オバマ大統領の広島訪問、まだ検討中 米大統領報道官
2016年05月03日 09:21 発信地:ワシントンD.C./米国
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【5月3日 AFP】米ホワイトハウス(White House)は2日、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領が現職の米大統領として初めて広島を訪問する可能性について、現在も検討中であることを明らかにした。
記者会見したジョシュ・アーネスト(Josh Earnest)米大統領報道官は、物議を醸す恐れがある広島訪問について「鋭意検討中だ」と述べた。「大統領は、就任以降これまでに3~4回日本を訪れたが、訪日のたびにこの問題が取り上げられ、われわれはその都度検討してきた」
オバマ大統領は5月下旬に主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)出席のため訪日する。日本はこれまで各国の首脳に対し、原子爆弾がもたらす悲惨な結果を広島と長崎で自分の目で見て、一丸となって核兵器廃絶に取り組むよう呼び掛けてきた。
しかし、オバマ氏が現役の米大統領として被爆地を訪問すれば、反オバマ派や過去の米大統領による原爆投下命令を実行した米軍の一部から批判を招く可能性がある。(c)AFP
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