本日安保法案が委員会採決されて明日あたり衆議院で可決される見込みだが、ウォッチャーの関心は、衆議院通過後、SEALDsが消滅・分裂するのかに関心が移っていくだろう。

なぜSEALDsが分裂するのか?簡単なことで、歴史を鑑みれば大きくなった運動の敗北直後には組織は消滅・分裂の危機に陥り、実際に消滅・分裂することが多いからだ。

安保闘争敗北直後のブンド(共産同)は安保敗北後解体してしまい、一部は革共同に流れ、革マルと中核に分かれる。全共闘も名前の通り各党派が共闘したわけだが、最後には内ゲバや日本赤軍など事件が大きなイメージダウンとなって消滅した。

明日の衆議院での法案可決成立後、参議院での可決までSEALDsが力を維持できるか、統一行動を拡大できるか注目されるところである。