文化庁移転の課題を検証 京都で実験的に勤務

文化庁移転の課題を検証 京都で実験的に勤務
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文化庁は、京都に移転する際の課題を検証するため、11日から2週間にわたって職員を京都に派遣する、実験的な勤務を始めました。
文化庁は、一部の事務に関わる部署を除いて、数年以内に京都府に移転する方針が決まっていて、11日から2週間、およそ30人の職員が、交代で京都で勤務する実験を始めました。
初日の11日は、京都市中京区の京都芸術センターにおよそ10人の職員が出勤し、大型モニターを使ったテレビ会議システムを東京と結び、朝礼が行われました。
この中で、京都に派遣された職員が「移転によって行政サービスが低下しないよう業務を検証するほか、関西の衣食住に触れ、文化の発信力を高められるよう学びたい」と述べました。これに対し、東京にいる文化庁の中岡司次長は「地域に溶け込み、さまざまな話を聞いて新たな協力関係を築いてほしい」と呼びかけました。
文化庁では今後、情報通信技術を活用して業務を円滑に進められるか検証することにしています。