北朝鮮が9日午前11時半ごろ、東岸の咸鏡南道新浦(ハムギョンナムドシンポ)沖の海上で、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)とみられる飛翔(ひしょう)体1発を発射した。韓国軍合同参謀本部が9日、発表した。潜水艦からの発射は正常に行われたものの、初期飛行は失敗したと推定されるという。
米韓両国は8日、北朝鮮の弾道ミサイルの脅威に備えるため、高高度迎撃ミサイルシステム「THAAD(サード)」の在韓米軍への配備を最終決定した。北朝鮮はそれに対抗する意思を示すため、SLBMの発射で挑発した可能性がある。SLBMは衛星などで事前に発射の兆候をつかむのが難しい。北朝鮮の開発が進めば、日米韓にとって軍事的な脅威になる。北朝鮮は4月23日にSLBMを発射している。(ソウル=東岡徹)
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朝日新聞国際報道部
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