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すばこでゆるライフ

~ ことば と ひと のブログ ~ もふもふふわふわゆるく、ことばやひとをすばこから紹介


すばこのような家で、持たない暮らしを目指しています。

多くを求めず、落ち着いた気持ちで
もふもふふわふわゆるくくらしていくために
きもちのゆるめ方を勉強中です。

ゆるかわいいものが好き。

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【お題わたしの本棚】かわいいスッキリ収納、姿見鏡の本棚

お題

今週のお題「わたしの本棚」

わたしの本棚と、その中身について紹介します。

 

いつも使っているこの、これがわたしの本棚です。

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↑これ、本棚だったんです。

 

 姿見が欲しいなと思って探していたら見つけました。

 
すばこが狭いので、1つで2役、省スペースになって助かります。
 
そして本棚がついていることにより、鏡に安定感があっていいです。
 
かわいくてスッキリ収納できるのでとても気に入っています。
 
本に限らず、メイクアイテムとかベルトとか小物を入れてもいいかもしれません♪
 
 ↓こんなかんじのです。

 

ミラー扉つきキャビネット 

 

わたしの本棚の中身

 

あけてみます。

 

ザンッ!(おなじみ、ザン言いたいだけ)

 

f:id:mofnokikotori:20160710171009j:image

 鏡の裏側に、本がつまってます。 

 

中身です。

f:id:mofnokikotori:20160710171241j:image

 

何度も読み返そうと思っている本だけ残してます。

 

 

村上春樹は、一度読んでもわからないし、何度読み返してみてもわかった感覚にはならない。けれど、好きです。

 

たとえば、深い湖があって、その湖の深さがどれほどあるのかはわからないけれど、その水面の色が好き。

そんなかんじです。

 f:id:mofnokikotori:20160710213748j:image

 それがいいなと思って読んでいます。 

 

友人その1であるねーちゃんは、抽象的な表現の作品がムリなので、そこらへんぜんぜん理解してもらえません。(好き嫌いわかれますね。)

 

f:id:mofnokikotori:20160710213802j:image

(ついでに、ぼのぼのも理解してもらえない。)

  

村上春樹の作品の中でも特に、『海辺のカフカ』が好きです。

 

海辺のカフカを読んでいると、この作品の登場人物、ナカタさんの話し方がなんだかうつってしまいます。

(ちなみに、ナカタさんは猫と交流ができる老人です。猫とお話しができるなんてうらやましい。猫によっては言ってることがさっぱりわかんないけど。そこもまたおもしろい。)

 

…というように村上春樹の作品は、まず登場人物がとても印象的です。 

 

 

海辺のカフカの雰囲気ってこんなかんじ

 

海辺のカフカの雰囲気を少し知ってもらえたらと思うので、いろいろな本から集めたことばメモの中から

f:id:mofnokikotori:20160710180910j:image

(もっとあります。)

 

海辺のカフカの引用をご紹介します。

f:id:mofnokikotori:20160710181043j:image

(ことばのストックが、ブログに役立ってよかったな。)

 

  図書館についての、ものすごく好きな描写

 誰もいない朝の図書館には、なにかしら僕の心を打つものがある。すべての言葉と思想がそこに静かにやすんでる。

僕はできるかぎりその場所を静かに保っておきたいと思う。

 

 家出している田村カフカくんと、それを助ける大島さんとの会話

 

「もういいよ、大島さん」と僕は言う。

「その話はやめよう。きっと僕は考えすぎているんだと思う」

 

「かまわないから、頭の中にあることをなんでも話してごらん」

と大島さんは言う。

「君が考えすぎているかどうかは、そのあとで判断すればいいことだ」 

 

「警察に嘘をつくとまずいことになるよ」と僕は言う。

「しかし僕が嘘をつかないと、君がもっとまずいことになる」

「でも僕としては大島さんにまで迷惑をかけたくない」

大島さんは目を細めて笑う。

「君はよくわかってない。君はすでに僕に迷惑をかけているんだ」 

海辺のカフカ下/村上春樹著]

 

この2人の関係、なかなか複雑なかんじ。

 

「君はよくわかってない。君はすでに僕に迷惑をかけているんだ

 

目を細めて笑って、こんなこと言われたら、

「エーンごめんなさい~」って言って、胸に飛び込んでしまいそうになるな。。

 

 海辺のカフカをまとめて簡潔に書いてみる

 

若者が見えないものに突き進んでいき、乗り越えていく、不思議な冒険の物語というかんじです。

何かに打ち勝つ強さとはまた違い、理不尽さや不条理さに耐えていくための強さを得ていく成長ストーリーです。

 

内容が複雑なだけに、読む人それぞれが違ったヒントを得る作品だと思います。

 

 

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