1日放送の「チカラウタ」(日本テレビ系)で、女優・田中美佐子がデビュー当時に受けた壮絶なイジメ体験を告白した。

この日は、田中とHey!Say!JUMP・薮宏太、お笑いコンビ・おかずクラブが出演し、人生のターニングポイントで聴いた名曲をそれぞれが発表した。

子どもの頃から女優に憧れていたという田中は、大学受験を機に上京。劇団のオーディションを何度も受けたところ、初めての映画でいきなり主役に抜擢される。不安も何も感じずに始まった撮影だったが、その後、怖い思いを何度もすることになったという。

田中によると、撮影現場で監督と打ち合わせの話をしていたとき、肩幅ほどもある大きな照明器具が上からドンッ、と落ちてきたというのだ。そのとき、上にいた人からは「あ、ごめんね」との謝罪があり、田中も「あ、落ちちゃったんだ」と単純に思ったそう。しかし、後にそれが嫌がらせだったことを知ったという。

撮影中のいじめは、照明のほかにもいろいろあった。田中は「NGも全部私のせいになって。台詞も全部飛ばされて」と、共演者からも嫌がらせ行為があったことを明かす。

田中はこれらの行為に何度も心が折れたという。「楽しいことは何一つなかった」と当時を思い起こし、「ずっとどうしたらいいんだろうって思いつつ、でも目指してるところはもっと上だからまだまだやんなきゃって。いつかきっと楽しいことが来るんじゃないかと」と、苦悩した日々を振り返った。

また、田中は40歳前後になると忙しすぎて体調を崩すようになり、休業することを決断する。その後、子どもが生まれたこともあり約5年間も女優業を休む。その後、知り合いのプロデューサーに声をかけてもらったことを機に芸能界復帰を果たしたという。

しかし、5年のブランクは長く、女優の感覚を失っていた田中は、仕事を続けるかどうかで悩んだそう。そんな時に、女優復帰のスイッチを“ガツン”と入れてくれたのが、米ミュージシャン、プリンスの「The Beautiful Ones」だった。

田中は昔からプリンスの曲が好きだったと語り、「プリンスを聴くと怖いものがなくなるの」と明かした。

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