副操縦士が警察官殴った疑いで逮捕 JAL1便欠航に

副操縦士が警察官殴った疑いで逮捕 JAL1便欠航に
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27日夜、金沢市で日本航空の副操縦士が酒に酔って、職務質問しようとした警察官を殴ったとして、公務執行妨害の疑いで逮捕されました。この影響で日本航空は28日朝、この副操縦士が乗務する予定だった小松空港から羽田空港に向かう便の運航を取りやめました。
27日午後10時すぎ、金沢市のホテルの前で男性2人が争っているという110番通報があり、警察官が駆けつけたところ、このうちの1人が、職務質問しようとした警察官のあごを平手で殴ったとして公務執行妨害の疑いでその場で逮捕されました。逮捕されたのは日本航空の副操縦士、巽創一容疑者(42)で、警察によりますと、調べに対し「酒に酔っていて何も覚えていない」と供述しているということです。
警察や日本航空によりますと、巽副操縦士は27日夜、乗務を終えたあと市内の飲食店で酒を飲み、機長と一緒にホテルに帰る途中だったということです。警察によりますと、機長は、口のはしを切るけがをしていて、警察は、巽副操縦士が機長に暴行した疑いがあるとみて調べています。
この影響で日本航空は28日朝、2人が乗務する予定だった小松空港から羽田空港に向かう便の運航を取りやめました。日本航空は、この便を予約していた81人の乗客に後続の便に乗ってもらう措置を取ったということです。
日本航空は「乗客などに多大なご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます。今後、事実確認を行ったうえで厳正に対処します」としています。