- Japan Edition
- ZDNet is available in the following editions:
- Austrailia
- Asia
- China
- France
- Germany
- United Kingdom
- USA
- Blog
- ホワイトペーパー
- 企業情報センター
- 話題の1本
- builder by ZDNet Japan
- CNET Japan
- TechRepublic Japan
Microsoftは米国時間4月22日、ブログへの投稿とChannel 9の動画で「Windows Subsystem for Linux」(WSL)の仕組みに関するさらなる詳細を明らかにした。WSLを用いて「Windows 10」上でBashシェルを動作させるというデモは、同社が3月30日から4月1日にかけて開催した開発者向けカンファレンス「Build 2016」の目玉となっていた。
Windows 10の内部にこっそりとLinuxカーネルが隠されているわけではない。Windows Kernelチームによって開発されたWSLが、Windows上でLinuxのバイナリを動作可能にするための土台を提供しているのだ。
同社の説明によると、WSLにはユーザーモードで動作するセッション管理マネージャと、Linuxカーネルをエミュレートするピコプロバイダドライバ、手を入れていないユーザーモードのLinux(Bashなど)をホストするピコプロセスが含まれているという。
同ブログには「ユーザーモードのLinuxバイナリとWindowsのカーネルコンポーネントの間で、この魔法が実現されている。手を入れていないLinuxバイナリをピコプロセス内に配置することで、われわれはLinuxのシステムコールをWindowsのカーネルに振り向けられるようにした。lxss.sysとlxcore.sysというドライバはLinuxのシステムコールをNT APIに翻訳し、Linuxカーネルをエミュレートすることになる」と記されている。
ピコプロセスのコンポーネントと聞くと、Microsoft ResearchのOS技術である「Drawbridge」を思い浮かべる人がいるかもしれない。なお、Drawbridgeの開発チームには、Microsoftのマイクロカーネル型OS「Singularity」を手がけていた人々が数多くいる。
Channel 9のアーキテクチャ概説動画とブログ記事のいずれでも、このWindowsカーネルにはDrawbridgeのピコプロセスとピコドライバというコンセプトが息づいていると述べられている。「WSLの土台」を実現しているのは、このピコプロセスとピコドライバなのだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
多くの企業においてITに求められる役割が、「守り」のコスト削減から「攻め」のビジネス貢献へとシフトしつつある。その中でIBMが提唱する新たなビジョンEnterprise Hybrid ITとは?
ユーザー部門が複雑なデータ加工・準備を1クリックで実行。IT部門がデータガバナンスを提供。分析結果は全社で見える化。BIソリューションの理想が、ここにあります。
2016年1月に始まる社会保障と税の共通番号(マイナンバー)制度への対応状況について、あてはまるものを選んでください。
ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。