「ミスチルはベスト盤しか聴いたことない。」って言ったら追っかけやってる友人にすごく怒られました。
なのでアルバム全部聴いて、いい感じのマイナー曲を50曲選びます。
友人には「にわかっぽい選曲だけど、まあとりあえずOK」をいただいたのでどうぞ。
- 除外した曲
- Everything
- KIND OF LOVE
- Versus
- Atomic Heart
- 深海
- BOLERO
- DISCOVERY
- Q
- IT'S A WONDERFUL WORLD
- シフクノオト
- I ♥ YOU
- HOME
- B−SIDE
- SUPERMARKET FANTASY
- SENSE
- [(an imitation) blood orange]
- REFLECTION {Drip}
- REFLECTION {Naked}
- おわりに
除外した曲
今まで出てるベスト盤、および2011年以降のシングルA面の曲を除外します。
具体的には、ベスト盤
- Mr.Children 1992-1995
- Mr.Children 1996-2000
- Mr.Children 2001-2005〈micro〉
- Mr.Children 2005-2010〈macro〉
の全曲と、シングル
のA面です。曲名としては、
君がいた夏、星になれたら、抱きしめたい、Replay、LOVE、my life、CROSS ROAD、innocent world、Dance Dance Dance、雨のち晴れ、Over、Tomorrow never knows、everybody goes 〜秩序のない現代にドロップキック〜、【es】 〜Theme of es〜、シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜、名もなき詩、花 -Mémento-Mori-、Mirror、Everything (It's you)、ALIVE、ニシエヒガシエ、光の射す方へ、終わりなき旅、ラララ、つよがり、口笛、NOT FOUND、Hallelujah、優しい歌、youthful days、君が好き、蘇生、Drawing、いつでも微笑みを、Any、HERO、タガタメ、掌、くるみ、Sign、and I love you、未来、ランニングハイ、Worlds end、僕らの音、箒星、しるし、フェイク、彩り、旅立ちの唄、GIFT、HANABI、花の匂い、エソラ、fanfare、擬態、365日、祈り 〜涙の軌道/End of the day/pieces、足音 〜Be Strong
となります。
Everything
1992年リリースされた1stアルバム。ミニアルバムじゃないの?と思ったけど、友人曰く公式に位置付けられた1stアルバムとのことです。全7曲。
1. 風 〜The wind knows how I feel〜
夏に吹く爽やかな風を感じさせる曲。
イントロ聴いてゆずか?と思ったけど、「ビルの谷間をか知り抜ける風」という歌詞はやっぱミスチルらしい歌だなぁ。ボーカル桜井さんの声が若い。
2. CHILDREN'S WORLD
グループ名Mr.Childrenをもじった曲名で、子供時代を振り返る大人を歌うアップテンポなナンバー。
ギターの上手さをチャック・ペリーに例えたり、トランプをメンバーズカードにしたり、ずいぶんおませな子供だなぁ。
KIND OF LOVE
1992年にリリースされた2ndアルバム。アルバム名を決めるさい、1stアルバムのEVERYTHING=何よりも大切なもの=「愛」がまず浮かんだが、当時の彼らには少し重い言葉だったため「愛のようなもの=Kind of Love」になったらしい。オシャレ。
3. All by myself
今は自分1人の力でやっていこう、という決意を歌うかっこいいハードなナンバー。
4. BLUE
好きな女性が昔の男を忘れてないっぽくて寂しいんですけど。って歌。
優しメロディが哀愁をうまく表現してます。
Versus
1993年リリースの3rdアルバム。
アルバムタイトル「Versus」は、暗い曲(奇数)と明るい曲(偶数)を対(Versus)になるように交互に並べていることに由来するらしい。オシャレ。
5. Another Mind
1曲め。奇数なんで暗い歌。世間の目を気にして本当の自分を出せない若者の苦悩を歌うナンバー。
Atomic Heart
1994年にリリースされた4thアルバム。このアルバムから恋愛路線から精神論へ変化したらしい。オシャレ。ミスチル史上最高の累計343万枚を売り上げている。
6. ラヴ コネクション
生き生きとした大人のダンスナンバー。
ローリング・ストーンズをオマージュした曲。PVもストーンズの「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」を意識した作り。
7. Round About 〜孤独の肖像〜
アップテンポながら哀愁溢れるイントロが印象的な曲。何かに飢えているんだけどそれが何かわからない。たぶん愛。そんな歌。
深海
1995年リリースの5thアルバム。不倫の影響なのか、暗い歌ばっかり。
当初アルバムタイトルを『シーラカンス』にしようと考えメンバーに話したところ「深海?」と聞き返され、それが非常に強く印象に残ったため『深海』になったらしい。あんまりオシャレじゃない。
8. マシンガンをぶっ放せ
ダークかつシリアスなメロディに強い社会風刺を乗せた曲。のちのちシングルカットされた。
ベスト盤に入ってないのが謎なくらい名曲。そして才能をくれ。
BOLERO
1997年にリリースされた6thアルバム。
桜井さん曰く、「『深海』と『BOLERO』は3Dメガネの青と赤のようなもの。両方揃って初めて立体に見える」らしい。よくわからんがオシャレ。
9. タイムマシーンに乗って
世の中マジ辛ぇ。時間が辛さを忘れさせるなら、タイムマシーンに乗って未来行きてぇ。って感じの社会風刺ロックナンバー。いろいろあって精神的に追い込まれてる感が巧みに表現されてる。
10. 幸せのカテゴリー
決定的な原因はないけど、なんとなく価値観が違うから別れてしまった失恋を歌った曲。優しいながらもアンニュイなメロディが印象的。
離婚した前妻に送った歌と言われている。ホントだったらアーティストだなぁ。
DISCOVERY
1999年にリリースされた7thアルバム。
11. Simple
アコースティック・ギターがメインな曲。いろいろ回り道をしたけど、探し求めていた幸せは実はすぐ近くにあったんだ。ずっと一緒にいれたらいいな。という優しい恋愛ソング。
Q
2000年リリースの9thアルバム。(8thはライブアルバム「1/42」)アルバムタイトルの由来は9作目だから。ダジャレ。
12. CENTER OF UNIVERSE
ゆっくりしたテンポから急加速するギャップが特徴的な曲。いろいろあるけど全ては捉え方次第。自分が中心。世界はバラ色素晴らしい。といういい意味で自己中心的かつポジティブな歌。
13. ロードムービー
恋人と乗ったバイクから見える景色、今は悩まず先へ進もうという意思を歌った歌。イントロの爽やかなメロディが印象的です。
IT'S A WONDERFUL WORLD
2002年にリリースされた10thアルバム。全体的に前向きなアルバムだが、仮タイトルは「この醜くも美しい世界」だった。鈴木の助言で本タイトルに。鈴木ナイス。
14. one two three
ラストの「道」byアントニオ猪木が強烈すぎてネタ曲かと思ったけど、普通にいい曲だった。
ポップな曲調に、今はダメかもしれないけど精一杯もがいていこうぜ!って意思を歌ったナンバー。
15. 渇いたkiss
別れの空気を感じ取った男の人の心情を歌ったナンバー。優しげなメロディもさながら、歌詞がめっちゃ巧み。
16. Loveはじめました
打ち込みを多用したメロディと社会風刺の歌詞が、雑多な街のジャンクなイメージを彷彿とさせる曲。
このあとニュースで中田のインタビューがあるからそれ見てから考えるとしよう。
17. UFO
許されない恋(=不倫)をしている男性の心情を歌った1曲。UFOがなんのしがらみのない場所に連れ去ってくれないかな。という現実逃避が切ない。
18. いつでも微笑みを
嫌なことが多い世界だけど、せめて僕らは笑っていようよ。ってメッセージの歌。明るくポップな曲調の中にどこか暗く寂しげなものを感じさせる1曲。
シフクノオト
2004年にリリースされた11thアルバム。
アルバムタイトルには「至福の音」という意味や、ありのままを聴いて欲しいという意味で「私服の音」「至福ノート(譜面)」など複数の意味が込められている。オシャレ。
19. PADDLE
未来へ向けて船を漕ぎ出そうぜ!って歌。アコースティックギターの疾走感あるストロークが印象的。虎視眈眈感バツグンのAメロBメロ、サビの音程の上下が波乗りしてるようで楽しい。
20. 花言葉
ミスチルにしては珍しくサビから始まる、恋にワガママだった男の後悔を歌うナンバー。エレキギターの低音が印象に残る。
21. 天頂バス
今のままじゃ駄目だ!死ぬ気で目標まで全力疾走しろ!って歌。アンニュイな冒頭から透明感のあるAサビ、力強いBサビと「転調」が多い曲。ところどころ入る「へいらっしゃい!」は「店長」。悪ノリっぽい。
I ♥ YOU
2005年リリースの12thアルバム。
テーマは前作とは正反対で「死の匂い」「衝動」「情熱」など。当初のアルバムタイトルは『DOORS』だったが、暗いという理由で変更され『I ♥ U』になった。テーマが暗いんですがそれは。
22. 靴ひも
靴ひもを結ぶヒマもない!今すぐ君に会いに行きたい!という想いを歌った軽快なナンバー。アルバムテーマとは離れた前向きな曲。
23. CANDY
叶わぬ恋をほろ苦く甘酸っぱいキャンディーにたとえて歌うバラード。切なく美しいメロディー。
24. 跳べ
軽快なテンポに乗せて、ダメ人間が自分を奮い立たせる様を歌うナンバー。理由はわからんけどなんかやる気出た!って感じの勢いある歌詞が好き。
25. 潜水
脱力感のあるゆったりとしたメロディに乗せて楽天的で優しい歌詞を歌う曲。あぁ生きてるって感じ。
生きる喜びを歌い上げるような最後のサビが印象的。
HOME
2007年リリースの13thアルバム。「あえて言うまでもない、日常の言葉、言動、景色等を大切に」がテーマで、キャッチコピーは「僕がいる。ありがとう。」なんかいいですね。
26. Another Story
長年一緒に連れ添い、ふとしたことで離れてしまった彼女。昔の気持ちを思い出してバスに乗って迎えに行く男の人の想いを歌ったナンバー。
全アルバムの「靴ひも」からつながる曲。時が流れ、初々しい2人が歩み出す”もう1つの物語”ってとこでしょうか。
27. もっと
理不尽なこの世でもコメディに見えるまで楽しめるといいな、という強い想いを歌ったバラード。アメリカ同時多発テロ事件がきっかけで製作された曲。
28. やわらかい風
別れた恋人への気遣い、後悔を歌うバラード。一貫して優しいメロディーだが、ラストにほんの少しの危なっかしさを感じさせる1曲。
29. SUNRISE
聴くと背中を押してくれるような希望に溢れたナンバー。ピアノの旋律が心象的。
B−SIDE
2007年にリリースされた14thアルバム。アルバム未収録のカップリング曲集。
30. 旅人
12thシングル「マシンガンをぶっ放せ」のカップリング曲。世知辛い現代社会、愛を探す僕らは旅人。悩み過ぎず人生をまっとうしよう!という前向きな歌。
31. デルモ
13thシングル「Everything (It's you)」のカップリング曲。華やかなトップモデルの悩みを歌ったブルースナンバー。特徴的なメロディが頭に残ります。唐突に登場するおりも政夫。
SUPERMARKET FANTASY
2008年にリリースされた15thアルバム。
アルバムタイトル「スーパーマーケット」というのは消費文化の象徴。大量に消費されるからこそ起きる奇跡のようなものを信じて音楽をやっている。消費されることをポジティブに捉えたアルバム。と語られている。
32. 声
世界に溢れる声、そして歌。それは誰かのためになっている。という想いを歌ったナンバー。明るく希望に溢れるメロディーが印象的。
SENSE
2010年リリースの16thアルバム。収録曲にCDシングルで発売された楽曲が無い上に、プロモーションのためのメディア出演が全くなかった異色のアルバム。
33. ロックンロールは生きている
デジタルなイントロからアナログなメロディーへの転調が印象的。両者が混ざり合いながらまだまだロックンロールは死んでない!というメッセージを力強く歌うロックナンバー。
34. ロザリータ
過去の女性に対する未練を「ロザリータ」という代名詞を使って歌い上げるバラード。隠された意味がありそうな歌詞とメロディーの神秘性がマッチした1曲。
35. Prelude
ベースとドラムの音が特徴的なナンバー。曲名、今までのミスチルの有名曲を連想させる歌詞から、新しいスタートを予想させる1曲。
[(an imitation) blood orange]
2012年にリリースされた17thアルバム。
36. Marshmallow day
恋人への一途な想いを、ポップで明るいメロディーに乗せて歌うナンバー。
37. Happy Song
世の中色々あるけど楽しく行こう!という感じの歌。爽やかな朝のイメージ。
「吠えない犬、羽のない鳥、ちゃんと放送コード」はわざとなのか?
REFLECTION {Drip}
2015年リリースの18thアルバム。「すべてのMr.Childrenを聴いて欲しい」というバンドの意思により、23曲全てが収録された『{Naked}』と厳選された14曲が収録された『{Drip}』の2形態で発売された。完全版商法とか言わない。
38. 未完
僕らはまだ完成していない、これからも進化し続けていくんだ、という強い意思を歌ったナンバー。始まりと終わりのアコースティック・ギターと、サビのドラムが印象的。
39. FIGHT CLUB
ブラピ主演の名映画「ファイトクラブ」の内容を連想させる歌詞を疾走感のあるメロディに乗せ、一緒に現実を見て生きていこう!という力強いメッセージを歌う1曲。
40. 斜陽
夕暮れ、辛い現実を受け止めてもなお前に進む人たちの姿を文学的な歌詞に乗せて歌うナンバー。ロシア民謡を思わせるシリアスなメロディが郷愁の憂いを誘います。
41. Melody
世の中の素晴らしさを歌い上げる、後期のミスチルらしいポップな曲。
42. Starting Over
自分の虚栄心、恐怖心、自尊心などの負の部分をモンスターにたとえ、それとどう向き合うかを歌う壮絶なバラード。サビのドラムの音が頭に残る。
43. 忘れ得ぬ人
いなくなってしまった人を想う、非常に切ない王道のピアノバラード。
44. Fantasy
エレキギターのイントロが印象に残る1曲。残酷な世の中、何でもない日常にいても理想のファンタジーを思い浮かべて生きていこう。というメッセージを歌い上げるナンバー。
45. WALTZ
現代社会のレールに乗ろうとするも乗れない悲哀を歌う、ひたすらダークなナンバー。就活を思い出すトラウマ曲。
46. 進化論
全体を通してあまり強弱はないが、綺麗なピアノのメインメロディーが印象的な1曲。生命と世界という壮大なテーマを静かに力強く歌っている。
47. 幻聴
一仕事終えて一息ついたあと、また次に向けて動き出す姿を歌った曲。爽やかで疾走感あるメロディがいい感じ。
REFLECTION {Naked}
48. I Can Make It
いつか逆転を起こしたいができない。しんどい。世の中の人の苦悩を歌うスローテンポな曲。ラスト、自分に言い聞かせるように歌うI can make it が心に残ります。
49. 放たれる
人生の苦悩、美しさを透明感のあるメロディに乗せて歌うバラード。
50. 街の風景
3名の人物の日常・心情を優しく繊細に歌う曲。アコースティック・ギターのアルペジオが心地よい。幸せそうな1番、苦悩の2番、シリアスな3番の対比が巧み。
おわりに
初めて聞いた歌が多いのですが、ミスチルはマイナー曲にも名曲が多いですね!
個人的ミスチルマイナー曲ベスト5は、
- Simple
- 街の情景
- CANDY
- Another Story
- マシンガンをぶっ放せ
って感じです!あなたのお気に入りはどの曲ですか?