こんにちは「店通編集部」です。
このメディアでは、飲食店の経営者をターゲットにした記事の執筆を各ライター(弊社社員)にお願いをしているのですが、みなさんネタ出しに困っているよう。そこで私達が活用しているのが、エディトリアルカレンダーです。
朝のニュース番組でも取り上げられるくらい、このどうでもいいような、どうでもよくないような「〇〇の日」というのが、日本人はとても大好きなようで・・・。それに乗っかる形で、「〇〇の日」ありきで記事ネタを考える始末。
今日も例に違わず、いつものようにエディトリアルカレンダーに目を通し、次の記事ネタを考えているときにふと目に入ったのが・・・
パフェの日
「この日なんか面白そうなんで、記事にするのどうっすか?」
「何?うまいパフェでも食べに行く記事?」
「まあ、そうっすね」
「ただのパフェを食べにいっても面白い記事になる気がしないんだよなー」
「けど、なんか引っかかるっていうか、パフェってすごいポテンシャルを秘めてる気がするんですよ」
「それって、例えば?」
「それはこれから考えるんですけど・・・。とりあえずパフェの日について調べてみるっす・・・ええと。」
1950年のこの日、巨人の藤本英雄投手が日本プロ野球史上初のパーフェクトゲーム(完全試合)を達成したことに因み、「パフェ(parfait)」がフランス語で「完全な(パーフェクト)」という意味であることから。
「へぇ~、パーフェクトの『パフェ』だったんだね。」
「じゃあ、各々が思うパーフェクトなパフェを作ってくるっていうのは!?」
「うーん、なんだか面白くなってきた!あれも美味しそう、あれとこれが一緒に食べれたら・・・」
「ほらね?面白そうじゃないですか。」
「・・・(お前の案じゃねーだろ)」
パフェなパフェを考えてみる
「取材に行く前に、内容が被るといけないんで、どんなものを作るかだけでも共有しませんか?まず言いだしっぺの私から案を出しますね。私はお酒に合う、おつまみパフェなんかがあったら最高!」
「ん~~私は甘党至上主義なので、王道に甘いものでいきます。でも最近カロリーとか気にするようになってきたので、低カロリーとか身体に優しいのが最高だなー」
「私は、日本の国民食…。あれしかない。。。」
「そうだな~、やっぱり日本的な和のテイストでしょ!!うん、和に決まり。」
「では、みなさんコンセプトが決まったところで、早速それが叶えられる場所に取材に行って来てください。」
おつまみパフェ:コボVer.
私の求める、最高のパフェを求めて三千里。いや、もっとかもしれない。もっと短い。会社のある大門駅から三駅。そこは東京駅や銀座からのアクセスもよい、京橋のワインバル「MIYABI」様にお邪魔しました。果たして、ここで望みのパフェを作ってもらえるのか・・・。
店通きってのお酒好き。ビールに焼酎・日本酒にウイスキー。なんでも飲める私ですが、今日は、赤ワインの気分。これはきっと、取材日前日に美味しいワイン特集をテレビで見てしまったから。
前日にテレビ見て決めたなんて、口が裂けても言えなかったですが、そんなわがままな要望にも真剣に応えてくれたのは、シェフの北澤さん。
私の要望を伝えると、冷蔵庫の中身をパタパタと開けると、材料とパフェの容器を交互に確認して、頭を抱えながらも「♯パフェなパフェ」を作っていただけることに!
いよいよ調理開始!
何より注目なのは、近年健康志向の女性やシニアを中心にブームのローストビーフ。流行にも素早く対応するとこと、流石です。脂身が少ないのがいいんだよね~。
それに、赤ワインといったら、赤身肉!もう最高ですやん。完全に気分をよくした私は、席に戻り完成を待ちます。
~待つこと5分~
「♯パフェなパフェ」の完成報告を受け、いよいよ「お酒に合うおつまみパフェ」とのご対面です。題して・・・
「イタリアンミートパフェ 洋風わさびホイップ乗せ」
1層目:「マッシュポテト」お肉とお芋って、なんでこんなに相性がいいんでしょう。ジャガイモ本来の甘さも際立つが、胡椒がピリッと利いてて程よい味付けに。
2層目:「角切り肉」写真でお見せできないのが残念ですが、隠れたところにもお肉が!合コン帰りに綺麗な女性にデートに誘われた気分です。
3層目:「赤ワインのジュレ」オッシャレー!!そりゃ、ワインも合うでしょう。相乗効果は間違いなし。温かいお肉の上でジュレが溶け出し・・わあああああ!!
4層目:「お待ちかね、ローストビーフ」圧倒的な破壊力!口いっぱいに広がるお肉の旨み。肉パフェの目玉です。
5層目:「タマネギの炒めたやつ」あめ色に炒めたタマネギと、炒めたタマネギのホワイトソースで和えたもの。それぞれ、二種類を別々にドーム上に成形したものを冷凍し、パフェのアイスに見立てました。
※下の層から順番に説明してます。
「全体的にお肉を使ったパフェですが、仕上げに彩りよくクレソンやピンクペッパーで華やかにしてみました。」
チョコレートソースに見立てた、バルサミコ酢で作った特製ソース。オニオンフライにガーリックチップなどを使い、食感や味にもこだわっているパフェ。西洋わさびのホイップが生クリームの替わりに乗っていて、見た目もパフェそのもの。
酒飲みにとって最高のパフェは、イタリアンミートパフェで決まり!
自然派王道パフェ:那須ありぺVer.
『甘いもの たくさん食べたい できるだけ』
『生クリーム 飲んで倒れる 本望かな』
これ以上説明は不要かと思います。そういう風に思って生きてきました。那須ありぺです。
甘味は人生の肥やしにございます。
先日こんなツイートを見かけました。
「老化を自覚できていないがために起きる事故」って老人に限った話ではなくて、10代の頃にインプットされた「俺の好物はトンカツと焼肉」という意識がいつまでもアップデートされず、アラサーになった胃をさいなむという事はよくある
— つかんぽ (@tsukampo) 2016年6月11日
甘いものも例外ではないでしょう。”新陳代謝”という現実。なんてこった。そういえば年々お腹周りの様子がおかしい気がします。
だったら初めから教えて欲しかった。お前が食べているそれは、あと10年したらあんまり食べられなくなるぞ。今からでも少しずつ減らしていきなさい。と。
つらい。甘いものを食べられない人生なんて、つらい。
でも健康でいたい。できればあんまり太りたくない。
と、いう事で私の思い描いた「パーフェクトなパフェ」はこちらです。
どうです?最高に美しくないですか?でも美しいだけじゃないんです…。
今回の取材&パフェ作りの無茶振りに全面的にご協力いただいたのは、2016年3月にオープンした新宿NEWoMan(ニュウマン)のエキナカ2階にお店を構える「Lady Bear」様。無理いって厨房へお邪魔させていただき、特別に『自然素材パフェ』を作っていただきました。
Lady Bear様はヘルシー&ビューティーを叶える自然派スイーツショップです。
天然甘味料と自然素材を使用しているため、ローカロリーで身体に優しい食材ばかりで作られたスイーツ。まさに理想!至高!最上!これぞパーフェクト。
こちらがパフェの全貌です。生クリームはマスカルポーネやヨーグルトを使用しており、甘味ははちみつ、メープル、アガベシロップなど全て自然素材。これだけ沢山の味が楽しめて、ALL 砂糖不使用。衝撃的じゃありません?これ、最強じゃないですか?
全ての自然に感謝していただきます。ありがとう砂糖不使用。こんなに清々しい気持ちでパフェを食べられる日がまた来るなんて。私は幸せです。ありがとうLady Bear様。これからも甘いものを好きな方の人生でいこうと心に誓いました。
日本の国民食パフェ:さっさんVer.
私はこのお店でパフェの作成をお願いしてきちゃいました!江戸前びっくり寿司 恵比寿店!
対応していただいたのは、びっくり寿司恵比寿店のイケメン板前、前田さん。
唐突に差し出された見慣れない器に動揺するも、しばらく器と見つめ合った後に快く引き受けてくれました。どうもありがとうございます…!
そう。今回私が作ってもらったのはもちろん…
寿司パフェ!!
分かりますか?このびっくりなボリューム!!
過去3カ所の寿司屋でバイトをしちゃうくらいには寿司が好きすぎる私にとって、パーフェクトすぎる理想のパフェの姿がここに…!何ってもう中身がめちゃくちゃ豪華!!
ウニとイクラの北海の幸と、海老のでんぶ、黄金の卵黄ソースで飾られたパフェの壁面を上から崩して食べて行くと、次から次へと出てくるお寿司オールスターズ。
びっくり寿司パフェの中身
・マグロ ・サーモン ・カンパチ ・海老 ・真鯛 ・イカ ・ネギトロ
・いくら ・ウニ ・たまご ・海老のでんぶ ・錦糸卵 ・卵黄ソース
・大葉 ・アボガド ・きゅうり ・パプリカ ・トレビス ・セルフィーユ
・大根のつま ・きゅうりのつま ・シャリ
なんとまあ…総勢22種類もの具材を使ったスーパーびっくりなパフェになりました!
なんだかもう、マグロ一本釣りに成功した松方弘樹氏に「マグロ釣ったら鮭も釣れちゃったからサーモンといくら入れとくね!あとついでにカンパチも海老もつけとくわ!」ぐらいのノリで振る舞われている気分でしたね。
「びっくり寿司」なだけに、見た目も中身もびっくり仕様な寿司パフェ。
この寿司大国日本に生まれてきた事と、無茶振りに応えてくれた前田さんに感謝。。。
やっぱり日本人なら、お寿司なパフェで決まりでしょ♪
浅草発「和」なパフェ:オー!ぎはらVer.
~心の声~
自分にとってのパーフェクトなパフェか?「和」というコンセプトだけは決まっているんだけどな~。
よ、よし。ここは思い切って、逆転の発想だ!場所から決めてみよう。「和」と言えば『浅草だ!』うん、浅草でパーフェクトなパフェを探してみよう。
飛び込み取材「和」のパフェを探せ!
勢いで浅草には来てはみたけど、「和」のパフェを作ってくれるお店はあるのだろうか?しかも、飛び込み取材で…
不安を抱えながら歩く事、10分ほど。「ん?スカイツリーパフェ??、甘納豆屋さんがパフェを売ってるのか。こ、これは行けるかもしれない。」そう信じ、飛び込んでみた。
すると、驚く事に作って(取材を引き受けて)頂けると言うではありませんか?そして、店主の内田さんと「どんなパフェにするか」相談する事、15分。
さぁ、どんなパフェができあがったのでしょうか?ご覧ください。
さぁ、実食!!
完成しました「和」な甘納豆とみたらし団子のパフェ。さぁ、実食。
大沢屋さんに感謝の気持ちを込めながら「いただきま~っす!」
今回の取材店、大沢屋さん!!
突然にも関わらず、快く取材を引き受けてくださった大沢屋さん店主の内田さんと完食後の記念撮影。
本当にありがとうございました!
やっぱり、日本の心『和』で決まり!!!
気に入ったパフェに投票しよう!
さて、みなさんのお気にいりのパフェはみつかりましたか?!100人いれば、100通りの「パフェなパフェ」がきっと作れるはずです。みなさんもご自身で渾身の作品を作り上げてみてはいかがでしょうか。
今回のパフェ企画で気にいったパフェがあれば、ハッシュタグ「#パフェなパフェ」をつけてお気に入りのパフェ写真と一緒にSNSへ投票してください!
取材ご協力店紹介
おつまみパフェご協力:「MIYABI」屋宜様 北澤様
自然派王道パフェご協力:「Lady Bear」濱田様
日本の国民食パフェご協力:「びっくり寿司 恵比寿店」前田様
「和」なパフェご協力:「大沢屋」内田様
※今回「パーフェクトなパフェを作ろう」の取材でご協力いただいた店舗では、通常このような商品の販売や、サービスの提供は行っておりません。あらかじめご了承ください。