ホタルナのガラス破損 松本零士さんデザイン
女性が顔に軽傷
27日午後3時55分ごろ、東京都観光汽船(東京都台東区)が運航する水上バス「ホタルナ」(167トン、石澤毅船長)が日の出ふ頭海上バス発着所(東京都港区)で、着桟作業中に左舷後部のガラスが破損した。ホタルナには乗客74人、乗員4人が乗船しており、割れたガラスの破片でフィリピン女性(14)が顔に軽傷を負った。
東京海上保安部によると、ホタルナは浅草(東京都台東区)を出港後、日の出ふ頭を経由してお台場(同江東区)へ向かう途中だったという。船体左舷側にある、ロープを巻きつけるクリートと呼ばれる部品が外れてガラスを割った可能性が高いという。同保安部で事故の原因を調べている。
ホタルナは、漫画家の松本零士さんがデザインした水上バスで、独特のデザインで人気の船だった。【米田堅持】