電機各社の東京・銀座のランドマークが「世代交代」の転換点を迎えている。ソニーは、銀座のシンボルとして昭和41年から50年にわたって親しまれてきたソニービルの営業を、建て替えのためいったん終了すると決めた。その向かいの東芝ビル跡地に今年3月開業した大型商業施設「東急プラザ銀座」では、三菱電機の最先端技術が体験できるイベントスクエア「METoA Ginza(メトア ギンザ)」が入居し、パナソニックのLED(発光ダイオード)照明が建物を彩る。2020年東京五輪・パラリンピックに向けて増加が見込める訪日観光客などをターゲットに、日本の「お家芸」とされてきた電機メーカーの高度な技術を再認識させる銀座を舞台にした“縄張り争い”が過熱しそうだ。
海から突然現れ、ビルを次々と倒していく恐竜のようなモンスターに、ロボットがドラム缶を投げつけたり、バズーカ砲を発射したりして迎え撃つ――。
こう書くと、映画館でSFアニメを見ているようだが、そうではない。
場所は、10月13日に発売される仮想現実(VR)対応機「プレイステーションVR」が体験できるソニービル1階ショールーム。週末になると、家族連れでにぎわう。
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