具体的な方法を示す。
月の食事回数で考える
1日3食として月に90食。このうち昼飯は30回だ。この30回について1食100円にすれば、昼飯代を月に3000円以下におさめることが可能となる。
机上の空論でも絵に描いた餅でもない、実際に僕が長らく実践している食費節約法なのである。今回はその方法を具体的に示そうというわけ。
それにしても昼飯1食を100円以下におさえたとしても、同じグレードの食事を朝・夕と摂取しても月に9000円の食費が発生してしまうことを考えると、1か月10000円生活を送っている方は節約家であり、ストイックだなと思う。これで栄養バランスやバラエティにまで彩を加えられるのであれば、もはや芸術だろう。余談。
買いだめ方法と試算
月の初めに3000円を資金として買いだめする。
乾麺500g100円×6=600円
麺つゆ1.5L(5倍濃縮)500円×1=500円
基本はこれ。あとはお湯を沸かす水道光熱費が発生するが、月で考えると微々たるものだろう。
なお、この計算は500g100円という特価乾麺を手に入る地域で、なおかつ1食に食べる量が100gの人間に当てはめることのできる少し限定的な計算であることを申し添える。北海道旭川市ではこの価格で買い物が可能だ。
もし大量に購入することで安く買えるのであれば、予算のスパンを大きくして3か月単位で考え、買い物をしても良いだろう。乾麺は腐ることが無いので安心。
飽きないための工夫
試算どおりの買い物ができた方は、まだ1900円が手元に残っていると思われる。ここで添えて頂きたいのが「具」である。具体的なものを示すと
- 乾燥シイタケ
- 乾燥ワカメ
- 乾燥ネギ
- ネギ
- 大根
- 山芋
- 納豆
- ごま油
- 天かす
などが挙げられる。ここで示した具は乾麺ソバとウドンに適したもの。
乾麺生活はお金の出費を最小限にする代わりに「飽き」が襲い掛かってくる。ここをいかにかわせるかで長期的に食費を浮かせることができるか、それとも脱落するかにかかってくると言っても過言ではない。
これら「具」で単調な乾麺の毎日に味の抑揚をつけてあげれば、飽きを回避して続けることができるだろう。毎月の末に、余った予算を使用して普段は食べないような豪華な具を食べても良い。そうすれば励みにもなるだろう。
外食や既製品のコストは恐ろしい
1食500円でも15000円、1000円かけると昼飯代だけでなんと30000円も出費してしまう。つもり重なったものが、確実に家計を圧迫する。
1個100円のカップラーメンで済ませても出ていくお金は一緒だが、先述の具を織り交ぜて摂る食事の方が、栄養バランスには優れていて身体に良いと思う。大根や山芋なんかは、カップラーメンでは摂取できない素晴らしい栄養価を持っている。
1日単位で考えるから、出費がかさむ。そうじゃなくて、最低でも1か月単位で考えるべし、ということ。ポイントは買いだめだ。まずは乾麺を安く、大量に買う。ここから始めよう。あとは1日50円以下の計算でお好みの具を織り交ぜていけば昼食代を月に3000円以内に抑えることが可能になる。
乾麺は凄いよ。どうか皆様も実践してほしい。なお、出先で食事するので難しい、という方は家で茹でて水切りし、出先で水で戻して食べれば何とでもなることを申し添えしたい。触感が多少落ちても問題ない。