自動運転普及へ基準作りを グーグルなど5社 団体設立
アメリカのIT企業グーグルや大手自動車メーカーのフォードなど自動運転の開発を手がける5社は、自動運転の普及に向けた基準作りなどをアメリカ政府に働きかける団体を設立したと発表しました。
アメリカで26日設立されたこの団体に参加するのは、グーグルとフォードのほか、スウェーデンの自動車メーカーのボルボ、それに、アプリを使って配車サービスを手がけるアメリカのウーバーとリフトの合わせて5社です。
顧問に就任したアメリカ運輸省道路交通安全局のストリックランド前局長は声明の中で、「イノベーションのためにはアメリカ政府が明確な基準を作ることが最善の道で、われわれは解決策を見いだすため当局と協力する」と述べました。そのうえで、アメリカで去年、交通事故で死亡した3万3000人のうち94%は運転ミスによる事故が原因だったとするアメリカ運輸省の試算を引用し、自動運転が事故を減らすのに役立つと強調しています。
自動運転を巡っては、去年12月、カリフォルニア州が、運転手の存在が必要だとする規制案を発表した一方、アメリカ政府はことし2月、人工知能を運転手とみなすとする見解を示しています。
このため、業界団体としては、統一した基準を早期に作るようアメリカ政府に促すことで、各社が自動運転の開発を加速できる環境を整えたい考えです。
顧問に就任したアメリカ運輸省道路交通安全局のストリックランド前局長は声明の中で、「イノベーションのためにはアメリカ政府が明確な基準を作ることが最善の道で、われわれは解決策を見いだすため当局と協力する」と述べました。そのうえで、アメリカで去年、交通事故で死亡した3万3000人のうち94%は運転ミスによる事故が原因だったとするアメリカ運輸省の試算を引用し、自動運転が事故を減らすのに役立つと強調しています。
自動運転を巡っては、去年12月、カリフォルニア州が、運転手の存在が必要だとする規制案を発表した一方、アメリカ政府はことし2月、人工知能を運転手とみなすとする見解を示しています。
このため、業界団体としては、統一した基準を早期に作るようアメリカ政府に促すことで、各社が自動運転の開発を加速できる環境を整えたい考えです。