕方なくそこに座り血を飲み続ける。
「これ、携帯に撮りましょうよ。ヴァンパイアが血を飲むところを…。」
「止めろよ!」と、撮影を始めた女子生徒の腕を掴むジェミン…。
「どうしてよ!」
「止めろと言ってるんだ。」
間に割って入るボンソン…。
「おい!知らないのか?
ヴァンパイアを撮影してネットに載せると、逮捕されるんだぞ。」
そこにシフが…。
シフは、マリの手を取り、そのままそこから連れ出していく。
「あれ、ハン・シフじゃない?」

マリを体育館に連れて行ったシフは、
「おい、バカなヴァンパイア、本当にバカだな。あそこであんなことを…。」
「シフ…、シフなのね。あのときあなたは…。」
「見つからずに卒業しろと言っただろ。それなのに全部バラしたりして…。
よくやるよ。どこからそんな…?」
「あなたはどうやってここに…。」と言いながら彼の名札を見たマリは、
「あなたも…?」と…。
「統制国が君にした提案、僕にもきたんだ。」
「それじゃ、あなたもまた学校に通うの?」
「あぁ…。だが、君の黒騎士として…。君が学校生活に適応するのに協力しろってさ。
しばらくは身分を明かさずに…。これが僕の任務だ…。」
「シフ…。」
「お前、頭がおかしいのか?あいつらの前で血を飲むか?
少しは自分の行動を気にするべきじゃないか?」
「前は気にし過ぎだって言ったじゃない。
それで今度は他人を気に掛けろって…。」
「そうだ…。君には文句がいっぱいある。」
「久しぶりに会ったら、小学生みたい…。」と笑顔を見せるマリ。

授業中、教室に入って来るシフ…。
「久しぶりだな。そんなに嬉しそうに僕を見るなよ。」
授業を終えたマリは、ノートに貼られたメモを見つける。
そこには、『放課後バンド部の部屋で会おう。』と…。

バンド部の教室では、ジェミンが待っていた。
「これ…。」と、紙袋を差し出すジェミン。
「何なの?」
「あの日、怒ってあんなことして…。僕のせいでもうあの鞄を使えないだろ。
早く受け取れよ。」
「わかってるわ。私を助けてくれたこと…。」
「彼らがしたことが嫌だったからああしただけだから、錯覚するな。
助けたわけじゃない。一人の人を…、あぁ、君は人間じゃなかったな。
ヴァンパイア一人を学校から追い出そうとしてあんなことをした事実は…。」
「心配しないで。この学校から私を追い出せる人は、あなた一人よ。
あなた言ったでしょ。私と同じクラスにいてもいいけど、そばにくるなって。
その言葉、嬉しかったわ。私と同じ学校にいても大丈夫ってことだから。
私、あなたのそばには行かないわ。ありがとう。
じゃ、行くわ、チョン・ジェミン。」
「ペク・マリ、君が正体を明かした理由は何だ?」
「そんなことになぜ関心を持つの?」
「気になるからだ。共存プロジェクト?ヴァンパイアがそれに志願するって聞いたが。」
「ええ、志願したの。」
「こうなるってことわかっていただろ。それを敢えてそうして辛い思いをする理由は何だ?
学校中が君のせいで大騒ぎだ。こんなこと、どこまで耐えられると思ってるんだ?
それに、ヴァンパイアだと見つけられ転校しなきゃけなかった学校にまた戻って来た。
何のためにそんなことを…?」

そこにシフが…。
「わからなくて聞いているのか?」
「転校生、会話に割り込んでくるなんてどういうことだ?」
「不義理なやろうだな…、おい。」
「お前は学校を辞めたんだろ。数か月家で遊びまわって退屈だから戻ってきたのか?
戻ってきたら、クラスにヴァンパイアがいて面白がってるのか?」
「お前、俺を知らないふりをしているのか?」
「まだ彼女と話が終わっていない。」
「まったく、何て野郎だ。この子がなぜこの学校に戻って来たかわからないのか?」
ジェミンに詰め寄るシフを止めるマリ…。
「お前たちは元々知り合いだったのか?義理深いんだな。
お前は、義理ですべてに勝てるようだ。
ペク・マリ、その共存プロジェクトやらを続けろよ。」

部屋を出て来たジェミンに声をかける女…。
「チョン・ジェミンくん!オレンジマーマレードのバンドリーダーでしょ?」
「えっ?オレンジ・マーマレードですか?」

校庭の切株に座り、オレンジ・マーマレードの動画を見るジェミン…。
「僕がバンドに…?ペク・マリ、ハン・シフ、あいつらと一緒に…?」
立ち上がったジェミンに再び笛の音が…。
そして、振り返った少女はマリだった。
「ペク・マリ…。君がなぜ僕の幻想の中に…?
そこで何をしているんだ?君は一体誰なんだ?」

ジェミンは、ユンジェに電話する。
「気になることがあるんです。あなたもヴァンパイアだから、僕に話せるでしょう?」
帰り道、ジェミンに貰ったバッグの入った袋をはらい落としたシフは、
「ちょっと!」と、それを拾おうとするマリの腕を掴む。
「チョン・ジェミン、あいつは君のことを覚えてもいないんだ。
それなのに、なぜこんなものを宝物みたいに抱えているんだ?」
「ハン・シフ、どうしたのよ。そんなことなぜ重要なの?
ジェミンが私を覚えていなくても、私が彼を覚えているわ。」
「あいつがどれほどヴァンパイアを嫌っているか知らないのか?」
「知ってるわ。」
「知っているなら、お前はバカだ。」
「私のせいだからこうしているのよ。ジェミンの記憶から私を消させたのが私だから。
人はあまりに傷つくとすべての記憶を消してしまう瞬間があるって…。
傷が大きすぎて生きることに耐えられないほど辛い時、自分を守るために…。」
「だから…。」
「私が彼にそういう傷を与えたのよ。私がヴァンパイアだという事実を隠したから。」
「君がこうしたからって、あいつの傷が治るのか?何を望んでいるんだ?」
「何も望んでいないわ。ただもう、二度と嘘をつきたくないの。
ありのままの自分でジェミンの前に立ちたい、それだけよ。
望んでいることなんて何もないわ。」
「だから、自分の正体を明かすことを志願したのか?」
「そうよ、彼のためにしたのよ。ジェミンのそばにいたかったの。」
「あらゆる恐ろしいことに苦しむことになる…。」
「関係ないわ。」
「君が我慢しても、あいつは変わらない。」
「わかってるわ。」
「チョン・ジェミン、あいつは君を怪物のように見てるじゃないか。
そんなにあいつのことが好きなのか?」
「そうよ、私はチョン・ジェミンが好きなの。とっても好き…。」
そこにジェミンが…、いきなりマリを抱きしめるシフ…。

未来編…といっても、シーズン1の4か月後ですが、
物語の背景は大きく変わりましたね。
吸血鬼通帝国が人間と吸血鬼の共存プロジェクトをスタートさせ、
マリは、それに志願した最初の10人の中の一人…、
吸血鬼であることを公表した上で、高校に通っているのです。
蘇生したシフは、マリの両親と共に吸血鬼であることは秘密にしたまま…。
マリに助けられたジェミンは、その4ヶ月間の記憶だけが失われた状態。
正義漢ではあるものの、ヴァンパイアを嫌うところは一緒ですね。
ヨ・ジングくんは大好きですが、ここではイマひとつハマれず…。
融通が利かず面倒くさい男の子という印象なんですよね、ジェミンは…・゚・(*ノノ)・゚・
シーズン3でも、やはり私は1本筋の通ったハン・シフのほうが好きです^^。
シフは朝鮮時代と違い、ここではかなり積極的…。
そして、ひどいいじめに遭うマリのナイト役です。
ジェミンと母ミナの関係もだいぶ違っているようで、
最初と同じ人物相関図でありながら、
状況がずいぶん変わっているところが面白いですね。
今までの4ヶ月間の記憶がないだけのジェミンですが、
なぜか朝鮮時代の幻覚を見るようになり、そこにマリの姿もありました。
彼がそんなマリとの記憶を取り戻したとき、二人の関係が大きく変わるのでしょうか。
人間と吸血鬼のロマンスはあり得るのか…。
残りはもう2話…、最後まで楽しんで行けそうです('-'*)フフ♪
キャスト!
チョン・ジェミン(ヨ・ジング) ハンサムで秀才、希望高校の皇帝
ペク・マリ (ソリョン) 希望高校転校生 臆病なヴァンパイア
ハン・シフ (イ・ジョンヒョン) 高校生 VCSに反抗するヴァンパイア
チョ・アラ (キル・ウネ) 希望高校の女神
ソン・ソナ (ユン・イェヒ) マリの母 ヴァンパイア
ペク・スンフン (アン・ギルガン) マリの父 ヴァンパイア
ハン・ユンジェ (ソン・ジョンホ) 希望高校教師 シフの叔父 ヴァンパイア
カン・ミナ (イ・イルファ) ジェミンの母
ファン・ボンソン (パク・ゴンテ) ジェミンの親友、ドラム担当
キム・ハンス (パク・ソヌ) 吸血鬼通帝国(VCS)局長
第10話あらすじ!
医師と話をするジェミン…。
「昨日突然思い出したんです。ぼんやりとですが、
僕が水の中にいたとき、誰かが僕を抱きしめたようでした。
その瞬間、僕の目の前を何かがすばやく通り過ぎたんです。
間違いなく見たんですが、自分が何を見たのか…。
とにかくその瞬間、僕の頭は真っ白になりました。」
「通り過ぎたとは…。もう少し詳しく話してくれないか?」
「何かずっと前から…、よくわからないんです。」
「そのときの気分はどうだった?」
「悲しかったです。何か手に負えないように…。」
「今もそのときのように悲しいのか?」
「全然…。ですが先生、ときどきおかしなものを見るんです。木を…。」
校庭の大きな切株の前に発つジェミン…。
そこに彼を慕う女の子たちが…。
「オッパ、もう大丈夫なんですか?」
「病院へ行きたかったけど、面会はだめだって…。」
「死ぬほど心配しました。もう病気にならないでください。」
「そうか、ありがとう。」
女の子たちは、ジェミンにお見舞いを渡して去って行く。
そのとき、ジェミンの前の切株が大きな木に…!
驚いてプレゼントを落とし、「また…、この木が…。」と呟くジェミン。
そんなジェミンをじっと見つめる高校教師ハン・ユンジェ。
彼は、ジェミンの実母から彼の話を聞いていた。
『先生によると、これは一時的な記憶障害の症状だとか。
自分自身を守るために、ある特定の記憶をブロックしていると…。
そんなに辛い記憶なら、むしろ今のまま記憶がないほうがいいとも思ったけど、
ジェミンが幻覚を見始めたようなの…。
この4か月の記憶が戻ったら、幻覚は消えるのかしら…。』
どこか暗い部屋で、椅子に座り目を閉じたまま、
「寒いわ…、ジェミンに会いたい。」と呟くマリ…。
VCS(吸血鬼通帝国)、モニターを通して会議をするキム局長…。
「2017年の今日、もし我々が平和協定の最初の段階を終了すれば、
そのまま第二段階に進むことができる。」
彼の意見に異議を唱えるモニターの中の男たち…。
「人間と同じ権利を吸血鬼に与えるなど、国民が受け入れるでしょうか。」
「法を書き換えて何になるんですか?
受け皿もないまま水を注げば、泥沼を作るだけです。」
「おっしゃるとおりです。私は、その水を受ける受け皿を作ると申し上げているのです。
…。これが共存プロジェクトなのです。」
局長は、共存プロジェクトの説明を始める。
そして、マリと話をする局長…。
「やります!」
「36番は、すでにアンチヒョンから解放されています。
(안치형:VCSがバンパイアに加える最高刑)
希望高校3年チョン・ジェミン…、
君はヴァンパイアの能力を利用しこの学生を助けました。
…。
君が最初に恩赦を受けることが決定しました。君はもう自由です。
我々からの指示はひとつだけ…。」
「わかっています。今おっしゃった共存プロジェクト…、
私も志願したかったんです。」
「何しろ前例がないことなので、何が起こるか誰にも予測できません。」
「大丈夫です。」
「怖くありませんか?」
「私は耐え抜けます。耐え抜く理由がありますから。
以前と同じ学校に通いたいです。名前も…。」
こうしてマリは、ペク・マリとしてジェミンと同じ希望高校へ通うことになる。
朝の通学電車…、ジェミンの隣に座るマリ…。
「チョン・ジェミン、あなた私の学校でしょう?」
不思議そうにマリを見つめるジェミン…、そのとき一瞬ジェミンに韓服姿のマリが見えて…。
学校へ向かう道を歩くジェミンとマリ…。
「君のことがわからなくてごめん。」
「いいえ、そういうこともあるわ。」
「僕は、事故に遭ったんだ。それで、君がうちのクラスにいることも…。」
「思い出すのを助けるために転校してきたのよ。よろしくね、チョン・ジェミン。」
笑顔を交わす二人…。
そんな二人に驚くファン・ボンソン…。
「おい、あれペク・マリじゃないか?」
「そうだ、ペク・マリだ。」と友人。
「なぜジェミンと一緒に…?」
「まさか同じクラスじゃ…。」
「どうしてあの子戻ってきたの?」
……
周囲の学生たちも、二人一緒の姿に一様に驚きを…。
「みんなどうしたんだ?」とジェミン…。
「私のせいよ。みんな私を避けてるの。」
「なぜ…?」
「私がヴァンパイアだからよ。」
驚いてじっとマリを見つめるジェミン…。
そこにアラも友人たちと現れる。
「あれ、ペク・マリじゃない?」
「そうよ、どうして彼女がここにいるの?制服まで着て…。」
何も言わず、憎々しげに二人を見つめるアラ…。
転校してきたマリを紹介する教師…。
「ニュースを見たでしょう?今日、10人のヴァンパイアがその正体を明かしました。
その中のひとりが、ペク・マリ…、この学校に転校して来たんです。
ヴァンパイアも社会の一員ですから、偏見を持たず彼女と仲良くしてください。」
席につくマリ…、教師が出て行くとマリから離れていく生徒たち…。
屋上で生徒たちのようすを話し合う教師たち…。
「大騒ぎでしょう?」
「はい、怖がっているようでした。偏見を持たずに接するように話しましたが…。」
「子供たちは面白がっているけど、私たちは違うわ。
ヴァンパイアが生徒としてこの学校にいることを知った今、落ち着かないの。」
「悪いように考えないで、ちょっと落ち着かないけど…。」
そこに、ハン・ユンジェが…。
「他の子と同じように接すればいい。ヴァンパイアも他の生徒と同じなんだ。」
もの珍しそうにマリを見に来る生徒たち…。
「ヴァンパイアを見るのは初めてなんだ。本当に不思議だ。」
「可哀想だわ。」
そんな生徒たちに、ユンジェは言う。
「そこで何をしている?さっさと教室へ戻れ。授業が始まるぞ。」
そしてユンジェは、マリの教室へ。
「何をしているんだ?元の場所へ戻らないのか?」
「先生、だってヴァンパイアなんですよ!頭がおかしくなっちゃうわ。」
「VCS(吸血鬼通帝国)が先週発表したじゃないか。
ニュースでもずっとやっているのを見てないのか?」
「でも、なぜ私たちの学校なんですか?」
「とにかく、自分の場所に戻るんだ。ずっとそうしているつもりか?」
そのときジェミンが口を開く。
「先生は、大丈夫なんですか?ヴァンパイア…。
僕たちは大丈夫じゃありません…。」とジェミン。
ジェミンの意見を指示する生徒たち…、アラはうっすらと笑みを…。
立ち上がるマリ…。
「先生、私一番前の席に座るのはどうですか?
私が後ろにいることで皆が落ち着かないなら、前に座ります。」
こうしてマリは、教卓の横で授業を受けることになる。
マリはバンドの部室の前にやって来る。
「また戻って来るとは思わなかったわ。」
中にはジェミンが…。
「君が来たのなら、僕は出て行く。」
「ジェミン…。」
「親しいみたいに僕の名前を呼ぶな。僕と親しかったのか?違うだろ。」
「心配しないで。あなたと親しかった記憶はないから。」
「よかった。これからも、同じクラスにいてもいいが、僕には近づかないでくれ。」
「それには同意できないわ。私は隠れずに生きていくつもりだから。
あなたたち人間の中で、人間のそばで生きていくの。
ヴァンパイアだから、あなたが避けるのは仕方がないけど、私は避けないわ。
邪魔をしてごめんなさい。でも、どうして昼食の時間にここにいるの?
ちゃんと食事して…。」
「どうして君が僕のことを…。」
そのまま部屋を出て行くマリ…。
マリはひとりトイレで昼食の血を飲む…。
「大丈夫よ。あなたはよくやったわ。もっとがんばろう、ペク・マリ…。」
暗い部屋に横たわるシフを見つめる局長と男…。
「ヴァンパイアの再生能力は驚異的だ。」
「我々の到着があと少し遅かったら、彼の蘇生は不可能だったでしょう。」
「身体の4分の1が焼けたのに、輸血以外何の治療もなしに
ああして蘇生できることは、人間には想像すらできないことだろう。」
「仕方なく彼に人間の血を輸血しましたが、大丈夫でしょうか。」
「様子を見よう。とにかく、ヴァンパイアについての新しいデータが得られるんだ。」
希望高校放課後、帰ろうとするマリを遠巻きに見つめる生徒たち…。
「ヴァンパイアに噛まれた夢を見たわ。」、「本当に怖い。」
「何でこの学校にいるの?」、「ヴァンパイアがチングだなんて…。」
彼らの悪意のある言葉に、マリはイヤホンを耳に当てようとするが、
そこにジェミンが…。
「慣れなくちゃ…。避けないで。」と呟き歩き出すマリ…。
ジェミンは、「ネットカフェに行こう!そこでラーメンを食べる。」とファン・ボンソンに…。
「こいつ…、いつもゲームもせずにラーメンばかり食べて…。」
ジェミンは笑いながらボンソンと歩き出す。
マリのことを心配し、家の前で彼女を待っていたマリの父親スンフンは、
「今日はどうだった?」と。
笑顔で「諦めないぞ!」と一緒に気合を入れるマリ親子…。
スンフンは、ちょっと一緒にとマリをアクセサリーショップへ連れて行く。
「元気づけるために買ってあげるから好きなものを選べ!」
そして、「辛いだろ?」と声をかける。
「それでも、嬉しいわ。人間だって嘘をつかなくていいから。」
マリは髪飾りを選ぶ。
「私はいらないから、これをオンマにあげるの。オンマは最近辛そうだから。」
「やっぱり、うちのマリは最高だ!お前も一つ選べ。」
「いいわよ。」
TV番組に出演し、共存プロジェクトについて説明するVCS(吸血鬼通帝国キム局長…。
第1段階として、これまでに10人のヴァンパイアがその正体を明かし人間と共存、
VCSが彼らの安全と個人の権利を侵害されていないかについてチェックしていると…。
それを見ていたハン・ユンジェは、ミナに電話を…。
「食事した?」
「お店、契約したわ。場所もいいし綺麗なお店なの。」
「よかったな。それで人は雇ったのか?僕がいい人を知っているんだけど。」
ネットカフェのジェミンとボンソン…。
そこにクラスメイトから次々に、ヴァンパイアについてのメッセージが届く。
「ヴァンパイアなんて嫌い。」、「彼女を転校させようよ。」、「どうやって?」…。
それを見たボンソンは、「あいつら、みんなで結束して何かするつもりだ。」
そして、何か気づいたように、「あっ、でもお前、大丈夫なのか?」と…。
「何が…?何が大丈夫なんだよ?」
「あぁ…。」と口ごもり、ラーメンの話で誤魔化すボンソン。
翌日、登校したマリは、壁中に貼られた自分への嫌がらせにあ然とする。
その掲示板の前で話をする女子生徒たち…。
「ねぇ、ヴァンパイアに生まれたことが罪なの?」
「そうよ、彼女が可哀想だわ。」
「それでも、ヴァンパイアじゃない。気を付けなくちゃ…。」
「でもどうして私たちの学校じゃなきゃいけないの?」
そこにジェミンも…。
「まったく恐れ知らずだな。おかしな子だ、まったく。」
そう呟いて通り過ぎるジェミン…。
マリは、唇を噛みしめそのまま教室へ行くが、そこにもひどいいたずらがしてあった。
「これを歓迎だと考えるわ。これくらいは覚悟していたけど、お願いがあるの。
私はヴァンパイアだけど、あなたがたに危害を加えたりはしないわ。
私のことを嫌いでもいいの。でも怖がらないで。」
アラとその友人たち…。
「何なのよ一体…。何であんたが命令するの?嫌なら転校すれば!」
「そうだ、転校しろよ。」
クラス中が騒ぎ立てる中、黙って席に座るジェミン…。
マリは、汚された机を拭き始める。
マリのことが心配でたまらず学校へやって来た父スンフン…。
掲示板に貼られた嫌がらせのビラを剥がす彼に、警備員が、
「ヴァンパイアがこの学校に転校してきたんで、子供たちがたちもイライラしているんだ。
この子の両親も何を考えているんだか…。」
「悪い親に出会ったから、辛い思いをしているんです。」とスンフン…。
調理室でお菓子を作る生徒たち…。
「このスナックを受け取る人たちの幸せを考えて作るのよ。」
オーブンからクッキーを取り出そうとしたアラが、プレートを落としそうになる。
それを素手で握り、助けてあげるマリ…。
その子スリは、マリのそばに駆け寄り「大丈夫?」と声を掛けるが、
見る間に治ってしまうマリの火傷…。
「驚かないで、スリ…。私たちはこうなのよ。」
怯えた表情で逃げ出すスリ…。
そこにハン・ユンジェが…、外で話をする二人…。
「君の決断には驚いたよ。本当に辛いだろ?
保護を要求すれば、VCSが対策を講じてくれるそうだ。」
「大丈夫です、先生。それに目立つのは嫌なんです。
私、普通になるためにこれを始めたんですから。」
マリにいじわるをするために、鍋に唐辛子の粉を入れ混ぜるマリの友達たち…。
横にいるジェミンの様子を窺っていたアラは、彼女たちに止めるよう言う。
「ちょっとひどいんじゃない?いくらヴァンパイアでも可哀想じゃない。」
「何が可哀想なの?ペク・マリが?アラ、あなたも今朝見たでしょ。
歓迎の挨拶だと考えるわって。どこまでそう考えるか見てみましょうよ。
どこまで耐えられるか…。」
ハン・ユンジェの言葉を思い出しながら廊下を歩くマリ…。
『辛くて耐えられないときは、いつでも話に来るんだ。
実験段階なんだから、自分の正体を隠してまた転校することだってできる。』
「いいえ!二度と隠すつもりはないわ。」とマリ…。
調理室に戻り、自分のバッグを取ろうとしたマリに、
「僕の近くに来るなと言っただろ。」とジェミン。
「わかったわ。すぐ出て行くから…。」とマリ。
ジェミンは、黙ってマリのバッグの紐をハサミで切り、出ていってしまう。
そのバッグには長い紐が…、そしてそれを引くと鍋が落ちるしかけだった。
「ジェミンたら、まったく。」と女子生徒たち。
マリは静かにバッグを拾い、部屋を出て行く。
廊下を歩きながら、ジェミンのことを想うマリ…。
「あなたが私のために切ってくれた。私の重い心も…。
ジェミン、ありがとう。」
自分の行動が理解できないジェミン…。
「どうしたんだ?どう考えても普通じゃないぞ、最近…。」
そのとき、ジェミンに笛の音が聞こえて来る。
その笛を吹く少女のそばに近づいて行くジェミン…。
そして、その少女が振り返ろうとした瞬間、「ジェミン!」とボンソンの声…。
「さっきはどうしたんだ?マリの鞄…。彼女たち怒ってるぞ。
お前、ひょっとして…。」
「何を考えているんだ…?あまりにも大人げないからだ。
そんなに彼女を転校させたいなら、もっと建設的なやり方をすべきだろ?」
「そうだ、僕も同じことを考えていた。
ヴァンパイアの前で恥ずかしいことをすべきじゃないよな。
僕だってヴァンパイアは怖いけど…。」
医師と話をするジェミン…。
「笛の音を聞いたんだな?それでどんな気分だったんだ?」
「人を引き寄せるようなそんな音色でした。ですが、おかしいんです。
とても悲しい笛の音色だったんです。近づくと、奇妙なことに胸がドキドキして。」
帰り道、ミナと歩くジェミン…。
「もう、病院へ一緒に来る必要はありません。
僕は子供じゃありませんから。」
「息子とデートする言い訳にさせて。」
「ちょっとお願いがあるんですが…。」
二人は女性もののバッグの店に…。
「鞄をひとつ選んでください。肩にかけるタイプで長いストラップのついたものを。」
「ここは女性もののバッグだけど…。」
「はい、女性用の鞄を…。僕はわからないので、どうか選んでください。
僕はあっちにいますから…。」と行ってしまうジェミン…。
「オンマに贈り物をするのが、そんなに恥ずかしいの?
それでも、オンマの誕生日を覚えていてくれたのね。」
ミナが選んだバッグをカードで支払うジェミン…。
「私の息子はお金持ちなのね。」
「生活費やお小遣いを貯めたんです。」
部屋でギターを弾くマリ…、そしてマリは紐の切れたバッグを嬉しそうに…。
帰宅したジェミンは、そのまま部屋に…。
そして買ってきたバッグの袋を見てため息を…。
マリの家では、マリの母ソン・ソナが元気のない父スンフンにチキンとビールを!
「どうせ食べられないものに、なぜ金を使うんだ?」
「あなた、チキンを見ると心臓がドキドキするって言ってたじゃないの。」
「胸の中のチキンは全部死んだみたいだ。もうドキドキしない。」
ソナはマリの部屋に行き、眠っているマリに「疲れてるのね?」と…。
そして、また明るくマリ父スンフンに声をかける。
「あなた、サッカー見ない?チキンとビールもあるし…。」
「我々も正体を明かすのはどうだろうか。」
「何を言うの?」
「我々も正体を明かそう…。」
「あなた、正気なの?それじゃ、誰がお金を稼ぐの?
やっとカフェの仕事を見つけたのに…。
私たちがヴァンパイアだと言って、働かせてくれると思ってるの?」
「マリはそれをやってるじゃないか。」
「法が変わるって言ってたじゃない。
私だってマリのことを考えると胸が張り裂けそうなのよ。
でも、私たちの娘の選択を信じて、私たちは現実的に考えましょう。」
ジェミンたちのバンド演奏の映像を見ながら、「いいな…。」と男、
彼は、室長にに彼らを捜すよう指示を…。
トイレにやって来たマリは、アラたちの声に足を止める。
「だけど、ヴァンパイアも食事するの?」
「血を飲むのよ。」
「あぁ、気持ち悪い。」
「トイレに隠れて飲んでるんじゃない?可哀想だわ。」
「ここで飲んでるんじゃない?」とマリを捜し始める女の子たちに、
慌ててトイレを出て行くマリ…。
彼女は、人気のない庭の隅で血を飲み始めるが、
「ヴァンパイアが血を飲んでるぞ!」という声に、窓に集まる生徒たち…。
「どうしてあんなことできるの?」
「本物の血なの?」
「堂々とやるのね。」
周囲を生徒に囲まれたマリは、仕方なくそこに座り血を飲み続ける。
「これ、携帯に撮りましょうよ。ヴァンパイアが血を飲むところを…。」
「止めろよ!」と、撮影を始めた女子生徒の腕を掴むジェミン…。
「どうしてよ!」
「止めろと言ってるんだ。」
間に割って入るボンソン…。
「おい!知らないのか?
ヴァンパイアを撮影してネットに載せると、逮捕されるんだぞ。」
そこにシフが…。
シフは、マリの手を取り、そのままそこから連れ出していく。
「あれ、ハン・シフじゃない?」
マリを体育館に連れて行ったシフは、
「おい、バカなヴァンパイア、本当にバカだな。あそこであんなことを…。」
「シフ…、シフなのね。あのときあなたは…。」
「見つからずに卒業しろと言っただろ。それなのに全部バラしたりして…。
よくやるよ。どこからそんな…?」
「あなたはどうやってここに…。」と言いながら彼の名札を見たマリは、
「あなたも…?」と…。
「統制国が君にした提案、僕にもきたんだ。」
「それじゃ、あなたもまた学校に通うの?」
「あぁ…。だが、君の黒騎士として…。君が学校生活に適応するのに協力しろってさ。
しばらくは身分を明かさずに…。これが僕の任務だ…。」
「シフ…。」
「お前、頭がおかしいのか?あいつらの前で血を飲むか?
少しは自分の行動を気にするべきじゃないか?」
「前は気にし過ぎだって言ったじゃない。
それで今度は他人を気に掛けろって…。」
「そうだ…。君には文句がいっぱいある。」
「久しぶりに会ったら、小学生みたい…。」と笑顔を見せるマリ。
授業中、教室に入って来るシフ…。
「久しぶりだな。そんなに嬉しそうに僕を見るなよ。」
授業を終えたマリは、ノートに貼られたメモを見つける。
そこには、『放課後バンド部の部屋で会おう。』と…。
バンド部の教室では、ジェミンが待っていた。
「これ…。」と、紙袋を差し出すジェミン。
「何なの?」
「あの日、怒ってあんなことして…。僕のせいでもうあの鞄を使えないだろ。
早く受け取れよ。」
「わかってるわ。私を助けてくれたこと…。」
「彼らがしたことが嫌だったからああしただけだから、錯覚するな。
助けたわけじゃない。一人の人を…、あぁ、君は人間じゃなかったな。
ヴァンパイア一人を学校から追い出そうとしてあんなことをした事実は…。」
「心配しないで。この学校から私を追い出せる人は、あなた一人よ。
あなた言ったでしょ。私と同じクラスにいてもいいけど、そばにくるなって。
その言葉、嬉しかったわ。私と同じ学校にいても大丈夫ってことだから。
私、あなたのそばには行かないわ。ありがとう。
じゃ、行くわ、チョン・ジェミン。」
「ペク・マリ、君が正体を明かした理由は何だ?」
「そんなことになぜ関心を持つの?」
「気になるからだ。共存プロジェクト?ヴァンパイアがそれに志願するって聞いたが。」
「ええ、志願したの。」
「こうなるってことわかっていただろ。それを敢えてそうして辛い思いをする理由は何だ?
学校中が君のせいで大騒ぎだ。こんなこと、どこまで耐えられると思ってるんだ?
それに、ヴァンパイアだと見つけられ転校しなきゃけなかった学校にまた戻って来た。
何のためにそんなことを…?」
そこにシフが…。
「わからなくて聞いているのか?」
「転校生、会話に割り込んでくるなんてどういうことだ?」
「不義理なやろうだな…、おい。」
「お前は学校を辞めたんだろ。数か月家で遊びまわって退屈だから戻ってきたのか?
戻ってきたら、クラスにヴァンパイアがいて面白がってるのか?」
「お前、俺を知らないふりをしているのか?」
「まだ彼女と話が終わっていない。」
「まったく、何て野郎だ。この子がなぜこの学校に戻って来たかわからないのか?」
ジェミンに詰め寄るシフを止めるマリ…。
「お前たちは元々知り合いだったのか?義理深いんだな。
お前は、義理ですべてに勝てるようだ。
ペク・マリ、その共存プロジェクトやらを続けろよ。」
部屋を出て来たジェミンに声をかける女…。
「チョン・ジェミンくん!オレンジマーマレードのバンドリーダーでしょ?」
「えっ?オレンジ・マーマレードですか?」
校庭の切株に座り、オレンジ・マーマレードの動画を見るジェミン…。
「僕がバンドに…?ペク・マリ、ハン・シフ、あいつらと一緒に…?」
立ち上がったジェミンに再び笛の音が…。
そして、振り返った少女はマリだった。
「ペク・マリ…。君がなぜ僕の幻想の中に…?
そこで何をしているんだ?君は一体誰なんだ?」
ジェミンは、ユンジェに電話する。
「気になることがあるんです。あなたもヴァンパイアだから、僕に話せるでしょう?」
帰り道、ジェミンに貰ったバッグの入った袋をはらい落としたシフは、
「ちょっと!」と、それを拾おうとするマリの腕を掴む。
「チョン・ジェミン、あいつは君のことを覚えてもいないんだ。
それなのに、なぜこんなものを宝物みたいに抱えているんだ?」
「ハン・シフ、どうしたのよ。そんなことなぜ重要なの?
ジェミンが私を覚えていなくても、私が彼を覚えているわ。」
「あいつがどれほどヴァンパイアを嫌っているか知らないのか?」
「知ってるわ。」
「知っているなら、お前はバカだ。」
「私のせいだからこうしているのよ。ジェミンの記憶から私を消させたのが私だから。
人はあまりに傷つくとすべての記憶を消してしまう瞬間があるって…。
傷が大きすぎて生きることに耐えられないほど辛い時、自分を守るために…。」
「だから…。」
「私が彼にそういう傷を与えたのよ。私がヴァンパイアだという事実を隠したから。」
「君がこうしたからって、あいつの傷が治るのか?何を望んでいるんだ?」
「何も望んでいないわ。ただもう、二度と嘘をつきたくないの。
ありのままの自分でジェミンの前に立ちたい、それだけよ。
望んでいることなんて何もないわ。」
「だから、自分の正体を明かすことを志願したのか?」
「そうよ、彼のためにしたのよ。ジェミンのそばにいたかったの。」
「あらゆる恐ろしいことに苦しむことになる…。」
「関係ないわ。」
「君が我慢しても、あいつは変わらない。」
「わかってるわ。」
「チョン・ジェミン、あいつは君を怪物のように見てるじゃないか。
そんなにあいつのことが好きなのか?」
「そうよ、私はチョン・ジェミンが好きなの。とっても好き…。」
そこにジェミンが…、いきなりマリを抱きしめるシフ…。
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