7月1日から株式会社Gunosyに入社しました。職種は広報です。
ツイッターでは先走ってお知らせしていました。自分が思っていたよりも多くお祝いの言葉をいただき、改めて自分が素晴らしい人たちに支えられているのを実感して、これはきちんと文章にして報告しなくてはと思い、この記事を書いています。
(いわゆる転職エントリなので興味のない方はそっと閉じてね)
3年前の仕事が今日の転職につながった
ギークスを退職してからは、フリーランスのライターで生計を立てていました。一年半くらいかな。
IT系のオウンドメディアで編集をしたり、メディアを1からつくるのに携わったり、厳しくも温かい人たちと機会に恵まれた時間でした。フリーランスの仕事はまた別の記事で振りかえりたいのでこれくらいにしておきます。
入社のきっかけは、Gunosyの竹谷さんに「広報探してるんです」と突然連絡をもらったこと。竹谷さんと知り合ったきっかけは、そう。私の歴史に色濃く残るあの企画でした。
おだんみつ「Kinesisのキーボード♡はぁはぁしちゃう♡」
エンジニアに萌えるお姉さん・おだんみつの企画『イケメンエンジニアを探す旅』6回目で取材していたんですね。縁はどこで形になるかわからない。何よりも自由奔放な企画を快諾していた前職の社長と上司には、足を向けて寝られません。本当にありがとうございました。
当時のGunosyオフィスは赤羽橋でしたが、今は六本木ヒルズに移っています。ちなみにこのときGunosyエンジニアに寄りそって座ったアニマルチェアは、今もスキップヒルという名のひろーいフリースペースに鎮座しています。そうとう古株らしい。あとエンジニアさんたちは、今もバランスボールに正座しています。体幹よすぎ。
※おだんみつってなに?あるいは「何か脱いでいる人いたよね?」と記憶があいまいな方はこちらをどうぞ
Gunosyを選んだ理由は経営者の真摯さ
Gunosyは、早口なCM「グノシー!!」でおなじみの情報キュレーションサービスを提供している会社です。昨年4月28日に上場、今年6月1日にはKDDI株式会社と「ニュースパス」というアプリをリリースしました。
仕事の選び方は人それぞれですが、私は何をするかより誰とやるかを基準に決めています。転職する気はなかったけど、それなりに知名度のある会社が探している広報ってどんな人だろう?と興味本位で話を聞きにいきました。
セッティングしてもらった会食の日。業界のうわさ話を耳にしていたので、あえて真相に突っ込んでみました。あのとき実際どうだったんですかと。(嫌われてもいいやと思っていた)ふつう過去の話を掘り返されたら嫌がりますよね。社員でもないのになぜお前に教えなければいけないんだって。
でも経営メンバーの人たちは、当時の状況をとても丁寧に、自分の言葉で説明しました。もちろんそのなかには、経営者なら認めたくないであろう事実も含まれていたけど、今後に活かすべき課題として話す姿勢に「こんなに真摯な人、見たことない!」と感銘を受けたのです。
心はもう決まっていました。30代の仕事を、彼らの真摯さに懸けよう。社会やビジネスの環境が変わっても、この人たちといっしょなら良い仕事ができそうだ。あとの最終面接で代表の福島さんに初めて会いましたが、今まで会ったどの経営者よりも真摯な人でした。
広報のKPIはインセプションデッキを使うと捗る
※新入社員に配られるウェルカムうちわ&Gunosy紙ヒコーキ。人事・林さんの手作りでほっこりする。
Gunosyの社員は100人くらいで、エンジニアと広告営業が半分ずつ。私はそれ以外のコーポレート本部・組織開発本部に所属しています。
読んで字のごとく、より良い組織をつくるための部署です。面白いのは、上司がエンジニアなこと。組織開発=総務・人事の仕事ってイメージがあるけど、Gunosyは「課題解決組織」、つまり職能にとらわれずに課題を解決する姿勢が推進されているので「エンジニア=開発業務のみ」とならないんですね。
入社後、最も感動したのは目標設定にインセプションデッキを使ったこと。インセプションデッキとは、アジャイル開発で使用されるツールの1つで、プロジェクトの全体像(目的、背景、優先順位、方向性等)をわかりやすく伝えるためのドキュメントです。
定量的な評価がしにくい広報のような仕事こそ、こういった見える化ツールを使って存在意義や効果をより明確にしていきましょう。そうすれば「私なんのためにこの仕事してるんだろう……」みたいな悩みには陥らないはずです。
広報のゴールは「広報がいらない会社をつくること」
エンジニア / スクラムマスターの上司・渡邊さんの支えによって広報のゴールは無事に決まりました。現在のGunosyの広報課題は、プレスリリースや取材対応といった受動的な姿勢です。
では、能動的な広報活動はどう実現するのか。それは、全社員がGunosyの仕事を発信する仕組みです。発信数が多くなれば社会に知れわたる機会も増えます。時間はかかるけど、自分がいなくても回る仕組みを作り出すべく奔走します。
人生はなにが起こるかわからないからピンチもチャンスにしていこう
入社して早2週間。Githubで動いてるエンジニアブログの時間がUTCだったり、六本木ヒルズのエレベータ乗りまちがえたり。落ち込んだりもしたけれど、私は元気です。
3年前の取材に行かなかったら、おだんみつの企画をやらなかったら、今日の私はいなかった。明日くるかもしれないピンチもチャンスだと思って飛び込めば、未来のなにかに繋がる。そう信じて、これからも前に進んでいきます。
おしらせ
1. 「転職おめでとう!」と言ってくださる皆さま。ありがとうございます。いくらでも予定空けますので飲みに誘ってください♡
2. 六本木界隈の皆さま。ずっと渋谷民だったのでランチ難民です。おいしいランチ教えてください♡
3. メディア関係者の皆さま、イベント運営者の皆さま。Gunosyには真摯な天才がたくさんいます!どんなことでも構いません。いっしょにイベントやりたいな〜とか、なかの人の話聞きたいな〜とか。ちょっとでもGunosyに興味があれば私へご連絡ください♡
4. ねこを飼いはじめました。毎日お留守番&元気をくれてありがとう♡
\ facebookメッセージが一番レス早いよ!気軽に送ってね! /
---
■Gunosyについて
connpass - Gunosy Development Div.
Qiita organizations - Gunosy Inc.