赤字続きで存廃が議論されている北星学園余市高校(余市町)について、運営する学校法人北星学園(札幌市)の理事会が、2019年度末に閉校とする議案を否決したことがわかった。学園側は「継続審議」としており、閉校方針は撤回されてはいないが、同年度末までの閉校は回避されそうだ。

 理事会は7日に開催された。複数の関係者の話を総合すると、北星学園余市高校の募集を18年度にやめ、19年度末に閉校とする議案について、理事18人(うち1人は欠席し、委任状を提出)で採決。この議案のように重要議案の可決には3分の2以上の賛成が必要だが、満たさなかったため否決となったという。

 これに先立ち、同校の規模を縮小する案など2案も出されたがいずれも否決されたという。

 学園によると、同じ議案を理事…

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