おすすめ漫画紹介(神のみぞ知るセカイの作者とともに哲学したい人へ)
今回はおすすめの漫画紹介です。突然ですが、皆様、漫画を読むことで何が得たいのでしょうか?
上司とか嫌な先輩に似た敵役をぶっ飛ばすことで得られるストレス解消でしょうか? それともとても現実的ではないような魅力的な異性が複数人出てきて擬似的に生じた恋愛感情を満たすことでしょうか?
この漫画では上記はほとんど得られません(ただ、魅力的なヒロインは複数人登場します)。しかし、少しだけ自分とはなんなのか、とか日常で疑わなかったことを疑う視点が獲得できます。どういうことなのか? この後の紹介文で記載していきたいと思います。
ねじの人々の概要
ねじの人々は「神のみぞ知るセカイ」の作者若木民喜さんの漫画です。
ざっくりあらすじを説明すると、主人公は高校2年生の17才、根地大和(通称:ネジヤマくん)です。
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ネジヤマくん、教室でふと思います。
この疑問がどうにもモヤモヤしてはれない。結果、こうなります。
この状態をどうにかするにはどうすればいいのか? を主人公と一緒に考えようぜっていうのが漫画のあらすじです。
ねじの人々のおすすめポイント
さて、この漫画のおすすめポイントですが、まずオリジナリティに溢れてます、ユニークなんです、めちゃくちゃ。さわりの部分だけ紹介させてもらいましたが、こんな始まり方した漫画ってご覧になられたことあります? なかなかないなと思いました。
そして、一巻でめちゃくちゃ面白いなと思った話の流れがあるんです。5話-6話なんですが、「客体的真理と主体的真理」をテーマにした話があるんです。
2話分要約するとヒロインが忘れていったパンツを盗み出そうとする2者のどちらがより持ち主としてふさわしいのかを考えた後で、筆者の成功した神のみぞ知るセカイと打ち切りになった聖結晶アルバトロスどちらが価値があるかを考えるという流れです。面白くないわけないじゃないですか? 哲学的なテーマも含んでいて。
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こんな風に身近なテーマで、ちょっとだけ哲学の概念を用いながら、でも押し付けがしくなく、考えるヒントをあたえてくれるのがねじの人々の魅力です。
(あと、相変わらず、ヒロインが可愛いことも魅力です)
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おすすめ漫画紹介(神のみぞ知るセカイの作者とともに哲学したい人へ)のまとめ
今回はねじの人々という哲学の漫画を紹介させてもらいました。最新話が読みたい方は裏サンデーのサイトからぜひチェックしてみてください。この漫画を読むことで日常風景が非常に奥行きをもって見えるようになりますよ。
ねじの人々が気に入ったら読みたい漫画
以下ではねじの人々が気にいったら読んでみてもいいんじゃないって書籍を紹介したいと思います。
ぼのぼの
哲学するラッコの漫画です。
よつばと
哲学する幼女の漫画です。
ブッタとシッタカブッタ
哲学する豚の漫画です。
われ笑う、ゆえにわれあり
哲学する老人、土屋賢二さんのエッセイです。
*1:こちらより引用:http://urasunday.com/neji/comic/001_001.html
*2:こちらより引用:http://urasunday.com/neji/comic/001_001.html
*3:こちらより引用:http://urasunday.com/neji/comic/001_001.html
*4:ねじの人々単行本1巻より引用
*5:いずれの画像もねじの人々単行本1巻より引用