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クック船長の「エンデバー号」、米東海岸沖で発見か 米調査

AFP=時事 5月3日(火)10時55分配信

【AFP=時事】アメリカ独立戦争中に現在の米東海岸沖で沈没した、英国の探検家ジェームズ・クック(James Cook)船長が太平洋を航行したことで知られる帆船「エンデバー号(Endeavour)」の残骸の正確な位置を特定した可能性があると米国の調査チームがこのほど発表した。

 沈没船の位置を特定したと発表したのは、米ロードアイランド(Rhode Island)州の周辺海域について調査を行う「RIMAP」。米同州ニューポート港(Newport Harbor)の沖合で沈没船の場所を正確に特定したと述べた。同じ場所には他に5隻の艦船も沈んでいるという。

 エンデバー号は、大陸軍と英国軍による「ロードアイランドの戦い(Battle of Rhode Island)」が起きた1778年に沈没。独立戦争中は艦隊に加わったと考えられている。

 この船は、クック船長が太平洋を航海したことで最もよく知られているが、その後は、多くの人々の手にわたり、最終的には「ロード・サンドウィッチ号(Lord Sandwich)」という名で独立戦争に参加したとされる。

 クック船長は1768~1771年の航海で、太平洋南西部の地図の作成に貢献し、またオーストラリアに上陸した初めての欧州人となった。【翻訳編集】 AFPBB News

最終更新:5月3日(火)13時28分

AFP=時事

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