『小説の神様』(講談社タイガ)/相沢沙呼
えーっと、『小説の神様』って本を読みました!
文章を書いていく仕事をしたいっていう人にはとってもオススメの物語だった!
感想書きます!
主な登場人物
千谷 一也(ちたに いちや)......売れない高校生作家。文芸部に所属
小余綾 詩凪(こゆるぎ しいな)......人気作家。一也の高校へ転入
千谷 雛子(ちたに ひなこ)......一也の妹。入院中
九ノ里 正樹(くのり まさき)......文芸部部長。一也の友人
成瀬 秋乃(なるせ あきの)......小説を書いている高校一年生
感想
結構ボリュームあったけど、おもしろかった!(380ページくらい)
たまたま渋谷のブックファーストの新刊コーナーで目に入って、
(本当は古典部シリーズを買おうと思ってたけど、)
何気なく『小説の神様』を選んじゃったんだ!
高校生が主人公の物語、好きだなー。青春。
登場人物の名前が読みにくい!(^◇^;)
最初はふりがな振ってあるけどさ、「小余綾 詩凪」なんかなかなか慣れなかったわ!w
でもかわいいよ。
小余綾、かわいい。
中盤から一気に魅力的になってく子だね!!
ちょーーーーっとだけえっちな描写もあるよ!!(健全さを保つレベルの描写)
秋乃(あきのん)。
引っ込み思案だけどまっすぐな性格でかわいい。
名前も読みやすくていいw
一也のことを好いてくれてると思うんだけど、それは恋なのか、小説家としての敬いなのか。
なんとなーくキャラ的には玻璃に似てた、かな?
蔵元玻璃はこの作品
↓
さて、今回の作品『小説の神様』だが、見所はなんといっても「小説家としての苦悩」だろう!
一也は書いても書いても売れない小説家。
一方、小余綾は華々しい人気作家。
この二人の「小説とは」観が激しく衝突していくんだな!
また、世に出した作品が酷評され、罵倒され、小説家を精神的に苦しめていく姿も描かれています。
愛を持って書き上げた作品も、あえなく「打ち切り」にされてしまったり。
小説家って大変なんだなと思わせられます。
これね、ブロガーの人にも文章書く人にもすごーくおすすめの小説だ!!!!
ほんとに、文章を生み出していくことの辛さや苦しさが如実に描かれている!
すさまじい苦しさ!!
さらに、文章を通じて、誰かに幸せな感情を届けてやることについても再認識できる!!
小説家とブロガーなんて、プロと趣味みたいなもんで、全然違うかもしれないけど、
でも文章を書くことに対して本気を出して向き合ってブログをやってる人も多いだろうから、そういう人は是非読んでみてほしい!
感じるものがあるはず!!
高校生でプロ小説家やったり、中学生で賞を取ってデビューしたりして、小説家の世界も若い人が多いんだなあって初めて知った!
ライトノベルみたいのが売れ筋の時代の中で、どう自分たちの作品と向かい合っていくのか。
売れる作品を出すのか、ボツになり続けても自分が納得した作品を追い求めていくのか、みたいな葛藤もやっぱりあるんですね!
自分の物語を綴っていきたいと夢見る中高生にもおすすめです。
夏休みの読書感想文にもいいんじゃなーい?
難しい漢字もちょくちょくあるけど、そこは調べながら読んでいくと語彙力(ごいりょく)も上がって一石二鳥だぞ!!
小説家になるには、たくさんの言葉を知っていたほうがいいだろうしな!
ネタバレせずに感想記事でした!!
以上です!
おわり!
読書感想文対策にも!
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