ショボショボする疲れ目はツボ押しで回復する!眼精疲労の症状別の治し方まとめ
突然ですが、あなたは目がショボショボしたり、肩こりに悩まされていませんか?
もし、そんな症状が続いているとしたら、それは「眼精疲労」かもしれません・・・!
こんにちは!
ユリカモメ病院の新人ナース、山下リコです。
あなたは毎日何時間くらい、パソコンやスマホなどの電子機器を使っていますか?
デスクワークをしている人なら、1日8時間くらいはパソコンを利用しますよね。
デスクワークをしていなくても「暇があればずっとスマホをいじっている・・・」なんて方も多いのではないでしょうか。
スマホやパソコンなどの電子機器は、私たちの日常生活に不可欠なアイテムになりました。
ですが、その一方で、そういった目に負担のかかる機器を使い続けたことで、眼精疲労の症状を訴える人が増えているんです。
眼精疲労とは、目の力(眼精)が落ちることで、目の痛みや充血、かすみなどの症状が出てしまい、休息をとってもその症状が回復しない状態のこと。
ただ、実はこの眼精疲労、目の不快な症状だけを指すのではありません。
というのも、眼精疲労が起きる際には、頭痛や肩こり、吐き気といった、全身に至る不快な症状も起きているからです・・・!
なぜ、眼精疲労になると全身にも不調が起こるのでしょうか?
それには、眼精疲労の原因となる「毛様体筋(もうようたいきん)」の緊張が関係しています。
毛様体筋とは、私たちの目の中にあり、目に映るモノとの“ピント合わせ”を助けている筋肉のことです。
この毛様体筋は自律神経によってコントロールされているため、毛様体筋に負担がかかっている眼精疲労の状態というのは、自律神経のバランスが崩れている状態なんです。
だから、眼精疲労になるのと同時に、全身にも不調が起こるんですね。
では、その毛様体筋への負担を減らすにはどうすればよいのでしょうか?
それには3つの方法がありました!
・・・というわけで、今回は、スマホやパソコンを使う人にとっては他人事ではない眼精疲労の怖さと、その治し方について取り上げます。
もし、今、あなたの目が問題なくても、スマホやパソコンを使い続けているかぎり、眼精疲労になる危険からは逃れることができません。
だから、ぜひ、今回紹介するノウハウを憶えておいてくださいね。
それではまいりますっ!
眼精疲労になってしまう5つの原因を知っておこう
では、さっそく眼精疲労の原因を説明していきます。
その原因は、以下の5つです。
- スマホやパソコンを長時間使用していることで、毛様体筋が緊張している
- 視力が低下していることで、ピントを合わせようと毛様体筋が緊張している
- 目の病気によって毛様体筋が緊張している
- ストレスによって、毛様体筋を含めた全身が緊張している
- 空気の乾燥や化学物質などで目に負担がかかっている
それぞれの原因について詳しく説明していきますね。
【眼精疲労の原因】
1.スマホやパソコンを長時間使用していることで、毛様体筋が緊張している
スマホやパソコンなどの電子機器を長時間使用していると眼精疲労の症状が出やすいです。
なぜかというと、スマホやパソコンが「毛様体筋(もうようたいきん)」という目の筋肉に負担をかけるからです。
毛様体筋って、なんだか難しそうな言葉ですが、眼精疲労を語る上では、この毛様体筋についてしっかり知っておく必要があります。
毛様体筋とは、私たちの目の中にある筋肉のことです。
毛様体筋は「水晶体(すいしょうたい)」と連携して、私たちの目に映るモノとの“ピント合わせ”をしています。
水晶体とは、目に映るモノとの“ピント”を調整するカメラのレンズのような働きをする器官のことです。
自身の厚みを変化することで、光を取り入れる量を調整し、距離に応じた“ピント合わせ”をします。
たとえば、あなたが近くを見るときは、水晶体は厚くなります。
逆に、遠くを見るときは、水晶体が薄くなります。
で、この厚みのコントロールをしているのが、毛様体筋なんです。
水晶体を厚くする際は、毛様体筋が頑張ろうとして緊張します。
逆に水晶体を薄くする際は、頑張るとダメなので、毛様体筋はリラックスしてゆるみます。
つまり、近くにあるモノを見る際には、水晶体が厚くなるため、毛様体筋が緊張してしまうんです。
だから、スマホやパソコンのような、すぐそばで画面を見続けるようなモノを使うと、毛様体筋がとても緊張してしまうんですね。
余談ですが、「遠くの景色を見ると目によい」と聞いたことがありませんか?
これは、遠くのモノを見ているときは、毛様体筋がリラックスしてゆるんだ状態だからなんです。
しかも、スマホやパソコンは「ブルーライト」を発しています。
ブルーライトとは、私たちが目で認識できる光の中で最も強いエネルギーを持つ青色の光のことです。
このブルーライトは液晶画面を使用している製品に広く使われているため、スマホやパソコンだけでなく、テレビやゲーム機などもブルーライトを発しています。
実はこのブルーライトが目によくないのです。
なぜブルーライトが目によくないかというと、ブルーライトには光が散乱しやすい性質があるからです。
光が分散すると、私たちはまぶしさやチラつきを感じます。
すると、目はなんとかピントを合わようとするため、毛様体筋が緊張した状態が続いてしまうんです・・・!
ですから、眼精疲労を防ぐためには電子機器の長時間の使用を避けつつ、ブルーライトを防ぐようにしましょう。
ブルーライトを防ぐ方法については、後ほど詳しくお伝えしますね。
このような電子機器が原因の眼精疲労は、「VDT症候群」と言われたりもします。
(VDTとは、スマホやパソコンなどのディスプレイを指す英語である「Visual Display Terminals」の頭文字から名付けられました)
このVDT症候群になってしまうと、眼精疲労だけでなく「ドライアイ」の症状も併発しやすいんです・・・!
ドライアイとは、目が乾燥することが原因で、目の疲れや痛みを感じる症状のことです。
電子機器を使用しているとディスプレイを凝視するため、無意識にまばたきの回数が減ってしまい、目が乾燥しやすくなってしまいます。
私たちは通常時には1分間で15~20回のまばたきをしていますが、電子機器を使用していると、まばたきの回数が1分間に5~6回と、1/3に減少してしまうんです・・・!
まばたきの回数が減ってしまうと、目の水分量が減ってしまいます。
すると、まつ毛や空気中のゴミが目に入ったときに目の表面が傷つきやすくなり、それが目の痛みにつながってしまうんですね・・・!
ドライアイについては、以下の記事で詳しく紹介していますので、興味がある方はチェックしてみてください。
【眼精疲労の原因】
2.視力が低下していることで、ピントを合わせようと毛様体筋が緊張している
視力の低下が眼精疲労の原因になることがあります。
なぜかというと、視力が低下してしまうと視界がぼやけ、ピントを合わせようと毛様体筋(もうようたいきん)が緊張するからです。
しかし、視力が低下しているので、毛様体筋が頑張ってもピントが合うことはありません。
そのため、毛様体筋はずっと緊張し続けることになります・・・。
そして、その負担が目の疲れとなり眼精疲労となってしまうんです。
視力が低下した時の症状は、大きく下記4つに分類することができます。
- 1.近視
- 目のピントが合わせられなくなり、遠くのものがぼやけて見える状態のことです。
- 2.遠視
- 目のピントが合わせられなくなり、近くを見るときにぼやけて見える状態のことです。
- 3.乱視
- 角膜(かくまく)や水晶体がゆがんでしまうことで、目のピントが合わせられない状態のことです。
- 4.老眼
- 加齢が原因で毛様体筋が衰えたり、水晶体がうまく機能しなくなったりして、目のピントが合わせられない状態のことです。
この中でも、とくに注意が必要なのは、「近視」と「老眼」です。
なぜなら、日本人の2~3人に1人が近視、2人に1人が老眼なので、あなたが近視や老眼になる可能性が高いからです。
もし、あなたが視力の低下を感じたときは、すぐに医師に相談するか、しっかりと視力検査をしてくれる眼鏡屋さんに行きましょう。
そして、症状に合ったメガネやコンタクトを処方してもらうようにしてください。
もし、視力が低下しているのに、度数の合わないメガネやコンタクトを使用していると、ピントが合わない状態が続きます。
すると、毛様体筋が緊張し、眼精疲労が悪化してしまうので、自己判断でメガネやコンタクトを選ぶのは避けましょう。
【眼精疲労の原因】
3.目の病気によって毛様体筋が緊張している
目の病気が原因で、眼精疲労の症状が出ることがあります。
その病気とは以下の6つです。
- 1.ドライアイ
- 目が乾燥してしまうことで、目の表面が傷つきやすい状態のことです。
- 2.緑内障(りょくないしょう)
- 眼圧(目の圧力)が上がることによって目の神経が傷つき、視野が徐々に狭くなる病気です。
- 3.白内障(はくないしょう)
- 目のレンズである水晶体がにごり、視力が低下したりまぶしさを感じたりする病気です。
白内障手術の後遺症で、眼精疲労が引き起こされることもあります。 - 4.斜視(しゃし)
- 物を見るときに両目が連動して動き、寄り目になってしまう状態のことです。
- 5.斜位(しゃい)
- 暗いところや目を閉じたときに焦点が合わず、左右の目が別々の方向を向いてしまう状態のことです。
- 6.眼瞼下垂(がんけんかすい)
- まぶたが垂れてしまい、目が開きにくい状態のことです。
目の病気にかかると、目にさまざまな異常があらわれて視界が悪くなります。
すると、なんとかピントを合わせようとして毛様体筋が緊張した状態が続いてしまいます。
そのため、眼精疲労が起こりやすくなってしまうんです。
目の病気が原因で眼精疲労が起きている場合は、目の症状が改善されないと眼精疲労の症状も緩和しません。
目に異変を感じたときはすぐに医師に相談しましょう。
【眼精疲労の原因】
4.ストレスによって、毛様体筋を含めた全身が緊張している
“ストレスは万病のもと”といわれるように、ストレスが原因で眼精疲労が起こることがあります。
というのも、ストレスが重なると「自律神経」のバランスが崩れてしまうからです。
自律神経は私たちの身体をコントロールしているので、自律神経のバランスが崩れてしまうと、さまざまな身体の不調が起こります。
そして、その影響は目の症状としても現れます。
たとえば、目を潤す涙の量が減ってしまうことでドライアイになりやすくなったり、毛様体筋がうまく動かなくなってしまったりします。
ストレスが強くなってくると眼精疲労だけでなく、「高血圧」、「血行不良」、「胃潰瘍(いかいよう)」など、さまざまな不調に悩まされます。
このように、ストレスによる眼精疲労を放置していると様々な悪影響が出てきます。
ですから、ストレスを感じたときは、ストレスをため込まずに発散するように心がけましょう。
【眼精疲労の原因】
5.空気の乾燥や化学物質などで目に負担がかかっている
眼精疲労の原因が“空気の乾燥や化学物質”だと聞いても、なんだかピンときませんよね。
そこで具体的な例を説明していきますね。
- 1.空気の乾燥
- 空気が乾燥していると、目を潤している涙が蒸発しやすくなるため、ドライアイになってしまいます。
ドライアイになると目の表面を守ってくれている涙が少なくなり、その結果、目の表面が傷つきやすくなり、眼精疲労を併発しやすくなります。
空気の乾燥を防ぐためには、冷房や暖房などの空調を使う際に加湿器を併用することがオススメです。 - 2.シックハウス症候群
- シックハウス症候群とは、家を建てる際に使われるガスやシンナーなどの化学物質が原因で、体調不良が起こってしまう症状のことを指します。
シックハウス症候群になると、吐き気や頭痛のほか、目がチカチカするなどの眼精疲労の症状がでてきます。
また、家の建材以外にも、家具や消臭剤や防虫剤などの身の回りにある生活用品が化学物質の発生源になることがあります。
そのため、家を建てたり家具を新しく購入したりするときは、その材質を確認して、化学物質を含まない材料を選ぶようにしましょう。
このように、環境が原因の眼精疲労に関しては、あなたの行動次第で改善することができます。
正しい知識を知って、しっかりと予防しましょう。
ここまで、眼精疲労の原因について紹介してきました。
原因に心当たりがある人は、「もしかして自分は眼精疲労かも・・・」と不安になりますよね。
そこで、続けて、あなたが本当に眼精疲労かどうかを確認するために、眼精疲労の症状を詳しく説明していきます。
自分が眼精疲労かどうか不安になっている方は、自分の症状が以下の症状に当てはまるかどうか確認してくださいね。
眼精疲労は、目だけでなく身体にも不調が現れる
眼精疲労とは、目の痛みや充血などの目の不調を感じ、さらに頭痛や肩こりなどの身体の不調を感じている状態を指します。
一時的な目の疲れは誰でも感じることがありますが、睡眠や休息をとっても症状が改善しない場合は眼精疲労だと考えてください。
では、なぜ眼精疲労は目だけでなく身体にも不調が現れるのでしょうか。
それは、毛様体筋が自律神経によって支配されているからなんです。
そのため、毛様体筋に負担がかかると自律神経のバランスが崩れてしまい、自律神経が身体の動きをコントロールできなくなってしまいます。
すると、目だけでなく身体にも不調が現れてしまうんです・・・!
では、具体的にどんな不調が現れるのかを説明していきますね。
眼精疲労による目の不調
眼精疲労には、以下のような目の不調が現れます。
これらの症状は、毛様体筋に負担がかかっていたり、目が防衛反応をおこしていたりするために起きる症状です。
- 目がショボショボする
- 目の奥が痛い
- 白目の充血
- 目がチカチカする(まぶしく感じる)
- 目のかすみ
- まぶたがピクピクとけいれんする
眼精疲労による全身の不調
また、眼精疲労では以下のような全身の不調があらわれます。
- 肩こり
- 頭痛
- 全身の倦怠感
- 食欲不振
- 眠れない
このように目の症状だけでなく身体にも不調が現れるのが眼精疲労の特徴です。
もし、目の症状を自覚していなくても、ずっと悩まされていた肩こりが実は眼精疲労による症状だった、なんてこともありえます。
そのため、上記で説明した全身の不調に心当たりがあって、普段から目を酷使している場合は眼精疲労を疑ってみた方がいいでしょう。
判断に迷う場合は、医師に相談してみてくださいね。
では、眼精疲労はどのように解消したらいいのでしょうか。
次からは、手軽にできる眼精疲労の解消法について説明します。
眼精疲労の解消法について
今までお話ししてきた通り、眼精疲労は目の筋肉である毛様体筋に負担がかかることによって起こります。
ですから、眼精疲労の解消法として有効なのは、目のまわりの血行を良くして目の筋肉をほぐすことです。
では、さっそく眼精疲労の対処法を紹介していきます。
- ツボ押し
- まばたき体操
- 蒸しタオルで目元を温める
おうちのリラックスタイムに取り入れるものや、職場などで気軽にできるものなど様々なやり方を紹介します。
目の疲れを感じたときに、気軽に試してみてくださいね♪
【眼精疲労の解消法】
1.ツボ押し
眼精疲労には目の周りのツボ押しが効果的です。
目の周りのツボを刺激することで目の血行がよくなり、目の周りの筋肉をほぐすことができるからです。
また、ツボ押しは道具が必要ありませんし時間もかからないので、仕事中でも気軽に試すことできます。
ツボを押す際は、気持ちよく感じるほどの強さで5秒ずつ3回刺激してください。
目の周りの皮膚はとてもデリケートなので、強く押しすぎたり、こすったりしないように気をつけてくださいね。
1.晴明(せいめい)
目の疲れに一番効果的なツボ
「晴明(せいめい)」は、目頭の脇にあります。
晴明を知らなくても、目が疲れた時にこのツボを指でつまんだことはありませんか?
私たちは、目が疲れると無意識に晴明を押していたんですね。
晴明は目の疲れに一番効くツボだといわれているので、目の不調を感じたときは、真っ先に晴明を押してみましょう。
2.四白(しはく)
目の充血や痛みを改善し、まぶたのけいれんを抑えるツボ
「四白(しはく)」は、黒目の真下から指一本分ほど下にある小さなくぼみの部分です。
目の下を指で触ると骨があるのを確認できると思いますが、そのときに触っている場所が四白です。
3.攅竹(さんちく)
目のかすみや視界のぼやけを改善するツボ
「攅竹(さんちく)」は、眉頭にあるツボです。
眉頭を指で触ったときに、少しへこんでいるところが攅竹です。
4.太陽(たいよう)
眼精疲労による頭痛、めまい、目のかすみに効果的なツボ
「太陽(たいよう)」は、こめかみにあるツボです。
こめかみのあたりに指をおいた状態で歯を動かしたときに動いているのが太陽です。
これらのツボについては、下記サイトの情報を参考にさせていただきました。
ツボ押しは気軽にできますので、毎日の習慣にしてみてくださいね。
続いては、まばたき体操を紹介します。
【眼精疲労の解消法】
2.まばたき体操
このまばたき体操は、目の筋肉を動かし、凝りかたまった目の筋肉をほぐすことができます。
また、まばたき体操はドライアイにも効果があります。
なぜなら、まばたき体操は強制的にまばたきに回数を増やすので、涙で目を潤すことができるからです。
さらに、まばたき体操は目を開いたり閉じたりするだけなので、仕事中でも気軽に試すことができます。
仕事中に目の疲れを感じたら、職場の同僚にも教えてあげて一緒にやってみてくださいね。
手順を下記にまとめましたので、目の疲れを感じたときにぜひやってみてください!
- 目をギューっとかたく閉じる
- その後、目をパッと開く
- 1・2の動作を20回連続でおこなう
【眼精疲労の解消法】
3.蒸しタオルで目元を温める
蒸しタオルで目元を温める方法も、眼精疲労に効果的です。
目元を温めると毛様体筋などの目の筋肉のコリをほぐしてくれるため、眼精疲労の症状が和らぐからです。
蒸しタオルの温かい刺激はリラックス効果もあります。
以下に手順をまとめましたので、ぜひ試してみてくださいね。
- フェイスタオルを水でしっかりと濡らし、少しゆるめに絞る
- 電子レンジで30秒~1分ほど温める
- 目の上に置いても熱くない程度の温度に冷ます(人肌より少し熱いくらいが目安です)
- 目を閉じて蒸しタオルを目の上に置いて10分間休みます
蒸しタオルをするときの体勢については特に決まりはありませんが、身体を横にした状態で試すとリラックス効果が高まります。
蒸しタオルを用意するのが手間に感じる場合は、市販の「温まるアイマスク」を使ってみるのもオススメです。
目の疲れを感じたら、この3つの解消法を試してみてくださいね。
もし、解消法を試しても眼精疲労が続く場合は、早めに医師に相談しましょう。
これまで眼精疲労の解消法を説明してきましたが、一番いいのは眼精疲労が起きないように予防しておくことですよね。
というわけで、最後に眼精疲労の予防法についても説明します!
眼精疲労の予防法
眼精疲労は、日常生活を少し改善すれば予防できます。
ぜひ、以下の予防法を取り入れてみてくださいね。
- ブルーライトをカットする!
- 度数が合ったメガネやコンタクトを使用する!
- こまめに目を休ませる!
- ストレスを発散する!
- 目の疲れを和らげる食材を積極的に食べる!
ひとつずつ説明していきますね。
【眼精疲労の予防法】
1.ブルーライトをカットする!
眼精疲労の予防のひとつめは、眼精疲労の原因であるブルーライトをカットすることです。
下記の3つの方法を試して、ブルーライトをカットしてくださいね。
1.電子機器を使うときは、斜めに傾ける
ブルーライトの光は直進する性質があるため、私たちは真正面からディスプレイを見たときに一番強く光を強く感じます。
そのため、電子機器を使うときは、ディスプレイを斜めに傾けて光を分散させましょう。
また、目とディスプレイの間は40センチ以上空けるようにしてください。
ちょっとした工夫で、目の負担を大きく減らすことができるので試してみてくださいね。
2.電子機器の明るさを抑える
ブルーライトは電子機器の画面が明るければ明るいほど強くなります。
ですからスマホやパソコンは、使ってみて不便ではない程度の明るさに調整しましょう。
たとえば、iPhoneにはブルーライトを軽減する「Night Shift(ナイトシフト)」という機能があります。
Night Shiftはブルーライトをカットする機能で、画面を目に優しい明るさに切り替えてくれます。
設定の仕方はとても簡単です。
まずiPhoneの待ち受け画面下部を上にスワイプします。
すると下記のような表示が出てきます。
太陽のような形をしたアイコンをタップすると、Night Shiftの機能がONになります。
iPhoneをお持ちの方はぜひ試してみてくださいね。
(Night Shiftは、iOS 9.3以降の機能となりますのでご注意ください)
Night Shiftの詳しい情報については、下記記事に記載されていますので興味のある方はチェックしてみてくださいね。
男子ハック|【iOS 9.3】ブルーライト軽減「Night Shift」の使い方・設定方法
3.ブルーライトをカットするPCメガネや液晶フィルムを使う
そのほかのブルーライトをカットする方法としては、PCメガネや液晶フィルムを使用するという選択肢があります。
PCメガネは、スマホやパソコンを日常的によく使う方なら、ひとつ持っておくと安心です。
PCメガネには度が入ったタイプと度が入っていないタイプがありますので、視力に合ったものを選んでくださいね。
参考までに、PCメガネの価格帯は、度なしで1500円~8000円、度が入ったタイプで7900円~10000円くらいです。
また、ブルーライトをカットする液晶フィルムは、スマホやパソコンなどの液晶画面に貼るとブルーライトをカットできるアイテムです。
メガネをかけるのが好きではない方は、ブルーライトをカットする液晶フィルムを使用してみてくださいね。
【眼精疲労の予防法】
2.度が合っているメガネやコンタクトを使用する!
先ほどお話しした通り、視力の低下や、度が合っていないメガネやコンタクトは眼精疲労の原因になります。
そのため、メガネやコンタクトは検査をしっかりとした上で、自分に合ったものを選びましょう。
ただ、ちゃんと検査をして自分に合ったメガネやコンタクトを使用しても、あなたの視力が変化する可能性があります。
去年までは度が合っていたメガネやコンタクトが、今年は目に合わなくなってしまったということも十分ありえます。
そのため、1年に1度は視力を検査し、使用しているメガネやコンタクトがあなたに合っているか確認してくださいね。
また、あなたが近視の場合は注意が必要です。
なぜなら、近視用のメガネやコンタクトは遠くのものがはっきりと見えるように作られています。
そのため、近視用のメガネやコンタクトでパソコンやスマホなどを見るとピントが合わせにくいんです。
すると、毛様体筋に負担がかかり、眼精疲労の原因になってしまいます。
ですから、デスクワークをする機会が多い方は、仕事中は両目で1.0になるくらいの少し弱めの矯正力のメガネやコンタクトを使用することをオススメします。
ただ、運転をするときなどは遠くの景色を見るため、きちんと矯正されたメガネやコンタクトを使用したほうが目に負担がかかりません。
このように、用途に応じて適したメガネやコンタクトを使い分けることが眼精疲労の予防になります。
【眼精疲労の予防法】
3.こまめに目を休ませる!
眼精疲労を予防するには目に疲れをためないことが重要です。
とくに、スマホやパソコン、テレビなどの電子機器を長時間見ている時はこまめに目を休ませましょう。
理想としては、1時間ごとに10分程度休憩しましょう。
また、遠くを見ているときは毛様体筋に負担がかかりません。
ですから、目を休めるには窓の外の景色を眺めるなど、距離が遠いものを見るようにしてくださいね。
【眼精疲労の予防法】
4.ストレスを発散する!
ストレスは、眼精疲労の原因のひとつでしたよね。
ですから、ストレスをためないように発散することも眼精疲労の予防につながります。
たとえば、趣味を楽しんだり、スポーツをしたりするなど、こまめにストレスを発散しましょう!
また、変わったストレス解消法としては、「涙活(るいかつ)」と呼ばれる、涙を流すことでストレスを解消する方法もあるんですよ。
ストレス解消法については、下記記事で詳しく書いていますので、興味のある方は読んでみてくださいね。
【眼精疲労の予防法】
5.目の疲れを和らげる食材を積極的に食べる!
目の疲れを和らげてくれる食材を食べることは、眼精疲労の予防につながります!
眼精疲労に効果的な栄養素を以下にまとめましたので、食生活に取り入れてみてくださいね。
- ・ビタミンA
- ビタミンAには、ドライアイの症状を軽くする作用があります。
ビタミンAが豊富な食べ物は、レバー、うなぎ、穴子、卵黄、にんじん、かぼちゃ、トマトなどです。 - ・ビタミンB1
- ビタミンB1には、目の疲れに効果的で、目の働きを促して視力の低下を防ぎます。
ビタミンB1が豊富な食べ物は、豚肉、レバー、豆類、うなぎなどです。 - ・ビタミンB2
- ビタミンB2には、目の調整能力を高める効果があります。(ピントや光の量など)
ビタミンB2が豊富な食べ物は、納豆、牛乳、卵、うなぎ、レバーなどです。 - ・ルテイン
- ルテインは私たちの目の中に多く存在する成分で、有害な光から目を守ったり、目の老化を抑えたりする作用があります。
ルテインが豊富な食べ物は、ほうれん草、ケール、ブロッコリー、キャベツ、レタスなどです。 - ・アスタキサンチン
- アスタキサンチンには、疲れ目を予防したり、紫外線からのダメージから身を守ったりする効果があります。
アスタキサンチンが豊富な食べ物は、いくら、エビ、鮭、カニなどです。
意外と身近な食材が多いので、積極的に食生活に取り入れてみてくださいね。
いかがでしたか?
パソコンやスマホは私たちの生活になくてはならない必需品ですが、使用方法に気をつけないと眼精疲労になってしまう可能性があります。
大事なのは、しっかり予防をして目の負担を減らし、少しでも目の疲れを感じたら早めに解消してあげることです。
今回紹介した解消法や予防法をぜひ試してみてくださいね。
・・・男性疲労・・・か。
!!?
ちょ、ちょっと、師長!
大丈夫ですか!?
今、男性疲労って・・・。
・・・な、何言ってるの、リコちゃん!
いくら、私が男を見る目がないからって、そんなことつぶやくわけないじゃないっ!
オホホホホ・・・。
(し、師長・・・。
一体何があったんですか・・・?)
※このサイトで紹介している各種ノウハウの効果には、個人差があります。
あくまでみなさんの判断と責任のもとで参考にしてください。
体調が悪いときや身体に異変を感じているときには、自己判断せず、必ず医療機関を受診してくださいね。