行ってきました。
自分が出会ったことのない、技術者や技術本製作者と触れ合う機会なんて喉から手が出るほど欲しい。 そんな僕からすれば参加する以外ありえません。
参加するまで
13時ぐらいに秋葉原につき、向かうと・・・ まさかの整理券配布。 状況を聞くと、一時間待ちとのこと。
な、なんだってーーー\(^o^)/
本に関するイベントなので、書店でやるタイプのイベントを予想していました。 書店だと自由に入れるようなイメージだったので、1時間待ちは相当驚きました。
twitterで参加状況を報告してくれるので、ひさびさの秋葉原を探索して時間を潰しました。
ノベルゲーを買いたいモチベだったので、勢いに任せて
- それは舞い散る桜のように
- アメサラサ
- AYAKASHI
- 少女たちは荒野を目指す
- 僕のひとり戦争
- ギャグスタ・リパブリカ
を買いました。
調子に乗って買いましたが、これらをやる時間があるんだろうか・・・。
本の状況
入ってみたら、残念なことにだいたい売り切れでした。 この人気は運営側も想定外だった模様です。 買えるのはオライリー・ジャパンなど、正規の本ぐらいでした。
会場の雰囲気
雰囲気としては、同人誌即売会のノリ。 売れるとかどうでもいい、ただ好きなものを作って、本にしてるんだぜ。 同人活動とは最高の趣味、最高の自己満足なんだ、イェーイ!!!! という集団のノリでした。
実際、夏コミ出ますと書いてた人もいたので、 コミケの非壁際のゆるいノリと変わらないと思います。
おいてあったもの内容
技術ということで、IT中心でした。 メインは各人が作っているツール、開発環境などのOSSをインストールして、とりあえず使えるところにするというものでした。 また、同人のお約束なのか表紙はアニメ系でした。 オライリーすら、本を2冊買うとアニメキャラのついた手提げ鞄をプレゼントする有様でした。
個人的に印象的だった本を3つ紹介します。
3位 デジタル原型師養成講座 プロとして通用するフィギュア作成技法
画像 こんな本が存在する事自体も驚きでしたが、 中身がガチでソフトウェアを使ってモデリングし、それを3Dプリンターで作成し、実際に形にするというもの。 ソフトウェアでいじる部分が大半でした。 絵を書くスキルもないので、流し読みでしたが、試しに作ってみたいと思うものでした。
2位 Effective量子コンピュータ
量子コンピュータに関する理論をまとめたもの。
知識として興味があったので、15分から30分ぐらい読んだ気がします。
量子コンピュータが何かわかってないレベルだったので、ざっと読んだだけだと理解しきれませんね。
ユニタリ作用素を計算できるのが量子コンピュータだと書いていましたが、ユニタリ作用素ってユニタリ行列による作用をさせたってことなのかもわからなかったし、そもそも量子コンピュータは量子のゆらぎ?を使って計算すると思っていたんだけど、今のコンピュータ上でシミュレートできるものなんですかね。
CPU-メモリに相当するものがあるのか、それ以外のもので計算を実現しているのか。そうした部分が不明でした。
ただ、こういうちょっとプログラミングしてても出会わない本と出会えるのが、面白いところでした。
1位 1943解析概論のまめ本
発見して一番テンションがあがったのはこの本。 まさか自分も持っている微積分の古典的名著、『解析概論』がここで売られるとは。
しかも、1943年版ということで完全な旧字体。 まめ本のサイズも小さくて、読ませないための本でした。
でも、ページと一部の数式を読めば、内容がわかる自分。 そこにしびれる、憧れると一人おおはしゃぎ。
自分しか楽しめなさそうな掘り出し物があるのが同人のいいところですね。
ちなみに買った本は
- 初めてのAnsible
- UX戦略
- ロボットの本
の3冊。興味はあった話なので、ゆっくり読んでいきます。
全体の感想
本や技術が好きなんだということが伝わるいい場でした。 ただ、混んでることもあり、こっちも知識もないこともあってあまり深い話ができなかったのが残念。
誰かに『どうして本を作ろうと思ったのか』、『本を作る上で苦労する場所はどこか』を聞いてみたかったんですが、それは聞けませんでした。
仕事や自分が好きで調べているものを書いているみたいなのは話してみたわかりましたがね・・・。
ソフト開発メインといってもゲーム等二次元よりだったりして、自分の周りにはあまりいないタイプでした。こうした人たちとコミュニケーションをとっていきたいと思います。
最後に運営お疲れ様でした。 初めての企画で想定外に混んでいたはずなのに、人の捌き方がスムーズでみていて気持ちのいいものでした。
次も参加したいと思います。