「関係ないのはあんただろ」の声多数! 優勝目前・レスター岡崎慎司に「よその国」発言の張本勲氏が世間とズレすぎて悲惨
御意見番なのは認めるが、もう少し言葉を選んでもいいはずだ。
プロ野球評論家の張本勲氏が、1日の『サンデーモーニング』(TBS系)に出演した。歯に衣着せぬ言動がある意味人気の同氏だが、世間の反感を買うような発言を連発することでも有名。今回もその言いたい放題ぶりは健在だった。
今回、世間から「大バッシング」を食らっているのが、サッカー・イングランド・プレミアリーグで創設132年目の初優勝に王手をかけているレスターに関する話題。このチームには日本代表FWの岡崎慎司選手が所属しており、1日夜にも優勝が決まる可能性があるとして注目を集めている。
今やチームの前線に欠かせない存在として献身的なプレーを見せる岡崎選手。世界最高峰のリーグで日本人選手が活躍し、リーグ優勝に手をかけているというのだから素晴らしいことである。さらに、レスターが開幕前はそれほど注目されていなかったチームであることを考えれば、「世紀の番狂わせ」の立役者の一人ともいえる。
そんな状況の中で、『サンデーモーニング』内でこのニュースを扱うのも当然のこと。しかしここで、張本氏がこの状況に完全に“水を差す”発言をしてしまった。
張本氏はまるで関心がなさそうに「よその国のことでやっていること」と発言。さらに「100年だろうが300年だろうが関係ない」と続け、話題を変えてしまったのだ。
まあ、当然ながらネットは大炎上。「思ってても言うな」「あんたのほうが関係ない」「岡崎が所属してるんだから関係あるだろ」「老害」「今後はメジャーリーグにもコメントするな」と張本を猛批判する声が多数。中には「サッカー興味なければそう思うんじゃないか」としながらも「こんな奴をコメンテーターにするTBSが一番悪い」と、番組構成を非難する声もあった。
まあ、短絡的かつ過激な発言をするキャラクターであることは前々からわかっていたが、欧州サッカーに日本人が大きな足跡を残そうとする局面なのだから、ネガティブな発言をわざわざ出すこともないだろう。
そんな中、野球賭博問題で逮捕された巨人の元投手・笠原将生容疑者に関しては「一時の過ちであってほしい。人生は長いからね。役立つようなことをやってほしい」と優しい発言。野球の問題にはとことん甘い姿勢だ。何から何まで批判するならまだわかるが、キッチリ競技を選んでいるあたりなんとも浅ましく映る。
自身が3000本を超えるヒットを量産している野球界の重鎮なのは間違いない。現在の野球界に文句を言うこともまあ理解できよう。しかし、それが他競技の批判をしていいという形には絶対にならない。
以前、メジャーリーガーのダルビッシュ有が、「あのコーナーは何のためにあるのかな? けなすため? わからん」と、張本氏の判断で「喝」「あっぱれ」を出すコーナー自体に苦言を呈し、多くの賛同を得ている。
今の張本氏(以前からかもしれないが)は、世間的な思考から明らかにズレた感覚を持っているようだ。この人物が球界の“レジェンド”だというのだから、それは野球人気が落ちるのも当然かもしれない。