批判は百も承知で、「野党統一」を呼びかけ、さらに「安倍政権の「改憲」隠しに言及した意味は大きい。
おそらく批判的な意見が多いだろうし、実際に手ぐすねひいていたかにように手厳しく論じる新聞・TVもある。素足の足元が写り込んだ写真をわざわざ掲載したりするのも、けっして好意的ではない報道を象徴している。
しかしである。石田純一の記者会見をライブで観た素直な感想としては、実に好感のもてる会見だった。「準備不足」なんて書いた新聞もあるようだが、とんでもありません。極めて素朴ではあるけれど、日常的に確固とした問題意識をもって世の中を眺め回していることは言葉のはしばしからも十分に察しられた。
なによりも、参議院選挙直前のタイミングで、「野党統一」を呼びかけ、さらに安倍政権の「改憲」隠しを批判し、「原発」にも言及したことの意味は大きい。本来なら、民進党がこうしたポイントを軸に、リーダーシップを発揮して野党統一候補をまとめあげなければいけなかったはずだ。そんなヘタレな民進党のケツを蹴り上げたのが、昨日の会見だったのではないだろうか。
「野党が結集しないと思いを力に変換できないと思う。野党統一候補なら受けさせて頂きたいと思った.他の人に決まったら喜んで応援します」。この言葉にすべてが集約されているのではなかろうか。
できれば、参議院選挙にこそ出馬すべきだったのではないかとも思わないわけではないが、新聞・TVや一般大衆労働者諸君の冷ややかな対応は承知のうえで、敢えて火中の栗を拾う意志を示した勇気に拍手を送りたい。
・石田純一の都知事選会見に震えた! CM打切り覚悟で、野党共闘を呼びかけ、安倍の参院選“改憲隠し”を痛烈批判
というわけで、明日は参議院選挙の投票日。雨にも負けず、風にも負けず、ましてや夏の暑さにも負けずに投票に行こう・・・ジャンジャン。
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