はてなブックマークを見ていると、定期的にあがってくる「ブログで稼いでいけそうなのでフリーランスになります」という話題。昨日も下記のように、とあるプロブロガーの記事に注目が集まっていました。
まぁこういう話題にはだいたい、人生の諸先輩方から「やめておけ!」というコメントが付くことが多いのですが、個人的には自分もブログで生計を立てているフリーランスということもあり、『好きに挑戦してみればいいのでは?』という意見を持っています。
この理由は単純で、ほんとうにブログだけで飯を食っていけるなら別にそれで生計を立てることは自由ですからね。八百屋をやるのもレストランを開くのもフランチャイズ契約をコンビニと結ぶのとだって、その選択をした本人の自由です。そう違いはありません(下記の記事も参考に)。
大事なのはリスクに備えられるか:
しかし、ブログで生計をたてていくフリーランスになるなら、1つだけ肝に銘じておいて欲しいことがあります。
それは仮にブログではお金を稼ぐことが出来なくなってしまった時、自分にはなにが残るのか?という点をちゃんと考えておいてほしいということ。残念ながらブログ経由の広告収入というのはもろく危ういため、いつ稼げなくなってもいいように「保険」をかけておく必要性があるんです。
例えば私の場合は手前味噌の部分も入ってきますが、たぶん今、このクレジットカードの読みものというブログがなくなってしまったとしても下記のような職業に付くことが出来ます。
- SEO専門家
- PPC広告担当
- 企業のアフィリエイト担当
- 企業のマーケティング担当
- ネット集客関連のセミナー講師
- ネット通販の店長
- クレジットカードの専門家
1と2は実績があるのでたぶんOK。3についても構造をよく理解しているので、アフィリエイト広告を活用したい企業から声がかかる可能性は高いと思います。
4~6についても同様で、この集客スキルをブログではなく企業サイトにはめ込むことが出来れば、企業としては即戦力として使える人間になるはず。雇ってもらえれば貰える給与以上の恩返しが可能です。
最後の7についてはただの願望です。そういう仕事も面白そうだなというくらいですね(笑)。
ブログを通してなにを学ぶか:
こんな感じで結局、大事になってくるのはブログを通してなにを学んでいくかということ。特に有名ブロガーの方はこの視点を持っていて、ブログを踏み台にしてテレビタレントになったり、専門家として活躍したり、新聞社を立ち上げてみたりと面白いことをやっている方が多いです。
先日も有名ブロガーのかん吉氏がデジタルハリウッドの講師になった…と話題になっていましたが、これもブログを通してスキルの幅が広がった結果でしょう(詳しくはこちら)。
反面、中途半端にブログで稼げるというだけでダラダラやっていくと、ブログで稼げなくなった時になにも残らない…なんてことにもなりかねません。今じゃ執筆スキルだけで生計を立てるのは至難の業なので、ブログで生計を立てていくならなにか自分だけの武器を身に着けていってもらえたらなと思います。
以上、ブログ収入頼みでフリーランスになるのは自由だが、仮に稼げなくなった時になにが残るかだけはきちんと考えて欲しい…という話でした。ここまでちゃんと考えた上でフリーランスになるのであればきっと、人生の諸先輩方もフリーランスになるのを応援してくれるに違いありませんよ。
参考リンク:
ブログでフリーランスになるというのは、言い換えるとブログをメインにした事業を立ち上げるということ。これをしっかり理解しておかないと、目標PV数とか1日○記事書くとか、そういった間違ったものを目標にカカが得てしまうことになりかねません。お気をつけ下さい(詳しくは下記記事にて)。