パパ・ウェンバ氏(コンゴ歌手)が24日、コートジボワールのアビジャンで音楽祭に出演中、ステージ上で倒れた後に死去、66歳。音楽祭主催者がウェブサイト上で明らかにした。

 当時のベルギー領コンゴに生まれる。母親の影響で宗教合唱団で歌い始め、60年代末に本格デビュー。「コンゴルンバの王」と呼ばれ、アフリカや欧州を中心に、日本でも人気を博した。

 米英ポップ音楽の影響を強く受け、当初は「ジュール・プレスリー」と名乗った。86年フランスに移住。88年、アフリカと西洋の音楽を融合したアルバムが成功し、広く名が知れ渡った。(AFP時事)